ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻のレビュー・感想・評価
全27件中、1~20件目を表示
それを「愛」と呼ぶのは男の幻想
2023年。カリン・アイヌーズ監督。自らの離婚を正当化するためにカトリックから抜け出して英国国教会を作ってしまったイギリス国王ヘンリー8世。その6番目で最後の妻になった女性の生きざまを描く。国王が宗教をも支配する体制において、聖書第一主義のプロテスタントに目覚めた女性はいかに権力と対峙するか。
王の留守には政務をしきる有能な女王でありながら、暴虐な王のひと声で殺されることもある立場の王妃。プロテスタントに肩入れしながら危ない橋を渡っているが、王の子を身ごもることで王亡きあとの政治力の確保を狙っている。ところが、王がなかなか死なず、逆に反逆を疑われて死の瀬戸際まで追い込まれていく。しかし、最後の土壇場で、王妃に「愛」を求める王の隙に付け込んで、、、という話。
DV夫がそうであるように、男は自らの抑圧性に無自覚であり、相手の一方的な献身を求めて、それを「愛」と呼ぶ。結婚は政治だと冷徹に認識している王妃は決してそれを「愛」とは言わない(劇中では「I love my King」とは言うが「I love you」とは言わない)。ところが同時に、前妻たちが残した子どもたちには親として愛情豊かに親切に接している。王妃に「愛」がないわけではないのだ。男の幻想的な愛と女の実質的な愛。
歴史的暴君と哀しみの王妃
最後の妻らしいラスト!
6番めのヘンリー8世の妻で、前妻の子供達を城に呼び寄せたり、病気の彼を看取ったとなかなかの美談情報を得ていたので、おおっ!とビックリしました。
が、やはり絶対権力よ国王に背くことは出来ないし、(前妻の2人は打首)あれこれの不条理を許せなく思うのは当たり前!彼女の最後の行為に違和感は全くなく、さもありなん。と
そんな妻役をアリシア・ビカンターは、とても見事に演じてましたね〜。バレッタのような頭の冠も似合ってたし。
ジュードロウの醜悪な王役も、立派です。(お尻は別人?笑笑)
56歳で亡くなったヘンリー8世、食べすぎ、太り過ぎ、糖尿病?で足が腐り激痛も天罰じゃ!!
あ、透き通るような白い肌の後のエリザベス女王の語り口と存在感もあっぱれです。
近づいてきた太った教皇さんに「触らないで!」って跳ね除けてるシーンも印象的◎
晩年の姿
イギリス史において暴君と名高いヘンリー8世とその6番目&最後の妻キャサリン・パー。
ヘンリー8世関連だと、ブラッディ・メアリー(マリー)、「ブーリン家の姉妹」「エリザベス」が思い出される。
ヘンリーの暴君ぶりは、より若くて力のある時にはもっと発揮されたのだろうし、追放とか処刑とか、あくまで物語や映画作品として見ると、1st、2nd王妃の辺りの方が有名なだけでなく展開が面白いかも~と思う。
6th王妃の事はよく知らなかったので、本作は興味深かった。常に夫に殺されるかもしれない可能性もあるわけで、プレッシャーは相当のものだったろうなあ。
ヘンリーの子供たちの面倒を見ていたことや、本の執筆などから教養のみならず知性ある女性と感じた。ラストで語るエリザベス(この後彼女の統治時代到来)にも、おおいに影響を与えたのかも知れないと思った。
それにしてもジュード・ロウ。今回はキャストがわかってる上で鑑賞したが、知らないで見たら彼だとわからなかった。
原題:FIREBRAND
糖尿病は怖いね
なんでこんな賢い女性がこんなクズ男と……
愛に飢えていた暴君と賢明な妻
Desperate wife
ヘンリー8世や英国王室の歴史に対しての知識はゼロに等しいので、HPの情報と目で見ている映像のみで楽しむ努力をしたが、少なくともイングランド国教会設立あたりについては事前に勉強しておくべきだったと悔やんだ。
史実に対して極端な解釈をしていない事で時代劇としてのリアリティと荘厳さを維持できてはいるが、そのために抑揚やサスペンスフルな展開が見られずエンタメ性には欠けたように思う。
特に二人の妻を処刑した悪名高い暴君の6番目にして最後の妻がいかにして生き残ったか・・・というハラハラするはずの主題に対しての緊張感は残念ながらもう一つだった。
ただジュード・ロウの役へのアプローチにはプロフェッショナルを感じ、アリシア・ヴィキャンデルも稀代の賢い女王に相応しい気品と知性と勇敢さで役に臨まれ、それぞれがピッタリとハマっていた良い作品だとは思った。
オープニングで語る "声" は誰なのか? そして、映画の始まりで ...
オープニングで語る "声" は誰なのか? そして、映画の始まりで 既に主人公キャサリンが嫁いでからしばらく経った後だと分かる。時はイギリス国王ヘンリー8世の留守中から始まる。主人公の6番目の妻はヘンリーの遠征中に外出する。そんな不思議な出だしの映画。
徐々に宮廷内部の女性達が "何者" なのか分かって行くのが怖くて面白い。そして髭面の男達も宮廷サバイバルに深く関わる。子どもも例外ではない。
アリシア・ヴィキャンデルとジュード・ロウの傑作演技合戦であり、衣装がとても綺麗。そのドレスに血が付くのは、フランスの『王妃マルゴ』(1994)を思い出す。
・ヘンリー8世(1491-1547年/在位:1509-1547年)
・最初の妻キャサリン・オブ・アラゴン(1487-1536年)
メアリー1世を出産
・2番目の妻アン・ブーリン(1507-1536年)
エリザベスを出産
・3番目の妻ジェーン・シーモア(1509-1537年)
エドワード6世を出産
・4番目の妻アン・オブ・クレーブズ(1515~1557年)
・5番目の妻キャサリン・ハワード(1522~1542年)
・6番目の妻キャサリン・パー(1512~1548年)1543年結婚
ヘンリー8世の死後にジェーン・シーモアの弟のトーマス・シーモアと結婚
主題歌:PJ Harvey ♪Down By The Water
エリザベス1世を育てた聡明で勇敢な女性
ヘンリー8世って名前だけは聞いた事あるなと思ったら、シェイクスピアの戯曲でした。読んだことはありませんが、それだけ有名な人物という事なんですね(恥)
歴史に疎いので調べたら、16世紀イングランドテューダー朝の君主。後継者はエドワード6世、メアリ1世、エリザベス1世で、そこでテューダー家は途絶えます。
ヘンリーは暴君と呼ばれ、6回の結婚のうち2人の妻は斬首されています。本作は6番目の妻キャサリン・パーの夫との命がけの駆け引きがスリリングでとても面白かったです。キャサリンは最後まで人生を諦めずに自らの手で運命を切り拓きました。
ヘンリーは国内の勢力争いや周辺国との覇権争いにより、確固たる地位を築く為には男子の世継ぎが必要と考え、結婚・離婚を繰り返し、ローマ教会と対立してイングランド国教会を創設しました。豪奢な生活を好み、インテリであったそうですが、金の使い過ぎで国は窮乏、晩年は非常に好色、足を怪我した後は暴飲暴食で肥満体になり、独善的で側近を何人も処刑し、次第に孤立していきました。
ジュード・ロウの熱演が見事で、暴君になり切り、体重増加のほかに、足が腐っていく状態を、臭い液を付けて演じました。周囲の人間が息を止めている様子がリアルです。
アリシア・ビカンダーも中世の絵のように美しく、過酷な状況で気丈に振舞う妃を演じています。
本作は史実を基に想像を膨らませて創作したものです。当時の女性の立場が非常に弱く、常に男に蹂躙されていた中で、運命に抗って未来を勝ち取った女性がいた事を訴えています。
ただ、ヘンリーが暴君だった事は間違いないですが、特に女性を物のように扱ったのかは分かりません。メアリの母は夫と対立して追放され、エリザベスの母は政治に介入しすぎて処刑され、エドワードの母は出産後に死亡しています。協議離婚した人もいます。
キャサリン・パーは継子のエリザベスとエドワードを可愛がり、立派に育て上げた人物として尊敬されているそうです。
醜悪
グロテスクな映画でした。醜怪極まりなく、見ていられないシーンもありました。
でも、女性として何故か自己肯定感が上がる不思議な作品で、セレンディピティを感じたので、自分の中での評価は、星4にしました。オープニングで「あくまでフィクションですので」というニュアンスの断り書きがあってからの、あの結末でした。
それにしてもの作品でのヘンリーは観客のヘイトを集める装置として秀逸すぎました。
歴史映画としても価値ある作品だと思って観ていたのですが、ヘンリーの言動が強烈すぎてそちらに引っ張られてしまいました。
全体として音楽が良かったのですが、エンドロールでの曲が特に気に入りました。
一曲目は、PJ Harvey さんの To Bring You My Love です。
もう一曲は、わらべ歌風の歌詞で映画のその後を暗示していて、いかにも、ヘンリー8世の時代の音楽といった感じなのですが、曲調は現代風のアレンジで、その取り合わせが面白かったです。オリジナルなのか、英国ではよく知られている曲なのか…不勉強ゆえに曲名が分からないので、配信に回ってきたらShazamにかけてみようと思いました。
やっぱりイングランドはいいですね~。
英国留学とかしてみたかったな~。
迷ったら負け、真実はカラフルなインコだけが知っている
2025.2.18 字幕 TOHOシネマズ二条
2023年のイギリス映画(120分、R15+)
原作はエリザベス・フリーマントルの書籍『Queen‘s Gambit』
実在の人物キャサリン・パーのヘンリー8世との結婚時代を描いた伝記映画
監督はカリン・アイヌーズ
脚本はヘンリエッタ・アシュワース&ジェシカ・アシュワース&ロサンヌ・フリン
原題の『Firebrand』は「扇動者」「火付け役」という意味で、原作の「Gambit」は「優位に立つための先手」という意味
物語の舞台は、16世紀のイングランド・テューダー朝
暴君として名高いヘンリー8世(ジュード・ロウ)は、これまでに5人の妻を追放、処刑などを行なって、次々に取り替えていた
1番目の妻との間にできた長女メアリー(パッツィ・フェラン)、2番目の妻との間にできた次女エリザベス(ジュニア・リース)、3番目の妻との間にできた長男エドワード(パトリック・バックリー)は侍女たちに支えられてきたが、6番目の妻キャサリン(アリシア・ヴィキャンデル)が来たことによって、彼女が面倒を見ることになった
キャサリンはプロテスタントで、カトリック教会の司教ガーディナー(サイモン・ラッセル・ビール)は快く思っておらず、彼女自身もトマス・シーモア(サム・ライリー)と言う恋人がいて、この結婚は不本意なものだった
ある日のこと、ヘンリーが出かけている隙を見て郊外に出たキャサリンは、そこで旧友のアン・アスキュー(エリン・ドハティ)と会うことになった
アンは急進派と呼ばれる宗教家で、ラテン語の聖書を英語に翻訳して、誰もが直に聖書とふれあえるようにしたいと考えていた
神と自分の間に人が入ることで、それは純粋な神の言葉ではないと考えていて、それは教会を貶める思想だと思われていた
司教はアンとキャサリンの関係を疑っていて、宮廷内にもその思想を持ち込むのではと恐れていたのである
映画は、ヘンリー8世の横暴ぶりを強調し、それに耐える妻と言う構図になっていた
これまでの前妻への所業を考えれば、いつどんな理由で殺されるかわからない
そんな折、トマスとキャサリンの関係がヘンリー8世の耳に入り、「身籠った子どもは誰の子だ!」と激昂され、それによって流産してしまう
さらにアンとの関係を示す証拠も見つかり、キャサリンは逮捕されてしまった
だが、ヘンリー8世の病状は次第に悪化し、最期の時が近づこうとしていたのである
どこまで史実を知っているかで評価が分かれる映画で、ラストの「アレ」は物議を醸しそうだなあと思った
彼は55歳で亡くなっていて、肥満によるものと、馬上槍試合における負傷の悪化とされているが、「アレ」は結構斬新な解釈のような気がする
訳もなく殺すなら、訳もなく殺されることもあるわけで、キャサリンは生き残るための「覚悟」を持っていた
ヘンリー8世がそれを持ち合わせていたかはわからないが、有無を言わせずと言うところもあって、その瞬間を「アレ」にしちちゃうのは中々「覚悟」があるなあと思った
いずれにせよ、暴君極まれりと言う感じで、忠誠を尽くす方がすごいなあと思うものの、権力にしがみついていた方がお得な時代だったのかもしれない
その後、彼の娘たちが結構なことをやらかしているので血は争えないと思うのだが、そのあたりは別の映画で確認しても良いと思う
華奢に見えるキャサリンに「アレ」ができるのかは置いておいて、人はその気になれば何でもできるんだなあと思った
SIXと真反対の重苦しさ
2019年にイギリスのオリヴィエ賞にノミネートされたミュージカルSIX
この映画で描かれる傍若無人なヘンリー八世の6人の妻が主人公の新しいスタイルのミュージカルSIXは、その後アメリカでも上演されトニー賞にノミネートされ現在日本版が上演中です
このミュージカルのおかげでヘンリー八世の6人の妻達に大いに陽が当たった結果作られたと思われる今作
常にネタを探してるだろう映画業界が選んだのは彼の6人目の妻だった
歴史映画なので重苦しくなるのは仕方ない
エリザベスだって重苦しかったからな
しかし暗い、暗すぎるよ!
ミュージカルSIXの底抜けの明るさを思うと同じ主人公の作品とは思えないです
今回のミュージカルのおかげでヘンリー八世と妻達に興味を持ち、漫画「セシルの女王」を読んだおかけでかなり知識を得たので、この映画もバックボーンを理解した上で観れました
しかしファイアーブランドはこの時代のイギリスの宗教問題の知識がないと理解しにくい映画かもしれません
このヘンリー八世時代の根本に流れているイギリスの宗教問題の説明はほぼありません
知らなくても楽しめますが、異端者って何を信仰してるの?となります
傍若無人な王に振り回される可哀想な妻と権力を狙う教会や権力者の映画なんで知ってた方が楽しめます、いや楽しくはない
なんせ暗くて重いんで
暗くて重くて王妃といえど自由なんてない時代の閉塞感が凄かったし、ヘンリー八世に化けたジェードロウは見ものです
王様ジュード・ロウなの?言われても分かんない!
2025年劇場鑑賞52本目。
エンドロール後映像無し。
中世ヨーロッパの話は個人的にあまり興味をそそられなくて、直前に見た「愛をたがやす人」も歴史ものだったのでちょっとつらいと思いながら鑑賞。
最初に暴君と言われるだけあって、いつ処刑するっていい出しかねないヘンリー8世が怖すぎます。エンドロールでジュード・ロウの名前を見て、あれ?いたっけ?と思いましたが2番目に名前が出るということはまさかあの太った王様?そうみたいです。今まで色々特殊メイクで実在の人物を演じた俳優はいましたが、一番面影ないかも。よく彼にキャスティングしようと思いましたね。ラッセル・クロウならそのまま演じられるのに(笑)
もうさすがに足切断したほうが長生きできると思うんだけど、と思うくらい足がぐっちゃぐちゃに腐ってるところを見せられるのは結構グロかったです。このあたりの歴史をよく知らないので結末がどうなるか全く読めず、その点では歴史に詳しくなくて楽しめたなと思いました。
「歴史」に埋もれた女性に命を与える
歴史といったら戦争や革命の様な「大きな」出来事と男性権力者を追うことだった。美術史も音楽史も文学史も映画史も男性中心だ。でも多くの才気溢れる素晴らしい女性が沢山いたことはもうかなり以前からテーマになっている。でもまだまだだと思う。とりわけビッグな男性権力者の周囲に沢山いたはずの女性は男性の「ビッグ」さに隠れてしまい見えなくなってしまう。ヘンリー8世はその最たる「ビッグ」人物の一人だろう。
最後の妻は殺されなかったということだったのでは!?とフライヤーから得た情報があったのにどうなるんやー!と最後までドキドキした。
特徴的に刈り込まれた庭園の木々、イギリスの荒野、屋内の光と影、衣装の布の質感、豪華な宝飾品、食事、犬や鳥、ひそひそと或いは大声で話す、歌う、踊る、全てのシーンが美術館で目にする絵画の一枚一枚のようだった。
ジュード・ロウ、ヘアメイクに加えてよくあんな巨体に!目で彼だとちょっとわかった位だった。自分のスペアを生む存在が妻の役割、ガンガンと人を殺す恐ろしく怖いヘンリー8世でありつつも、女好きでなんとなくキュートで寂しがりでキャサリンを本当に愛していたヘンリー8世が見え隠れしたのはジュード・ロウだからだと思う。アリシア・ヴィキャンデルはイギリスの寒々しい空気の中で無表情に近い顔であることが殆どでまさに当時の肖像画風、コスチュームものにとても合っていた。
キャサリンは知的で賢く優しく子供たちにも使用人にも愛された。聖書の言葉と自分の間には何も介入させないというルターの考えを自分のものにしてその考えを隠さず皆と分かち合い、親友の伝道師アンを支援した。古典語も当然のごとくできたキャサリンは聖書の英訳に励み娘にも翻訳や書くことを教え自分も著書を出している。ヘンリー8世は当時まだマイナー言語だった英語の地位を高めて重要言語にした人、と言われるが、この映画を見ると、貢献したのは異端とされたアンやキャサリンやエリザベスなどの知性溢れる女性達なのではないかと思わざるを得ない。事実とフィクションの線引きがわからなくなってくる。でもどこかで人間の真実に触れている作品だと思う。
25-025
女王陛下誕生秘話
ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻
流石は、海賊国家の女王の継母のことはある。
寝床の国王を襲えるのは王妃なのだからあり得る…
そして、それを目の当たりにしてきた王女なのだから、その後の国教会改革に、海賊支援など当たり前のもちのろん!
ところで、あの教主はどうなったのか?
ヘンリー8世的には、異教徒と言うことで火炙りか?斬首かなぁ
きっと、懺悔させたのだろう…
めでたしめでたし
(o^^o)
ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻
ジュード・ロウとアリシア・ビカンダーが共演し、暴君として恐れられた16世紀のイギリス国王ヘンリー8世と、
その6番目にして最後の妻キャサリン・パーの生き残りをかけた争いの行方を描く宮廷サバイバル劇。
16世紀の英国、テューダー朝。君主ヘンリー8世は、これまで5人の妻を処刑や追放、出産による死亡などで容赦なく切り捨ててきた。
そんな彼と望まぬ結婚をした6番目の妻キャサリン・パーは、イングランド国教会を設立したヘンリーに反して、プロテスタントの信念に基づいて英国を光ある未来へ導きたいと願う。
しかし、国王と対立する立場であることを告発されてしまった彼女は、前妻たちのように首をはねられるのか、それと病に蝕まれた国王が先に死ぬか、自らの生存をかけて複雑にからみあう宮廷の政治的陰謀に立ち向かっていく。
共演は「コントロール」のサム・ライリー、「おみおくりの作法」のエディ・マーサン。
「見えざる人生」でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門を受賞したブラジルのカリン・アイヌーズ監督がメガホンをとった。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻
劇場公開日:2025年2月14日 120分
イギリスの宗教各派の理解は分からん🙈
イギリス革命の理解では、宗教的な対立軸がどのようであったかを抑えることが必要である。
イギリス宗教改革の結果、イギリス国教会による宗教統制が確立したが、なおも宗教対立は続いていた。
まず、大きな対立軸としてカトリック教会とプロテスタント(新教徒)の対立がある。さらにプロテスタントの中にも国教会(アングリカン=チャーチ)とそれ以外の非国教徒(ノンコンフォーミスト Noncomformists )の違いがある。
非国教徒はさらに独立派(清教徒、ピューリタン)・長老派(プレスビテリアン)の二派があり、対立していた。
アン
女系の礎となった女性でしょうか
ヘンリー8世って男児ができなくて離婚したいが為に我儘でカトリック抜けたぐらいにしか考えてなかった アン・ブーリンとか其の辺は映画でもお馴染みだけどまさか6番目まで王妃がいたとは知りませんでした
相変わらず宮中王様の脚までドロドロ血なまぐさい、昔っからドレスに色々仕込んでいたんだ エリザベスの知性やのらーりくらーりと難しい状況下でも上手く外交やってのけたところなどはこの方の教育のお陰だったのかなと思いました
英にもあった首飾り事件
しかしこの後のドロドロは描かれていない模様
結局はアンアスキューさんの言う通りに...
ジュード・ロウは役作りで増量?不適な笑いが素敵でした そしてちゃんと当時の肖像画風のメイクのアリシア・ヴィキャンデル言われないと分からなかった
全27件中、1~20件目を表示