「竹田の子守唄」枯れ葉 ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
竹田の子守唄
まずは、この愛すべき一作で一年を締めくくれた事を喜びたい。
要所で映るポスターの数々や、古典名作へのオマージュのような場面のいくつか(ラストは『第三の男』の裏返し?)で示される映画愛がナイス。
登場する様々な曲は、それぞれステロタイプな異国イメージを表している訳だが、それでもつい漠然と外国に憧れてしまう閉塞感の表現に、無表情芸と相まって貢献している。
いかにも男運の悪そうな女と言うまでもないダメ男というなんとも情けない組み合わせだが、ベタなハッピーエンドにしない演出が素晴らしい。
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