「本当に愛するとはどういうことか」青いカフタンの仕立て屋 ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に愛するとはどういうことか
青いカフタンが仕上がるまでの、仕立て屋夫婦と弟子の物語。
夫婦の愛は真実ながら隠しきれない想いもあり、愛と裏切り、想いと現実。本当に愛するとはどういうことか、深く考えさせられる。愛と思いやりの本質とはなにか…
主役三人の芝居は本当にスゴい。誰もみな本当に存在し生活している人としか思えないほど。
特に妻のミナ役のルブナ・アザバルさんの役作りは心配になるほど。夫役のサーレフ・バクリさんもちょっとした表情の変化や視線に微妙な感情を乗せて、最後の着地もこれ以外考えられないほどの出来。
一つだけ苦言を呈するなら、カメラが寄り過ぎ。顔がスクリーンからはみ出すほど寄る必要はないと思うし、それは不快だった。撮影自体は良いのに…
でも、最高に良い作品よ…
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