「才能の無駄遣い」マッド・ハイジ ケンさんの映画レビュー(感想・評価)
才能の無駄遣い
吹替版のハイジとクララの声優さんが好きなのと、タイトルのク○映画感丸出しってだけで見に行きました。ク○映画を予想していましたが、予想のはるか上の映画でしたね。
ただのスプラッターアクションかな?って思ったら、なんかもうカオス。
開始10分、ペーターが黒人って時点で映画館の中で無音で笑いました。
各種ポリコレ対策はばっちり。その中でグロはもちろん、エロ、ギャグ、ファンタジー、アクションと、詰めたい要素をごちゃまぜにしてぶっこんできています。
しかもそれでいてなんとストーリーに破綻がない 笑
(まぁストーリーは単純ですし)
とりあえずスイスとチーズの賛美やディスりが骨子となって、最後に爆破オチを入れれば、
あらゆる要素をカオスに詰め込んでも物語って成り立つんだなぁと関心しました。
考えた人は天才か…
そして吹替版の翻訳も天才レベル。
ただ訳しただけでなく、日本語で意味の通るようなギャグを入れたり、
オリジナルのハイジオマージュのセリフや、同年代のバカボンのオマージュのセリフを入れたり、もうね、やりたい放題。
バカ映画ってこうあるべきだなぁ…って思いました。
決して真面目に見てはいけない映画です。
ビールとポップコーンを添えて、ゲラゲラ笑って見てください。
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