劇場公開日 2023年12月22日

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PERFECT DAYSのレビュー・感想・評価

全920件中、181~200件目を表示

4.5いい映画

2024年3月11日
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鑑賞方法:映画館

役所広司の演技が凄いです。(特に一番最後のシーン)
カセットテープで音楽を聴いていたり、木漏れ日を撮っていたりしていたところが凄く良かった。
平山の過去を明かさず、鑑賞者に想像させるところも良かった。
この映画を観て人生について深く考えさせられました。

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たいやき

4.0足るを知る

2024年3月11日
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は

5.0これは未来のぼくの姿かもしれない

2024年3月11日
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ぼくは、どこか日々を生きていく中で、
自分でなくとも良いことをしているような、
自分はここにいるという実存感が無いような、
そんな感触を抱くことが、よくあります。

この映画に登場する平山は、
そんなぼくが辿り着く未来の姿かもしれない、
そんな風に感じられました。

映画を見終わった後、
帰り道に行き交う人々の顔を見ながら、
「みんな生きているんだなあ」
と、なんだか感じずにはいられませんでした。

ありがとうございました。
今のぼくにとって、とっても必要な映画でした。

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つかまん

5.0平山と東京とルー・リード

2024年3月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

おそらくこの映画で描かれる平山の生き方は、実は現代人にとって本当に必要なものではないのだろうか?
世間から決して華やかなイメージを持たれている仕事ではなくとも自分の役割に誇り持ち、小さな幸せを見つけられる日常のルーティンがある。
幸せになるには実はこれだけで十分なのではないかということを、情緒溢れる東京の風景と古典ロックとともに描いたこの作品は私にとってとても尊く、愛おしいものだった。
そして、洗練された日常のルーティンはこんなにも美しいことがよくわかる。

現代人は何かと効率主義に囚われがちである。何か生産性の高いことをしなければならないといった観念が強すぎるのだ。
その結果、自分が今向き合うべき感情を無視することになる。
しかし、平山はその瞬間瞬間をしっかり噛み締めて生きているように見える。
「今度は今度、今は今」なのだ。

ただし、葛藤もある。笑っているとも泣いているとも見えるラストシーンで、本人のなかで複雑な感情が渦巻いていることがわかる。この暮らしも決して良いことだけではないようだが、それでもあのシーンは苦しみではなく、そのとき感じた幸福感からにじみ出たものであると私は信じたい。

観賞後は何故か無性に銭湯に行きたくなる。

作品のタイトルがルー・リードの曲名から来てたことを作中の音楽を聞いて理解したとき思わずニヤリとしてしまった。
この曲がこの映画そのものだったからだ。
東京とルー・リード、何故か絶妙に相性が良い。
今度、Spotifyで聴きながら都内を歩いてみようか。

Spotify?どこにあるの、そのお店。

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タブロー

4.0世界は美しく思える。 そう見ようとする目と気持ちがあれば

2024年3月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

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赤の他人

5.0ドイツ人が作った日本映画、良い映画でした

2024年3月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

平山さんと自分の違い。
朝さっと起きるところ、さっと洗面所に行くところ、本をいつも読んでいる、お腹が出ていない、頭髪がふさふさ、お酒が強い、コーヒーはボスのカフェオレ、人に優しい、多分生まれはお金持ちの家、仕事を愛してる、何故か女性にモテる、そして一人だけど孤独ではない。
私は平山さんとは全てに違いすぎるオッサンですが、それでもこの映画が好きです。2時間完全に見入ってしまいました。
まずディテールの凝り方が凄まじい。自然に撮っている様だが、全てヴィムヴェンダース監督が、東京、日本をイメージして作り込んだ物です。気づけば気づく程いろんなものを詰め込んでいます。監督は、小津安二郎が大好きな人だそうだから、本当に日本が好きなのか、たぶんその知識量が半端ない。本当にドイツの人が作った映画なのかと思う程、日本映画です。それも抜群にセンスが良い日本映画。日本で似た人といえば、たけしさんかな(全盛期の)。画の切り取り方や間がですけどね。観たきっかけは、又吉さんがYouTubeで偉い褒めていた事からです。封切中に観られて良かったです。もう一回観に行こうと思ってます。

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ソイチロ

5.0彼もアパートも渋い!

2024年3月10日
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カンヌに出してウケそうな、わびさびを感じる。暮してるアパートも、何やら陰影礼賛的な美を感じた。

役所広司はカンヌ最優秀主演男優賞をとったそうで、それはそうだろう…。彼は何を演じても迫力のある俳優。清掃員の制服も渋い!
しかし、迷子を助けてやったのに礼も言わない失礼な母は何だ。あんなのが居ると海外の客に思われたら嫌だね。居るんだろうけど。コロナ禍の殺伐とした時期だったのね。

彼の主演作で「素晴らしき世界」も、最高に良い作品だった。何だかタイトルが似てる気がする…。

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れい

4.5いい作品観たな

2024年3月9日
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鑑賞方法:映画館

煩い情報に囲まれることない丁寧な、淡々と?いや、徐々に明かされていく充実した日々を時に笑い、しんみりしたり、心配しもずっと見守っていきたくなる。ちょい役であの人が!の面白さといったら。

今オススメ作品を聞かれたら今作品を挙げている。

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chargedpillow

3.5穏やかに

2024年3月9日
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鑑賞方法:映画館

 映画館にて鑑賞しました。

 役所広司さんすごいな、と思いながら見ました。
 主人公の平山自体がなにか大きなことをするわけではないのですが、日々のあれこれやちょっとした感情の機微を無口だけれども、表情や仕草で表現していることがとても凄いですね。
 平山自体が人のことを良い意味で面白く捉えたり、自分で自分の気持ちを整えられるし、心穏やかに生活している様子は自分も見習いたいな、と思いました。

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kame-pukupuku

5.0ずっと見ていたい感じがする

2024年3月9日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

カンヌの最優秀主演男優賞で話題になった作品。これは見逃すわけにはいかない、ということで。
なんか、すごいよかった。
どこが?って聞かれてもどこがよかったんやっけ??ってなるけど、ずっと平山さんの生活を見てたい感じがしてしまう不思議。ちょっと憧れすら感じてしまう。かっこいいなって。
役所さんはもちろんすごいけど、ひとりのおじさんの生活を切り取るっていうこんな斬新な映画を作るビムベンダース監督って何者。他の作品も見てみたいと思った。
なんかすごい刺さって、気づいたらパンフレット即買いしてた笑。
パンフレット片手に、渋谷の公衆トイレ巡りに行きたい。

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流星の水菜

4.5私にとっての木漏れ日

2024年3月9日
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カンパク薬局

4.0ワンパターンな日常こそ豊かな日

2024年3月8日
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ヤマッチ

3.5絶妙な選曲+渋い演者+キラキラしてない東京

2024年3月8日
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慈

4.0穏やかな心になった。

2024年3月6日
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鑑賞方法:映画館

台詞が無くとも、こんなにも伝わる映画があるのだな〜と感動しました。

トイレ掃除って作品で描かれているよりも、もっと過酷だと思うツッコミどころはありましたが……。
何かとザワつくこの時代に、一瞬【ゆとりの気持ち】が持てました。
駅等のトイレを利用する時には、この映画がよぎります。

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シャンタル

5.0谷崎潤一郎の「陰翳禮讚」と高文脈文化を上手に取り入れている。

2024年3月6日
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Socialjustice

4.0PERFECT DAYS は言葉以外で語る物語だった

2024年3月5日
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「日本・ドイツ合作の映画」という紹介文を見て、完全には日本向けじゃなくて楽しめないかと思って見送っていた。

だが世間で絶賛されていたので見に行った。
結果、ちゃんと日本映画だったし、良い作品だった。

自分の場合、人が絶賛しているほど逆に自分は絶賛したくなくなるので、何も事前知識なしに観たかったとは思った。しかし他の人のレビューなしには映画館に足を運ばなかっただろう。

日常の風景

この映画は男の日常の風景から始まる。最初はセリフは全くない。

冒頭にまったくセリフを入れずにひたすら日常を映し出す映画は案外多い気がする。なので「またこの手法か」と思ったのだが、この映画は無口のレベルが違う。

なんと冒頭10分ぐらい全くセリフがないのだ。

だが途中でこう気づく。男が一言も言葉を言わないのには理由がある。言葉を喋れない障害を持っているのだと。この映画はそういうテーマの作品なのだと。

結果的にはそうではなく、ただ本当に無口なだけだったのだが。

言葉 VS 言葉でないもの

映画の中にはとにかく言葉先行のものがある。言葉の理屈が幅を利かせており、言葉の背景として映像があるかのような作品だ。

だがこの映画の「言葉以外で語る」というやり方は対照的だ。
日本ドイツ合作だという背景もあってこの構成になったのだろうか。

自分の好みとしては、映画の言葉は最小限の方が好きだし、説明的ではない映画の方が優れていると思う。

PERFECT DAYS

一体何がパーフェクトなのか?

主人公の男は清掃員の仕事をしており、トイレをひたすら掃除するのが役目だ。

毎日同じ繰り返しで生きている。同じコーヒーを飲み、同じ居酒屋に行って同じメニューを頼み、同じ銭湯に行って体を洗う。その繰り返しなのだ。

だがありふれた日常の繰り返しの中にこそ「完全」はある。それは自分が生きている世界を愛するということなのだ。

自分の心がけ一つで、この世界に生きているという奇跡を見逃さずに味わえるのではないか。この映画はそう思わせてくれる。

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稲浦悠馬 いなうらゆうま

4.0よかった

2024年3月5日
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笑いも感動もないけどなんかずっと見てられる。主人公が日々感じているうっすらとした幸福感を追体験できる、よく出来た作品。他人と自分を比べなければどんな生活でも幸せを感じられることを知った。

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ユウ

3.0社会的強者の描く「社会的弱者」映画

2024年3月5日
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難しい

寝られる

主人公が大人の「よつばと!」なのでは、と思い至ったので評価を星3に改めました。

以下、修正前。

正直に言うと何が言いたいのかあまりわからなかった…トイレ清掃の人にも人生があっててとかそういう当たり前の話…?無口で何考えてるかわからない人だって何考えてるかわからないくらいにはいろんなこと考えてるなんて当たり前の話でして…

そんなことより週一場末のスナックで石川さゆりの歌が聴けるなら通うから店教えてほしいなって思いました。

 正直あらすじを読んでもよくわかりませんでした…なんでこれが絶賛されてるんでしょうか。もしかしたら、こういう当たり前にエンタメを享受できる生活「しか」知らない人にとっては斬新な物に見えたのかなぁとも思います。小さな事で喜んだりするのは当たり前です。大きな喜びに出会えないんだから。小さな事に喜ぶしかできないんだから。

こういう、社会的弱者にスポットを当てて勝手に「それでも幸せに生きています」系はやっぱり胸糞悪いですね。これを見て泣けるとか言ってるのは社会的強者しか経験したことのない人では?幸せなわけあるかい。そうでもせな生きれんのじゃ。

ラストシーン、平山と同じくらいギリギリな人生を送っていた時に同様の事象を起こした事があるので、ああわかるわかる、と思いました。

趣旨がわかりづらい -1
冗長(それが良さでもある)(日常とは時にそういうものである) -1
胸糞(感動したとか言ってる人間、社会から断絶された未来が今日になれ)-1
女に夢抱きすぎ(神聖視しすぎ)(「好意を持たれているという思い込み」なら良かった)-1

って感じです。低評価つけたいわけではないんですが、見終わった後ただただムカついたので星1です。これまて主演が女なら色々言われてたんだろうなと思ったけど生々しすぎて書けねえわなとも思いました。日本てそういう国だもんな。

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海渡

3.0まるで樹木のような主人公を定点観測することで気づく映画ならではの「余白」の大切さ

2024年3月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

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スモーキー石井

3.0役所広司だけで最後まで飽きないという

2024年3月4日
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鑑賞方法:映画館

・ふだんのじぶんの日常を見せつけられているようで、しみじみとしました。つなぎではないですが、作業服だし、トイレの詰まりには向かいますし、サンドイッチを公園で食べてますし。
・選曲はさすがです。アニマルズは反則でしょ!w 
サントラ、かなり売れるんじゃないかな。
・短編映画ならかなり引き締まった作品にはなるでしょう。しかし、このたゆたうような2時間に身を浸すという快楽があるのかも。
・小津安二郎というより、ジャンヌ・ディエルマンですね。ふだんの生活動作に何かが宿っているよう。
・予想以上に楽しく見る事ができました。昭和の日本映画みたいで懐かしい。
・アナログな生活は、コンピュータやテレビやスマホから離れていれば可能であると。
・日常を工夫したアングル、明かり、音響が効果を上げています。
・少年の純粋さと、男の内なる狂気。
何考えてるかわからないギリギリを体現する、
つまりは一挙一動が目を離すことができない、稀有なアクター役所広司は、さすがでした。
・影踏みで一触即発、殴り合いしたらどうしよう、なんてハラハラしたりして^_^

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青樹礼門