劇場公開日 2023年7月14日

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「観たい度○鑑賞後の満足度○ 何故か日本刀で特訓するハイジ。もしかして日本のアニメ版をリスペクトしてくれてる?(Wikipediaによると『修羅雪姫』にインスパイアされたらしい)」マッド・ハイジ もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0観たい度○鑑賞後の満足度○ 何故か日本刀で特訓するハイジ。もしかして日本のアニメ版をリスペクトしてくれてる?(Wikipediaによると『修羅雪姫』にインスパイアされたらしい)

2023年7月23日
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鑑賞方法:映画館

①馬鹿馬鹿しさに最初は呆れたが、あの手この手で工夫をこらしているので結局最後まで飽きずに観られた。笑える程の捻りはなかったけれど。
リアルタイムでアニメ『アルプスの少女ハイジ』を毎週楽しに待っていた世代としてはいっそ空中ブランコで登場してほしかったな。
②ペーターを黒人にしたのはポリコレかも知れないが、逆効果だったのでは?何せ白人が黒人の頭をかち割るんだから。
③パラマウント映画のトップロゴを真似た冒頭からB級感がハンパない。
ハイジの特訓シーンも既視感たっぷり。
ハイジが独裁国家の女性だけの刑務所に入れられていたぶられる辺りは1970年代に量産されたナチ女囚物のパロディ?
ただ売り物(?)の残酷描写は作り物感丸出しなのでグロさはない。
④脱走したハイジが教会みたいなとこで飲む酒やそこで出てくるみどりのオバサンの登場が唐突且つ意味がよう分からんが、スイスの人にとっては馴染みがあるのかしらん。
⑤スタジオの観衆にハイジがいくら訴えかけても、自分でも言っているように“脳ミソがチーズで固まってしまっている”んだから、「何言っても無駄なのに」とか結構無駄感も多いんだけど。
洗脳チーズを食いまくっていたクララがいつの間にか正気に戻っているのも不思議(背骨折りされると元に戻れるのか?)
ロッテンハイマーさんが結構早めに死んでしまうのも残念だし、サド女もいつの間にかいなくなってしまって末路を見届けられなかったのも寂しい。
⑥下ネタが多いのもスイスの人たちも“アラ、好きなのねェ”と分かってちょっと親近感が湧きました。

もーさん