北極百貨店のコンシェルジュさんのレビュー・感想・評価
全128件中、41~60件目を表示
映画館で幻想的な体験ができた!!
慌てん坊で頑張り屋の主人公が可愛いです。また、動きが多いアニメーションで単調にならず、エピソード間の継ぎ目等を感じない流れるような進行にProduction I.Gのプロの仕事を感じました。私は香水のシーンで泣きました。お客様のみならず、自分が関わった人々の夢の実現を後押しできたら、どんなに素晴らしい事でしょうか。自分のやってきた接客だけではなく、人生も何か雑だったなあと思いながら観てしまいました。明るく賑やかな百貨店の場景も相俟って、映画がまるで幻想空間となり、その中で人生でを見返すという貴重な体験をしました。また、そもそも北極百貨店とは何なのか、に少しだけ触れられているのも、謎めいていて良かったです。エンドロール後にチンベルが鳴るのも、給仕長の説明を呼び起こしてくれて上手かったです。
ほんわかします
東京国際映画祭に出品してたので気になっていた映画。
最近ほんわかアニメは物足りないものが多かったけど、これは下手にストーリー展開で奇をてらわず、淡々と進行しながら絵柄と色合いとキャラクターだけで魅せていたので70分楽しく見れました。ゾウのウーリーさんの最後のセリフ、重みがあってうるるときた!
やや今時ではないお客様至上主義、VIPならぬVIA(animal) 偏重など、逆の人権問題になりそうなところを相手が絶滅種の動物にしているから、見ているこちらもすみません、土下座でも何でもしますという気分になってしまう。このあたり設定がすごくよく練られてるんだなと思った。
原作立ち読みだけ見たけど、割と忠実な感じ。でもそこに色がつき動きがつき音がついてとても素敵な世界観ができていた。またやっていたらまたふと見てしまいそう。
胸熱
究極の想いやり。動物たちの我が道を行く姿が楽しすぎる!夢の百貨店を更に彩る個性の化学反応。画面いっぱいの幸せな世界観。そこでおもてなしする人間。込められた想いに心震える。70分でびっくりするぐらい福袋的満足感。百貨店でしか味わえない喜びもたっぷり。
屋上遊園地も絶滅寸前
70分!という上映時間に惹かれてTOHOシネマズ日比谷の遅めのレイトショーで鑑賞したほんわかアニメ。シンプルな線で描かれる原作・西村ツチカの絵がとてもよくて、ギトギトしてない画面のおかげもあって、少しアルコールが入った状態でも集中力が途切れずに済んだ(まったく個人的事情)。
中盤で明かされる、絶滅した動物がお客で人間のコンシェルジュたちが手厚く接客するのはなんでか?という謎設定は、人間社会と野生動物たちとの関係を皮肉っていてなるほどと思った。ラストの広大な森にぽつーんはいろいろ解釈をつけられそうだけど、こんな神接客の百貨店そのものが今や絶滅危惧種ということか。百貨店で買い物をしなくなった自分が言うのもなんだけど…。
百貨店が憧れの場所だった
今風でない絵と色と動きはとても好きだったです。
お話しは期待してたほど盛り上がることはありませんでした。
百貨店が憧れの場所だった世代には刺さるのかな。
今や地方では百貨店なんてなくなったし、若い人たちは行ったことさえない人の方が多いんじゃないかな。どうなんだろう。
サービス業の醍醐味
以前サービス業をしていた者としては、お客様の笑顔、ありがとうのお言葉が何よりありがたかった。
そんな中、どぎついクレーマーもおられましたが・・
同僚の助け合いに昔を思い出しました。
ほとんどの出演者が人間以外という設定もアニメならではで、柔らかく物語もしっかりしていて、忘れかけていた人間味いや動物味があってよかった。
最近忘れかけていた気持ちを思い出させてくれる作品でした。
ただ、70分と短いのに同じ鑑賞料は少し納得できない部分もありましたが・・
エピソードをもう少し増やして時間を延ばしてくれてもよかったのにと思ってしまう。
大人も子供も楽しめる映画でした。
素敵且つ名言が満載❕
やっぱりこういう事は、実写では到底(トウテイ)言い表す事自体が難しく&説得力に欠けて多分聞こうとしない。
人間達の誰もが心の何処(ドコ)かに<接客業をしてる様な人とかに尚更(ナオサラ)>(実は解(ワカ)っていて?
思っていても恥ずかしいのか?中々口には出せずに>閉じ込んじゃっている?
耳を全く傾(カタム)けようともしない事を、まさにコレこそがアニメーションの出番だぞ!と言わんばかりのナイスタイミング的の指摘のオンパレードの様に感ぜらえた!
私が勝手に思った事だが大分,色んな所でも,作品中でも,世間一般の中でもかなり耳にする様に見受けられるが、今や「お客様は神様!」と言うのは古い!何て耳にする機会が増えたように思われる。がしかし、人間として彼処(アソコ)まで1人のお客様に対して,アレだけ付きっ切り状態で入れる訳ない!なんて事を言おうモノなら、非現実的なアニメーションと言う事も何も解っていないという事になると思う。
※1つの百貨店の夢あるアニメの面白さである世界観が最高なシナリオの様に思えたのは、この作品の本当の主旨では無いのかな?なんて処。
真心のこもったやさしい物語
動物のお客様を迎える北極百貨店の新人コンシェルジュ秋乃は未熟ゆえにお客様の前で失敗ばかり。フロアマネージャーにも厳しい目を向けられる。そんな折ワライフクロウの夫婦の接客中にある事に気づき――
来店する動物たちはそれぞれに様々な事情を抱え、コンシェルジュである秋乃は誠心誠意お客様の希望に沿おうと奮闘しますが、どれも一筋縄ではいかない難題ばかり。
それでも決してあきらめずにお客様の為に駆け回る秋乃の姿には胸が熱くなります。
見終えた時にやさしく温かな気持ちに包まれる良い映画でした♪
素敵な70分
百貨店のコンシェルジュという仕事をベースに百貨店を訪れる動物のお客さんとの沢山のエピソードと主人公の成長が描かれていて鑑賞前は70分って映画として少し短いと感じながらも鑑賞後の満足度はとても高かったです!老若男女問わず観やすい作品だと思います。
絶滅していなくても絶滅危惧種などは日本でも意外と身近にいるので絶滅種と人間の歴史や経緯など考えさせられる部分もありました。
百貨店の描写や靴音や足音、店内の賑やかさや流れてるテーマ曲…まるで自分がそこにいるみたいに感じながら楽しく観れました!
レンタルで…
すいません。
良さが分からなかった༎ຶ‿༎ຶ
評価高いから、自分の感性がおかしいのだろうけど、何故この設定なのか分からないし、映画である必要性も分からない。
ただ、先輩コンシェルジュの方々の安心感は半端なかった!。
観たい方は、レンタルか配信で十分だと思います。
心を動かす仕事って素敵だなと改めて思えます
「ことづくり」のお仕事は形には残らないものの、形あるものとは違って心には壊れることなくずっと残るもので、求められるものも同じものではないというのが難しいところですが、その部分をとてもよく表現されていたと感じました。
ホスピタリティー業界で働いている人の苦労や楽しさという点もしっかり表現できていて、心を動かす仕事の素敵なところをたくさん感じとることができました。
鑑賞後には必ず「コンシェルジュさん、ありがとう」と思える作品です。
絵本のように優しく温かくちょっと怖い(?)話
新人コンシェルジュ、秋乃さんのお仕事ムービー。
秋乃さんのバックボーンなどはほぼなく、ひたすらお客様とのやり取りを積み重ねていて、とても分かりやすい。70分という短時間なので老若男女誰でも楽しめる作り。
ぱっと見3DCGは紙吹雪ぐらいで(背景にも使われているだろうが)、極端にデフォルメされた手書きのアニメの暖かさもある。
絶滅種の動物が好きなだけ買い物できるように人間がサービスをするという皮肉めいた設定が単純なストーリーに対してちょっとしたスパイスになっている。
ここを深く考えるとちょっと怖い世界なのかもしれない。
何気にセリフで重大なことをサラッと言ってたりするので子供向けと思って気を抜いてるとビックリするかも。
動物が客として買い物にやってくる百貨店。新人コンシェルジュのアキノさんの奮闘がコミカルに描かれます。思いの外重いテーマを含んだお話でもあります。
予告編は何度か見たという程度、ほとんど予備知識
無しで観ました。作品の内容が分からないのでその分
却って気になった。 というのもあります。・_・
予告を観た限り、ほのぼの系コメディー作品かと
思っていたのですが、実際には思ったよりもずっと
奥の深いテーマを持った作品でした。・_・ハイ
動物がお客様の百貨店。
行ってみたいなぁ。
アキノさんにも会ってみたい。
絶滅危惧種も、絶滅した種も
ここにはやってくるらしいのです。
この百貨店で働いているのは「人間」たちです。
「自由に買い物をする喜びを全ての動物に感じてもらう」
そのために人間は働いているそうです。
人類を代表しての贖罪?
従業員がみんな暗い顔して働いていたら …なんか行きたくないかも。
そんな事も考えてしまいますが、違います。
この百貨店で働く人達は、笑顔を忘れません。
失敗しても引きずらない。その精神で、
色々なお客様の願いを叶えようと働いているのです。
百貨店に採用されたばかりのアキノさん。
新人コンシェルジュの彼女。
気持ちが空回りしては失敗します。
ひとつのミスが次のミスを招き、
頭を下げバックステップでそそくさと
その場を離れようとしてバックステップ。(危ないよ)
結果、またまた他の動物を踏みそうになり
頭を下げてバックステップで… (だから危ないって)
そんな毎日を送っているのであります。
そんなアキノさんが
悩みを抱えたお客様の力になりたいと
色々な人たち(動物も含めて)の力を借りて
問題を解決しようと奔走する姿が描かれる
「成長見守り型ヒューマンドラマ」なのでした。
(…アニマルドラマ?)
アニメーション作品で、キャラが個性的な感じではありますが
イヤな絵柄という訳ではありません。・_・ハイ
一種独特の世界を味わえました。
観て良かった。
※原作あるようです。そのうち読みます。きっと。。
今の世の中には
彼女のような人材こそが必要なのかもしれません。
◇あれこれ
■ぜつめつきぐしゅ
ふくろうやオオカミ
人間のエゴで絶滅してしまった動物たち。。
そのうちニンゲンも入ってしまわないかなぁ…
そうなってしまった時、
どんな生物がコンシェルジュの役目になるのかなぁ
などと物思いに耽ってしまうのでした。
※昆虫とかウイルスとかだったりして。(…何かイヤ)
ばいきんまん。(…面白そうだけどイヤ)
ドキンちゃん。(…楽しそうではあります)
■東と西、南と北
北極があるなら南極百貨店もある。…のでしょうか。はて
南極に北極百貨店
北極に南極百貨店
そんな感じだったら面白いかなぁ。
西口に東武
東口に西武 の池袋みたいに
■テーマソング
作中で何度も耳にしたためか、主題歌よりも気になったのが
北極百貨店のテーマソングです。
♪ な~んでも そろう ♪
♪ ほ~っきょ~く ひゃっかてん ♪
◇最後に
笑顔は、最上のおもてなし。
最も弱い生き物が生み出した、闘う以外のコミュニケーション。
そうかもしれません。
” 私は客よ! 客は神様なんでしょ!? ”
こんな迷惑なクレイマーにもにこやかに。
” 他の神様のご迷惑になります。お静かにお願いいたします。”
みんなが神様。ならば特別扱いもありません。はい。
この対応、色々な仕事や場面で使えそうですね ・_・
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
美しくもやがて怖し
原作未読。美術が私の好きなM. Sasekの絵本『This is London (とか都市名のシリーズ)』を彷彿させ懐かしく楽しい。キャラデが独特だが、動物と人間を同一空間で演技させるには適しているかも。
お客様が大事な相手を思い遣る気持ちを、百貨店のコンシェルジュやスタッフたちが商品提案という形で後押しする。ほろ苦くも心温まるエピソードが最後まで続き何度も涙した。
が、EDへの引きで百貨店が、人間社会から隔絶したような奥深い山森の中にぽっかりと存在していることに驚く。
開幕時、動物と人間が人類の文明様式で共に暮らしている前提のファンタジー設定なのだと気にしていなかった。だが後半、北極百貨店は顧客である絶滅した動物に気持ちよくなってもらうためのテーマパークだと明かされ、ラストがこれである。
顧客とは?実は客の実体などないのではないか。客も百貨店もバーチャルで、人間が「動物たちは満足している」と思うことで絶滅させた悔悟の念から逃れるための場所?
だとしたら、動物を自らの生息環境に帰すのではなく征服者の文明に適応させて消費生活を送るのが幸せ、と考えるのは植民地主義以外の何物でもない。最悪である。
それよりは、絶滅動物を生命工学技術で復活させるプロジェクトの実験体が顧客(百貨店は人里離れた研究施設に併設されている)と考える方がまだマシか。
まあこれらは妄想として、実は人間のエゴについて色々考えさせるテーマではある。
コンシェルジュのスカーフの柄が素敵で、グッズがないかと思ったらスカーフそのものが売っていた。使う機会がなく買えなかったが。
全ての人にオススメの多幸感満載ストーリー
原作未履修のまま挑戦。
愛らしい動物たちをおもてなしするために新人コンシェルジュが四苦八苦する物語。何とも微笑ましく、人間味溢れます。
意外にも人間の深い心情に重なるものがあり、全てのストーリーに意味を感じられます。
また、「人間が動物たちをコンシェルジュする」意味の深さを知った時、この映画のストーリーの壮大さ、重さを知らされます。
ストーリーは原作を詰め込んだ感はありますが、アニメーションが秀逸で動きもコミカル。子供から大人まで楽しめる、価値ある一作を拝見できました!
あたしには合わない
いろんな動物達とそれぞれの習性にほっこりは確かにするけど、北極?絶滅危惧種?その辺りがなんで??ってなってちょっとよくわからず、刺さらなかった😅コンシェルジュの先輩2人の髪型の歪さがめちゃ気になってたけど、原作を観に行ったらさらに歪で実は映画化にあたり作画はあれでも綺麗に整えられていたんだ……と知ったのが唯一の収穫(?)
おもてなしの心
デパートの新人コンシェルジュの主人公が、おもてなしの心(@どんど晴れ )で空回りしながらも周りに支えられながら成長していく朝ドラのような話
最初、主人公がやり過ぎなくらいにお客様の要望に答えまくるのが、あの問題作「純と愛」の夏菜とかぶるのだが、あそこまでの暗黒ドラマにはならないのでアンシンシテクダサイ!
意外といい話ではある
お客様のニーズに応える商品・サービスを提供するために大事なことは、ニーズを正しく把握すること。本作には接客業の基本のような内容が出てくる。そのために頑張る主人公の姿は微笑ましいし、少しずつ成長する彼女に勇気づけられもする。お客様は神様でしょ?というクレーマーからの問いに対する先輩コンシェルジュの返しもなかなか粋だった。
ただ、お客様の求めることに応えようとしすぎて百貨店のコンシェルジュを超えたことをしてしまうのはどうなんだろ。あの香水は売上にはなっていないし、動画にいたってはお客様に依頼してしまう。いやいや、フィクションなんだからそれくらいいか。
よくわからなかったのがあの百貨店が作られた経緯と目的。結局どういうこと?という気持ちになる。それでも全体的にいい話だったから問題ない。要はあのファンタジー設定を受け入れられるかどうかが楽しめるかどうかのボーダーラインなんだろう。
全128件中、41~60件目を表示