劇場公開日 2024年11月22日

「劇中劇に興味が」チネチッタで会いましょう りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0劇中劇に興味が

2025年1月3日
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鑑賞方法:映画館

難しい

イタリアの映画監督ジャンニは、プロデューサーの妻パオラに支えられながら5年に1本くらいの割合で映画を制作してきた。チネチッタ撮影所での新作映画の撮影が始まったが、これまで順調な人生だと思っていたのはジャンニだけだった。女優は演出に口を出し、恋愛作品じゃないのにラブストーリーだと言い出し、娘に紹介されたボーイフレンドは自分と変わらないくらいの年寄りだし、帰宅して目を覚ますと、40年連れ添った妻パオラから別れようと言われた。さらに撮ってた映画のプロデューサーが詐欺で捕まり資金不足となり撮影が止まってしまった。韓国人プロデューサーとの資金こうしょうを行い・・・さてどうなる、という話。

妻の言うことをちゃんと聞いてないと、40年連れ添っても別れようと言われる、典型的な独善夫を笑う作品なのかも。
主人公を自分に置き換え、よく考えた言動をしないといけない、との反面教師になった。
娘が自分くらいの彼を連れてきたら、父親としてはやはりショックだろうと思う。ま、ここは作品の中ではあまり重要じゃないとは思うが。
劇中劇で1956年のハンガリー動乱の時にソ連がT34戦車で介入してきた方に興味を持った。
最後に邦題について、何で「Il sol dell'avvenire」(明るい太陽)もしくは英語題「A Brighter Tomorrow」が「チネチッタで会いましょうに」になる?

りあの