劇場公開日 2024年7月12日

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メイ・ディセンバー ゆれる真実のレビュー・感想・評価

全108件中、1~20件目を表示

3.0モデルにされた男性への配慮に欠け、後味も苦い

2024年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

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高森 郁哉

4.0グレイシーの意志の固さということでは、映画というものの表現力を目の当たりに見せつけられる

2025年5月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
私は無邪気なの。
昔から、ずっと。
ある意味、優れた資質よ。

〈映画のことば〉
「映画のためだ。大勢の人が観てちゃんと理解すれば、君がもっと楽になるかも知れない。」
「私が?」
「僕たち2人が。」

幾重にも折り重なった、複雑な人間関係の深淵を前に、その内面の深淵に何とか切り込もうとするエリザベスの執念にも目を見張りますし、自分の信念のためには(法を犯しても―
それは日本で言えば児童に対する不健全異性行為・不純異性交遊といった感じか?)自我を貫こうとするグレイシーの意志の固さも、観終わって、心に残ります。

「ふたりの関係は犯罪だったのか。ロマンスだったのか。当事者の心で追うか、よそ者の目で追うか」というトレーラーのうたい文句は、本作の、そういう核心を、ものの見事に射抜いていたとも、思いますし、「ゆれる真実」という本作のサブタイトルも、正鵠を射ていたと言うべきでしょう。

もともと、本作のタイトルの「メイ・ディセンバー」は「(結婚・恋愛で)親子ほど年齢の開きがある」を意味するスラングのようですけれども。

13歳の少年との間の子を獄中で出産したというグレイシーを演じたジュリアン・ムーアの演技の半端のないミステリアスさ。
そしてグレイシーという人物の内面の深淵に迫るエリザベスを演じたナタリー・ポートマンの演技が、グレイシーを演じたジュリアン・ムーアの演技のミステリアスさをいっそう引き立て、倍加させる―。

「お互いを引き立てる関係性」ということで言えば、それは、あたかも、シャーロック・ホームズと、ジョン・H・ワトソン博士との関係性
を見ているようかのように、評論子には思われました。

否、二人の関係性というよりは、ジョーやエリザベスの人生をも、まるで渦(うず)のように自らの人生に巻き込もうとでもするかのようなグレイシーの意志の強さは、ホームスのワトスンの程度にとどまるものではなく、驚愕を超えて、はるかに戦慄すら覚えるほどです。

観終わって、その名優ふたりの演技の表現力は心にずんと胸に響き、その表現力から「これぞ映画」と快哉を叫びたくなるような一本だったと、評論子は思います。

グレイシーの真意に迫ろうと切り込むエリザベスにしても、所詮は「他者を演ずること」を生業としているに過ぎない俳優と言ってしまえば、それだけのこと。
取材を通じて、エリザベスは何をどれほど得ることができたのか。どこまでグレイシーの真意に迫れたのか。

秀作だったと言って、間違いのない一本だったとも、評論子は思います。

【不健全性的行為】
不健全性的行為とは、「18歳未満の少年に健全育成上支障がある」と主張される性的行為を指す語。場合によって不純異性交遊、不純異性交際、性的逸脱行為などとも通称されることがある。これらの語は性的自由の制限を肯定する立場から使用されることもある。[hweblio]

 不健全性的行為については、性的行為の結果に対して十分に責任を取ることが難しいとも予見される年少者が、適切でない場面において性交などを行うことについて、少年保護の観点から補導を行うという趣旨であるとの見解もある。
一方、刑法上は性的同意年齢が16歳であり、16歳以上の個人的な営みである性行為を、一方的に不純・純粋などと定義するのはおかしいとする批判が昔から存在している。
1990年代以降、雑誌やインターネットな様々なメディアを通して、文章や写真、動画などによる性的情報へのアクセスが容易になり、性風俗店も広域化した。少年・少女の性行為経験率も上昇しているとして、不健全性的行為を性感染症予防の観点から考察する論もある。[前同]

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talkie

4.0真実とは

2025年5月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

結局、愛とか洗脳とか形のないものを理解しようなんて、ましてや真実を見つけるなんて無理な事です。
それは夫婦になった本人達ですら、確信を持って言える感情ではないのでは。

ナタリーポートマン演じる女優が、夫婦や子供達、関わりのあった人達を掻き回すだけ掻き回して、結果あの最後のシーンは滑稽でした。

評価は低めですが、複雑な感情や曖昧な真実が描かれていて、私は面白かったです。

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YOTSUBA

3.0リアルに

2025年4月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第三者が考えるリアルと、
当事者のリアルは大きくかけ離れているだろうし、
真実は当事者にしかわからないし、
当事者の記憶も時とともに変化していくのかも。
では、本当のリアルとは?

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上みちる

3.0鏡の中の鏡

2025年4月5日
iPhoneアプリから投稿

その役を演じようとしている女優を演じるナタリーとその役を実際に演じている女優ジュリアン。万華鏡に入り込んで虚像と実像が入り混じったようで不思議な感覚を覚える。
鏡越しにジュリアンがナタリーの化粧を施すが横を向いていてよく見えぬ。化粧が終わって正面を向いた時の変貌にドキッとさせられる。実際の事件を掘り下げる訳ではない。2人の演技の妙が楽しい。

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Kj

3.0感情って、説明がつかないものだし、共有できないもの。

2025年3月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

結果としてこうなっているけど、人の感情って、そうそう説明がつかなかったり、共有できそうでできないもの、って感じ。ましてや20年以上前の感情や、それに基づく決断って、その時最良と思えたけど、人は変わるし、環境も変わる。
見る人によって、事実も変わる。
そういう意味で、いたって人間の真理の話なので、言われているほど悪い作品ではなかった。

でも23歳も歳が離れてるって…。
もし後悔があってもしかたないよ。

無邪気は才能。

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クリストファー

0.5最後まで意味が分からない駄作

2025年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

ナタリーポートマン見たさにこの映画を見たが、最後までストーリーが理解できなかった。
2024年に見た映画の中で断トツにつまらなかった。

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albikazu

3.0作品の真の意図はなんだ

2025年3月5日
Androidアプリから投稿

映画館で観る気にはなれなかった今作
WOWOWで鑑賞

スキャンダラスな過去の事件を映画化したいハリウッドと主演女優
作品の為に当事者のプライベートにズカズカと入り込む女優が幸せを形作っていた家庭にヒビすらいれる事を厭わない
映画化の為にそれって必要?
説教まがいのアドバイスいる?

ハリウッドに対する批判が目的なら当事者存命の実話の事件を当事者が不快になるような作品にするべきではない

これでは興味本位のタブロイドと変わらないよね

当事者の奥底にある真実を魅せてくれるかとおもったのに期待外れです

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TRINITY

3.0あるスキャンダル後の揺れ動き

2025年2月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

知的

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近大

2.0映画化しなくても良かったかな

2025年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

わかりにくいし監督の意図が最後まで掴めず、モヤモヤ。
実話ですが、正直グレイシーが単に自己中な色魔に見えた。ジョーは完全に被害者で、大人になれていない。
気の毒。

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Mariko

3.0演技演出は魅せられるが、

2025年2月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

実際あった36歳の家庭ある女性と韓国系13歳の少年との愛。
客観的にはスキャンダルでしかない、女性の家庭は壊れても、女性は愛を信じる。
まるで洗脳されたかのような成長した少年はサナギから蝶になった自らを窓から放つ。

愛ならば、それでいい。
他者は分からなくても二人だけが分かっていたらいい。
愛ならば、いいのだ。
邦題にあるように、揺れてしまう、ところがあるからスキャンダルにしかならない。
(まあ、愛を愛だと描いても面白くない、からか。
虫だって変容する、人間だって揺れ変わる。
それを描きたかったのだろうね。
この監督さん、心の揺れ動き、裏表がすきだから。)
愛を美化するのも、避妊せず妊娠出産して愛の結晶とするのも母性も、
ある種の脅迫めいた精神暴力だともみた。
僕が男性だからか。

ナタリー・ポートマン、製作も担当。相変わらず素敵である。
ジュリアン・ムーア、いつもの定番演技。
魅せられるがそれを超える脚本ではない。

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なかじwithみゆ

2.5ハリウッド商業主義

2025年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2023年で一番、賛否の分かれた映画だとか。
この映画はアカデミー賞に限れば、脚本賞にだけ、ノミネートされた。
そこで脚本を書いたのは、サミー・バーチという名の女性で、
サミー・バーチは原案者でもある。
サミーさんの写真を見ると、30代後半に見える活発そうな女性。
(経歴は全く分かりません)

この映画のモチーフになった「メイ・ディセンバー事件」は、
アメリカでは、「ジョンベネ殺人事件」と1、2を争う加熱報道に
晒された事件との事です。
ミステリーおたくの私は、5歳のジョンベネちゃんの可愛い映像を
1ケ月位毎日テレビで見たものです。
「メイ・ディセンバー事件」は記憶にないです。

ジョーのモデルになった青年(と言っていいほど、イキイキして
利発そうな顔をしたちょっと浅黒い肌の混血男性)

「僕には事前になんの相談も取材もなかった」
「聞いてくれたら、チカラになれたのに、実際はもっと複雑なのに」

この映画のジョーは無力な指導権をグレイシー(ジュリアン・ムーア)に
奪われて、父親としても、たった13歳しか歳の差のない自信のない姿。
ラストの方のシーンに双子の娘と息子の
ハイスクール卒業セレモニーがあります。
それは校庭なのか日差しが眩しく、ひな壇に並ぶグレイシーとエリザベス
(ナタリー・ポートマン)はサングラスを掛けて座っている。
ジョー(チャールズ・メルトン)は校庭の片隅のフェンスに、隠れるように
双子の晴れ姿を嬉しそうに見つめている。
決して家族4人の晴れやかな写真撮影やお祝いの家族パーティーは、
開かれないのです。

全米の好奇に晒された青年の1996年から20年以上にわたる年月。
ハリウッドの権力者・・・制作者・監督・原案・脚本そして
2大演技派実力派女優は、彼の受けた差別や心労、
乗り越えてきた苦悩に、ほんの少しでも報いただろうか?
彼の事件を蒸し返した罪に、気が咎めただろうか?
ラストシーン。
グレイシーそっくりの赤毛と、かなり着膨れて太らせて、
ジュリアン・ムーアに似せたナタリー・ポートマン。
「毒ヘビではないのよ、怖がらないで」
このシーンこそ憶測と推測の創作に過ぎないのです。
グレイシーが、言う。
「私の心は満たされているの」
誰だって、そんな気持ちの日もあります。
ジョーの心は満たされていたのでしょうか?
グレイシーは故人です。
ジョーの胸の内・・・こそが知りたかったです。

モデルになった無力な青年には、反論の機会もチカラもないのです。
不快を煽る大音響が何回も鳴り響く音楽。
見終わって虚しさと疲れを、とても感じました。

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琥珀糖

2.5よくわからない

2024年10月12日
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ナタリーの演技力は認める🕶

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マルキド花菱

2.5うーん

2024年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

メイ・ディセンバーという名称は知らなかったが、この事件は聞いた事があった。
36歳成人女性が中学1年生と関係を持つとは、センセーショナルな内容だし、普通ではない…とは思っていた。

真実や心理を探るコンセプトはまあわかるのだが…役作りのためにインタビューして掘り下げたところで、グレイシーという人物の理解は進むんだろうけど劇的に覆るような事があるわけでもなく(実際はこの後離婚したとのことだが)、うーん、あんまり面白くなかった。
音楽の入れ方も私はダメだった。

ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアは素敵だったんですがね。

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ふわり

3.0当事者の気持ちは理解しようがないと思う

2024年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

題材となっている事件はワイドショーが好みそうな低俗で醜悪な切り取られ方もできるものではあったろうが、性的に健康で魅力的な男性と魅力的な女性が出会い情熱的な関係を持った話とすれば純文学にでも昇華できるものでもあろう。その時、そこでどのような心の動きがあったのか、何がきっかけで気持ちが動いたのか、なんてそれはきっと生物としての感覚が二人をそうさせた結果だろうから、実は当事者すら本当のことを記憶できてないのではないか。 だからそれを物語として虚構の中で再現することなんてどのような努力を以ってしてもできないように思う。
だから、監督さんには事件について相応の解釈はあったのだろうけど、その解釈に沿ってこの作品を追ったり、理解しようとしても、どうしても歪みが出てしまうのだろうと思った。ましてやそれを理解するために追体験して再現しようとするのが一つのテーマとして描かれている訳で、そうなると歪みから捻れになってしまった。
 それが鑑賞後のモヤモヤの理由かもと思った。
二人の女優さんの力量のためか、作品としては緊張感も最後まで途切れず見応えがあったと感じた。でも理解できないシーンや設定は少なくなかった。 それはそれでいいんだろうと思った。

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Toshiya

3.5キャストに釣れれて見に行ったが大分狂ってる 隠れてる部分がわかり難...

2024年9月11日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

キャストに釣れれて見に行ったが大分狂ってる
隠れてる部分がわかり難い
音楽から展開まで意地悪な演出で子供から止めてって言われてそりゃそうだと我に返った
社会的にはアウトだが、そこを超えた何かを問いかける感じ

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UPtwHmNNLjBjFuAF

1.0アカデミー脚本賞とナタリー・ポートマン主演とあらば映画好きなら見るでしょ?

2024年9月10日
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鑑賞方法:映画館
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病人28号

2.5どうだろう?

2024年8月27日
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鑑賞方法:映画館

世間では許されない年齢差の結婚(生活)の話しなのか?それともそれを映画化するために近づく女優の話しなのか?
何となく曖昧な終わり方も中途半端感が否めない。
もう少しどちらかに寄った方がわかりやすい気がする。
せっかくのナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアの名女優2人なのにもったいなさだけが印象に残った。

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キチ

二重・三重・四重

2024年8月25日
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鑑賞方法:映画館

 May-December (5月-12月)とは、年齢が大きく離れたカップルを意味する言葉です。夫のある36歳の女性が13歳の少年の子を妊娠し、成人による性的暴行の罪で入った刑務所で出産し、出所後に結婚したという1990年代にアメリカで実際にあったセンセーショナルな事件に材を取ったお話です。この事件は当時日本でも報じられ、米マスコミの熱狂ぶりも話題になりました。

 この映画は、それを単になぞるのではなく、この出来事をドラマ化する物語言とう二重構造にしたのが特徴です。事件当事者の女性・グレイシー役を演じる女優・エリザベスが取材の為に自宅を訪れると言う形でお話が進みます。グレイシーは、自分たちの行為は歳の差こそあれ愛の行為であると語りますが、グレイシーの目からそれは欺瞞的にも映ります。でも、グレイシーはグレイシーで、自分の演じるドラマの為にエリザベス夫妻を興味のままに消費しているだけの様にも映ります。更に考えれば、そのグレイシーを撮っている本作のカメラも事件を二重に消費しているんじゃないかと思えます。そしてもっと引いてみると、その映画を観ている我々も好奇心のままに覗いているだけの様な気がして来るのでした。

 一体、どこに「真のカメラ」があり、何を描こうとしているのか分からないその不安定感が観る者を揺さぶります。そして、背景で流れる音楽が何処か煽情的で安っぽく、我々の不安を更に高めます。

 いやぁ、何とも意地の悪い映画だわぁ。

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La Strada

2.5むー、、、

2024年8月14日
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これは脚本が悪いと思いますよ…

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JYARI
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