「グロくはあったがエロくはなかった」マッド・ハイジ 頼金鳥雄さんの映画レビュー(感想・評価)
グロくはあったがエロくはなかった
そこそこ面白いおバカ映画で、ニヤニヤしながら鑑賞しました。真剣にふざけてます。
エロ目的の方にはお勧めできません。エロって性的なくんずほぐれつですよね?違うの?女性が裸で乳房が出てたらそれはもうエロなの?もしそうなら認識を改めます。汗 作り手はグロの方を真剣にやりたくて、エロは頑張ってねじ込んだ感。
権力者が変態な為、メイドに裸で仕事させてます。だから女性の乳房が時折登場するだけ。確かに最近の映画でここまで乳房が露出することはあまり無いけど、別にエロくはない。男性はそれっぽっちでも興奮するのですか?私は女性なので「おっぱいだなあ、人体だなあ」としか思いませんでした。主人公のハイジも恋人とのピロートークシーンで少し肌を見せるくらいで脱ぎません。ハイジのヌードや濡れ場が見たい人は視聴をやめておきましょ。
でも人体破壊系はとてもグロかった。かなりお金をかけているなと思いました。思いがけない時にグロが来るので驚きました。
ハイジに関しては演じるアリス・ルーシーさんという方が健康的な美女で見ていて楽しいです。恋人のペーターもなかなかのワル(ブツはチーズだけど)で「うんうん良いねえ」と思いました。すぐ処刑されてしまうのですが、もっとこの人を見ていたいと思いました。
いろんな映画のオマージュが散りばめてあるようです。私が分かったのは、ランボー、ベストキッド、キルビルくらいですが、映画に詳しい方ならもっとたくさん見つけ出せると思います。
しかしクラファンで集めた資金でよくこれだけのものを作ったなと感心しました。カーチェイスになるはずなのに無かったり、爆破そのもののシーンはなかったり、エキストラ全員分の衣装は用意できなかったっぽいところは低予算なんだなぁ、とは感じます。予算が今回の2倍くらいあったらなあ。
あとキャスパー・ヴァン・ディーンをスターシップトゥルーパーズぶりに見たのですが、なかなかの怪演で良かったです。そんなにバカなのにどうやって人身掌握して独裁者になれたんだよ。