「主役は料理」ポトフ 美食家と料理人 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
主役は料理
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美食家でフランス料理界のナポレオンともいわれるドダンと彼に長年仕えて来たお抱え料理人ウージェニーの晩年のロマンスを絡めたお話。ただ、老人たちの美食語りばかりかと思ったら、ウージェニーの助手のヴァイオレットが連れて来た親戚の小さな女の子ポーリーヌが味覚センス抜群で後継者候補にというのは希望へとつながりましたね。
冒頭からカメラは料理作りの有様を数十分間、只管追ってゆくが、次から次へと手際のよい仕込みと、こね回す凄い迫力で圧倒されました、まさに主役は料理の数々。永年の皇帝料理の歴史に育まれてた世界三大料理の祖、フランス料理、観るだけで味わえないが想像力を刺激しまくり、料理が主役の映画が成立するのには驚きました。
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