青いカフタンの仕立て屋のレビュー・感想・評価
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貴方の妻で良かった❀ 匠の職人技で仕立てたカフタンドレスの想い
観光で訪れるモロッコとは違った夫婦の
日常的な生活が描かれていました。
伝統的なカフタンを仕立て屋を営む
夫ハリスと妻ミナの元に弟子入りした青年
ユーセフが入ってきたところから、
家族に新しい風が吹き込んできたかのように見えました。
仕立てるために寸法を測るハリス
滑らかな生地に袖を通す女性の姿は、本来の美しさを引き立てるカフタンドレスでした。
病に冒される妻ミナが、ユーセフの人針人針
手縫いで縫う様子を見て、繊細な職人技を
認めているようでした。
家族で支えてきた仕立て屋、
わずかに残されたミナの時間。
ユーセフが手料理を振る舞ったとき、
ミナの笑顔に家族愛がありました。
抑えきれない感情!
心を込めて仕立てた青いカフタンに
深い愛情を感じました。
日常の風景のモロッコ
いきたい国でもあったモロッコだったけれど
この映画ではあまり、魅力的なな風景ではなく
本当に日常の中のモロッコの風景といった感じだった。カプタン屋を営む夫婦の夫の秘密や
それが分かった上での妻の愛情が縛るなぁ。自分ならこんなふうにはいかないだろう。主演の妻役の方の演技が素晴らしかった〜
紡がれる心
カフタンを手作業て仕立てる夫婦、ハリムとミナ。そこに加わるユーセフ。
三人の気持ちが重なり、交わり、保ずれたり、ほどけなくなったりと糸のように気持ち紡ぐ作品。
生活音を綺麗に拾って日常を醸し出す。ラジオからの曲、カモメと犬の鳴き声、鳥の囀ずり。
水を使うシーンの水音は最高で絶妙。
監督が日常の音を大切にして愛してるのが分かる。
好きなみかんを力強さと朽ち果てて病と重ねるのも上手でした。嫌な方への悪口を冗談ぽく言うのも本当に良い夫婦の秘訣のポイントだと思う。
愛する人にありのまま自分を受け入れて貰う、これは本当に美しい。素敵な映画だ‼️
モロッコと愛を堪能したい人にお勧め
モロッコの伝統衣装のカフタンの美しさ、高貴さが作品の全編に散りばめられています。
仕立て屋のハリムとその妻ミナ、見習いのユーセフの三人がカフタンへの愛、お互いへの愛をとても静かに抱いています。エキゾチックでセクシーな場面もあります。
どんなに辛いときでも幸せなときはあり、それゆえ哀しくなります。
いつの間にか涙が流れている、そんな映画です。
おすすめしたい映画
優しい色彩でモロッコの日常生活が切り取られていて、自分も異国情緒溢れる旧市街地に居るような気分になりました。
民族衣装のカフタンは美しく、刺繍する手元のアップにうっとりしました。
言葉も歴史も文化も信仰もまるで違う国の話なのに、仕立て屋と妻と弟子3人の愛と苦悩と慈しみが胸にズンと伝わってきて、映画って凄いと改めて感じました。
映画.com様、素敵な映画に出逢わせてくださってありがとうございました。
青いカフタンの仕立て屋
試写会にて鑑賞。想定以上に複雑な人間関係にはじめは心がざわざわ、次第に全体を包み込むような大きな愛が生まれていく様子に感動した。カフタンを作る職人の手仕事の映像美が味わえるのはもちろん、最後は祈るような静かで穏やかな気持ちになれる作品。
カフタン着てみたくなった
2023年5月16日
映画 #青いカフタンの仕立て屋 (2022年)鑑賞
タイトルにある青いカフタンがとても色鮮やかでそして手が込んでいてそれに見入ってしまいます
死期が迫った妻への愛と見習いで来た青年への愛、美しく静かな時間が流れていく映画でした
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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