劇場公開日 2023年6月16日

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青いカフタンの仕立て屋のレビュー・感想・評価

全72件中、41~60件目を表示

3.5添い遂げる

2023年6月25日
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何とも言えないブルーとゴールドのコントラストが美しい ミナ役の方はあの背中は...役作りでしょうか 三角関係が予想と違う方にいってしまったので驚き まるで多目的...の利用についてはちょっと感心しませんでした しかし孤独や社会の厳しい目から庇ってくれた夫婦関係には安堵感があり、結婚ってそういう面があるよなと思った 青いカフタンはやっぱり!

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ゆう

4.0モロッコの片隅で

2023年6月25日
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鑑賞方法:映画館

モロッコの生活の一部に、洋服の仕立て屋がありそこでの出来事100%の作品です。 主人公3人がほぼ映っているので、短時間でもこの三人への感情移入は、自然と入ります。 カフタンという伝統的なドレスの美しさと どことなくローマ帝国にも似た雰囲気 そして、バート・レイノルズ風の主人公に会いたいようでしたら おすすめです。

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れいん 【観る前にレビューは見ない派】

4.0モロッコを舞台に、民族衣装の仕立て屋夫婦と見習い職人の人生のひとコマが描かれます。思っていたよりもモロッコという国を深く紡ぎ出したお話のような気がします。

2023年6月25日
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もりのいぶき

4.0まだまだ世界は広い

2023年6月25日
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鑑賞方法:映画館

自分では幅広く様々な作品に触れたいという気持ちはあるのだが、この歳になると見る映画がやはり偏る。 プロじゃないので見る本数は上映本数に比べ圧倒的に少ないし、その中で厳選していくと自分の好きなジャンルや監督などにどうしても偏っていく。これはまあ、誰しも仕方ない事ですよね。 でもたまには気分を変えて、一端の映画ファンを自称しているのだからと、ミニシアターで全く知らない監督の今まで見たこともない国の作品でも見てみようと本作を選びましたが、それでも事前にネットで予告編は見たし、2022年・第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞という情報だけは入れて臨みました。 で見た感想ですが、タイトル通りまだまだ世界は広く知らない才能に溢れているという事の確認だったように感じました。 予告編での映像タッチである程度の作風のトーンは予想できましたが、初めての監督作品に接する時の独特の緊張感が観終わるまで続き、それが映画好きにはタマラナイ感覚でもあるのですよね。 内容的には冒頭で私の苦手な恋愛映画であったり、今流行りのLGBT作品かなと思ってしまいましたが、そういう側面も含みつつ所謂そうした単純な恋愛映画やLGBT作品とは一線を画す作品に仕上げられていたので驚かされました。さすが「ある視点」部門に出品されるに値する、既存概念を越えた作品だったと思います。 冒頭にモロッコという国は、戒律でも法律でも異性愛は禁じられているというテロップが入っていて、その国での生活状況が想像でき、それが主人公の生き方を縛り付け、ラストに喪服に対する戒律を破る行為そのものが、本作の核となるテーマになっていて、恋愛やLGBTを超えた“純愛”(人間愛)を描いた作品に昇華されていました。 本作は全編美しいのだが、特に(だからこそ)本作の主人公三人が窓辺で外から流れる音楽に合わせ踊るシーンは至福の美しさでした。

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シューテツ

3.0(原題) Le bleu du caftan

2023年6月24日
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静かで丁寧な作品! 劇中に出てくる布や刺繍等カフタンの美しさが素晴らしかったっす。

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AYK68

4.5最後のシーン。2つの戒律破りがあるが、堂々と街を歩くのが秀逸だった。

2023年6月23日
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鑑賞方法:映画館

最後のシーン。2つの戒律破りがあるが、堂々と街を歩くのが秀逸だった。

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マックス

3.5思ってたんと違ってた

2023年6月22日
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鑑賞方法:映画館

美しくて格調高い 溢れる愛 予告編だけ観て鑑賞しました。 ちょっと苦手な映画でした。

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Route193

4.0共に歩む

2023年6月22日
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予告編を見て抱いたのはハリムとユセフのめくるめく世界を描くのかな?だったのですが、良い方向に裏切られました。ミナとハリムの関係をどう言えばよいのだろうと考えたのですが、共に「過ごす」でも「暮らす」でもない。かと言って「生きる」もちょっと違うような、二人の間に愛は存在しているのですが、互いに心の中にしまっている何かがあって、それをぶちまけてしまうと破綻してしまうから言わずにいる、それでもリスペクトし、いたわり合う。 そして、今までは頑なに若い弟子が入ってきても「すぐに出て行ってしまうよ」と告げていたミナですが、ユセフの飾らない真っ直ぐな人間性に気付き、ハリムがこれから共に歩む相手と認めたところから3人がとても素敵な間柄になり得たように思いました。 最後まで台詞が少ないままでしたが、メインの3人は瞳に誠実さ・優しさが表れていて(時には失意や怒りも)善き人がそこに立っているのだということがビンビン伝わってきました。 それにしてもカフタンのなんと美しいこと!生地からして美しいのに、そこに人の手が入るともう宝石のようです。ペルシャ絨毯もそうですが、彼の地方の手仕事は素晴らしいですね、まさに一生モノ、一度はこの目でそして手に触れてみたい。 カフタンを作るハリムとユセフの手の動きや所作も綺麗でしたが、ミナが祈りを唱えるときに動く人差し指はまるで宙にあるカフタンに刺繍を施しているかのようで印象的でした。 人生独りじゃないよ、共に歩む人の存在は心を豊かにしてくれるのだよと再認識させらられる、そんな良作に巡り会えました。

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ニコラス

4.03.8ぐらい

2023年6月21日
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イスラム圏の映画は文化の違いを感じますが興味深く面白い。今回はそっちかーと思いつつ、これは難しいものを持ってきたなぁ。 サウナからラストの茶屋までのシーンが3人のミナと男たちの心からのつながりを感じました。 カフタンの行方は想像通り。

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Oyster Boy

4.0みんな優しかった

2023年6月20日
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仕立て屋の3人が、自分の本能と相手に対する思いやりとの間で悩み苦しみながら生きてた。 ただ、軒先でラジカセで爆音を流しているオッサンは自分の本能のみで生きており中々クールだった。

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はなてん

4.5観たい度○鑑賞後の満足度◎ 3人が肩を寄せ合い踊るシーンに涙が溢れた。モロッコから届いた、愛と許しと償いと勇気とを、金糸に縁取られた青いカフタンに縫い上げた愛しい物語。

2023年6月18日
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もーさん

4.5青いカフタンと金の刺繍が美しい!

2023年6月18日
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Sakiko

3.0仕立て屋の1cm

2023年6月18日
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悲しい

幸せ

モロッコでアラブの伝統衣装のカフタンの仕立て屋を営む夫婦とそこで働き始めた青年ユーセフの話。 父親の後を継ぎ手縫いに拘りカフタンを仕立てる無口ではないけど言葉数の少ないハリム。 夫を信頼し昔ながらの駆け引きの様な会話で接客をする妻ミナ。 働き始めたばかりだけど素質のありそうなユーセフ。 ユーセフにちょっと尖った様な態度をみせることもあるミナだったけれど…もしかしてとは頭の片隅にはあったけれど、そういう話しですか…イスラムの国だけど。 しかしながらそんな背景がありつつも病に伏せるミナと献身的に寄り添うハリム、そして店や2人への気遣いをみせるユーセフの関係や機微をみせていくドラマがとても温かく優しく素晴らしかった。 ちなみに、モロッコは一夫多妻婚OKでしたよね…ってことで、そういう意味での倫理観は問わないように。

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Bacchus

4.5担い手の才能・努力と享受者の存在が必要な伝統。守るべき伝統ならその伝統の中に不幸な人を作ってはならない

2023年6月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

美しい布と糸と刺繍、縫う手指の動きをカメラが丁寧にアップで追う。私もタフタの布を触っている。みかんの香りと味と瑞々しさを私もミアと味わう。潮騒をハリム、ユーセフと一緒に私も聞く。 強く頼もしい仕事仲間である妻のミアを見つめるハリムの眼には、美しく複雑な悲しみがある。深く広いミアの愛は全てを受け止めて背中を押してくれた。 オープニングとエンディングのチェロの音色が美しい。映画の中で聞こえる子ども達の声、子どもを叱る親の声、街のざわめき、賑やかな市場。通りから流れてくる音楽。家の中の水の音。少ない台詞、説明しない台詞。全体をほとんど映さず細部を映す。静かに寡黙に大切なことをたくさん語ってくれる映画だった。

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talisman

3.5だからカンヌ作品は観逃せない

2023年6月17日
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私が現在のように映画鑑賞を「趣味」にしたのは2014年くらいからです。当時はまだ監督はおろか、俳優すら知識が殆どなく、海外の映画を観ていて「キャストの見分けがついてない」ことすらありました。それが徐々に認識して名前を覚え、興味を持ち、調べるようになると映画のデータベースやレビューサイトにもアクセスするようになり、ジャンルだけでなく、製作国などにも興味の幅が広がって、行き着けば映画祭・映画賞の受賞作品などに触れる機会が増えてきます。 ただ、その中でも「カンヌ」にはしばらく苦手意識があった気がします。おそらくそれは、観慣れない国が舞台のことが多く、言葉・文化・宗教など多くの解らないことに触れて「自分レベル」と卑下するふりをして逃げていたのだと思います。ところが、慣れてくると「知らない世界」を観られる楽しみに気づいたり、解らないと思っていた先入観を捨てるだけで、映画の中の登場人物が自分と同じようなことを悩んだり、幸せだと思っていることに共感でき、そして喜びを感じることが出来ます。 今作の舞台はモロッコ。モロッコは大西洋と地中海に面した北アフリカの国で、ベルベル文化、アラブ文化、ヨーロッパ文化が融合していることで有名です。(ただ、観ている最中は正直途中までトルコかどこか?と思っていましたw)そして、題名にもある「カフタン」とはゆったりとした丈の長い衣服のことで、 近東諸国やイスラム文化圏で着用されていた民族衣装に由来します。 モロッコで結婚式衣装としても用いられるような「複雑で美しい手刺繍」を施したカフタンドレスの仕立て屋を営む夫婦ハリムとミナ。最初のうちは観ていて二人にやや「とっつきにくさ」を感じますが、そう感じるのは二人ともに言葉数が少ないから。ただ、観ているうちに気づくのは、二人ともしゃべらずとも目は雄弁に語っていて、お互いが敢えて言葉にしないだけで相手を強く想っていることが感じられます。さらに、二人の店に使用人として関わりはじめるユーセフがまた真面目さ、誠実さ、優しさなどが強く感じられる人物で、その魅力に強く惹かれる気持ちが解ります。 反面、特にミナの「議論さながらの接客」は、彼女の負けず嫌いさを感じ、観進めて後半における「彼女が闘ってきたもの」と「乗り越えて赦してきたもの」を知ることで、なるほどと頷けます。特に彼女の華奢な背中、そしてその「背中を向ける意味」に驚愕するのです。 そして、後半から最後の展開にみるハリムの行動は「そうなるだろう」と思って観ていますが、改めて魅せられるミナの美しさと、ハリムの決意の顔が忘れられません。 以前は解らなかったカンヌも、今はある程度多くの映画を観てそれなりに理解できるようになると、若干通ぶってるかもしれませんが「だからカンヌ作品は観逃せない」と思ってしまいます。心洗われます。

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TWDera

3.5様々な愛の形

2023年6月17日
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伝統衣装カフタンと様々な愛の形が対比されていく。 正解は個人個人で違うことを認め合う世界で有りたい。

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jiemom

4.5優しさを紡ぐ物語

2023年6月17日
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***

3.5十分に

2023年6月17日
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WELOVEMOVIES

3.5手作業の伝統の美しさ

2023年6月17日
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冒頭から鮮やかなブルーときめ細かな金の刺繍に目が奪われる。随所に織り込まれる刺繍の流れるような作業がまた美しい。 スマホ等も出てこず、時代設定が現代にも30年前にも見える故に、職人による伝統作業の普遍さを描いているように見える。 劇的な展開もなく、ラストまでの流れも予測できるが、シーンの一つ一つか美しく、言葉少ないながら夫ハリムが余命わずかな妻をどれだけ気にかけてるのかが仕草や目線で伝わってくる。痩せ衰えながらも明るく振る舞う妻ミナが残される夫に向ける気遣いにも心が締め付けられる。 ハリムに密かに思いを寄せる見習いのヨーセフも、目線や手つきだけで、ハリムが人生をかけている伝統への思いを真剣に受け止めているのが伝わってくる。 同性愛者だけでなく女性もまだまだ抑圧を受ける社会において、残された少ない時間を少しでも自分らしく自由に振る舞おうとする妻ミナの明るさがまぶしい。男性同性愛者を扱う映画となると、女性は当て馬や、ゲイカップルが子供を持つための借り腹扱いされがちなのだが、この映画ではハリムもヨーセフも、妻ミナを決して蔑ろにするわけではないのが良かった。三人がそれぞれに抱く思いがどれも尊く美しかった。お互いをいたわる者同士が囲む食卓の料理は素朴だがとても美味しそうに見える。 ヨーセフ役のは俳優はこれが映画デビューとのことでその表現力に驚く。これからの活躍が楽しみだ。

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Jax

5.0青いカフタンに秘められた想い

2023年6月17日
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ソルト