関心領域のレビュー・感想・評価
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難しい芸術作品のよう
面白い面白くないで言ったら面白くはない
ずっと広角でそのくせ情報量の少ない平坦な画面、それに対比するような様々な声や銃声。
このようなギャップのある作品に初めて出会ったのでストレスに感じたのかも。
そういう意味では映画史に残る作品
啓発映画とは言い切れないと思う。
観察視点との意見も多いが、個人的には観察しているような気にはなれなかった。資料映像のような印象。
撮影技術や画面構成はかっこよかった
何年後かにもう一度見て印象が変わるかが楽しみ
鑑賞者のもつ知識や感性によって感想が変わるのは納得
日常の中の地獄を描く
『関心領域』は、アウシュヴィッツ強制収容所の所長ルドルフ・ヘスとその妻ヘートヴィヒをモデルにした物語で、これまでのナチス関連映画の中でもっとも衝撃的な作品の一つと言えるでしょう。
映画は、至って平凡な家庭生活の映像に、真っ赤な画面で血を想像させるシーンや、煙や灰をフィルムっぽいシャープな白黒映像で挿入し、観客に考えさせます。音の表現力も高く、不気味な空間を想像させる効果を生んでいます。映像に直接描かれないことで、観客の想像力を駆り立てる恐怖感は圧倒的です。
父親として、夫としてヘスの姿はどこにでもいる一般人と変わりありませんが、所長として短時間で数百のユダヤ人を虐殺するインフラを作り上げるその発想は戦慄させます。妻のヘートヴィヒは、ユダヤ人収容者から奪ったものの中から自分に最も価値のある毛皮コートを残します。彼女の赤ちゃんや夫に対する愛情は、表向きの形さえ整えれば良いという考えで、きれいな庭園を手入れし、好きな農業ができれば自分は幸せだという価値観は理解し難いものです。ヘートヴィヒのお母さんすらこの収容所の壁を隔てた平和な家庭環境から逃げ出しましたが、ヘートヴィヒの育った環境以上に、彼女の心の病は深刻です。彼らの子供がどのような人間になるのか、考えさせられました。
エンディングでは、ヘスの健康状態を医師に正常だと言われても、心理状態はかなり病んでいることが描かれ、その描写力は見事です。良い暮らしをしているヘス家は、誰もが心に食いしばっているとほのめかします。
この映画は、観客にそれぞれの関心領域がどのように多様であるかを示しつつ、見て見ぬふりをする心理がどれほど恐ろしいものか、平和ボケで良いのかを問いかけます。
怖くない怖さ
隣と全く関係ない平和生活だけを描いてるかと思いきや、しっかりとアウシュビッツの環境で生きること、を描いていた。ああこんな生活だったんだ、こんな価値観だったんだ、やっぱり蝕まれていったんだ、と飽きることなく世界に入りこめた。
昔ドイツに縁がありドイツ語をかじっていたこともあり、あ、その単語懐かしい、みたいな見方もできたからかも。
Unglaublich schoen!! (信じられないくらい素敵!)
落下の解剖学でもある意味無表情のまま感情演技をするサンドラヒュラーに強い印象残ったけど、今回もまた。
大家族やゲスト、使用人、大勢出てくるけど本当に隣を気にしていない、のは彼女演じる奥様ヘドウィグだけな気がする。もちろん彼女だって夢の生活を維持するためにそのフリ、をしているのかもしれないけど、周りは平気に見えても少しずつ変調をきたしている気がする。
ルドルフヘス一家は実在らしい。元となった小説では仮名だったのをあえて戻したらしい。最後は処刑されたとか。
遠くに音が聞こえる冒頭の真っ黒な画面、
ひどい反響音が鳴り響き心拍が早くなる赤い画面、
覗き穴のような一筋の光、
ルドルフが吐きながら降りていく階段の先の暗闇、
悲鳴にも聞こえるエンドロール、
段々エスカレートするシーンに不安感を煽り、精神が安定しない様子に同調しかかった。すごい演出だと思った。
見てみぬフリをしてしまったこと、それが怖くなり自分が自分でなくなりそうな感覚に陥ること、少しでもそんな経験をした人には自分ごと、に感じられる世界なのかも、と思った。
これが怖くないことこそが逆に怖いことなのかもしれない。
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<備忘: アウシュビッツでの生活>
殺された囚人の服や貴金属が回ってきて使用人にも配る、毛皮のコートや口紅は自分でゲット、子どもは誰かの金歯で遊ぶ。ナチが推進する「東方」での幸せ?を体現
川が黒く染まって、骨と遺灰?が流れてくると父ルドルフは慌てて娘たちを川から出させ、念入りに洗う
その遺灰はおそらく庭の肥料にも使われて、美しい庭園の花や野菜の養分となっている
毎夜繰り返される悲鳴と銃声と焼却炉の煙に、遊びに来た祖母は耐えられず帰る。娘も少しおかしくなって夜徘徊する
ポーランド人の使用人を見て、ユダヤ人を家の中に入れてるの?と聞く祖母。ユダヤ人は塀の向こう、これは現地民よ、と返す母。
イライラすると使用人に当たり散らし、贅沢させてやってるのに、灰にして撒くぞ、と脅す
でも娘は親に隠れてこっそり現地の男の子と恋仲に?
(と解釈したがよくわからない。ドイツ人同士だったかな)
ネガ画面で描かれる、夜中に囚人のためにりんごをこっそり隠しに行く少女。発見した楽譜とそれを弾いていたピアノ含め実話、実際の家らしい。
一度に400-500「の荷物」を処理でき、2台で循環することで「処理」の生産性を上げられる、と焼却炉?の売り込みにくる人たち。その権利を担保しようと特許申請を勧めるルドルフ。
一つの部屋に集まる人々を見て、ガスで一斉に殺せるかと考えてしまうルドルフ。
1日一万人以上の、ハンガリーの大型収容作戦に自分の名前がついた、戻れることになったと夜中に妻に電話するルドルフ。寝たい妻に話したい彼、どんな心持ちだったのか。
こわいこわい。
怖い、怖すぎる、、、
とても怖い作品でした。
とにかく怖かった。
そして最後の幕引きには戦慄が走りました。
二度と見たくは無い、でもこの恐ろしさは忘れてはならない。
鈍感であってはいけない。
多くの人に長く見続けられて欲しい作品だと思います。
怖い映画を観てしまった
顔のアップが無く、感情が感じられず、たんたんと進んでいく。時々聞こえる銃声や叫び声が怖い。しかし、そんな音を聞いても普通に生活している怖い家族の物語。ウクライナやガザのニュース映像を観ても普通で居られる自分が一番怖い!
微かに、そして確かに聞こえる音の恐怖
覚悟して観たけど、やっぱり重かった関心領域。知らないことも多いから、ちゃんと知りたいという思いもある。でも、本当にそこに時間を割く?割かないような気がする。ネット社会になって距離の壁はなくなってきているはずなのに、自分は距離を言い訳にして今日も無関心領域でぬくぬくと生きる(Xへの投稿コピペ)
アカデミー賞で音響賞を獲ったことにすごーく納得
人間とは … かくも恐ろしきものなり
冒頭から流れる微妙に音程をずらした楽曲に限界を感じ始めた頃、実写映像となった。
アウシュヴィッツ収容所所長ルドルフ・ヘスをクリスティアン・フリーデルが、妻ヘートヴィヒをザンドラ・ヒュラーが好演。
邸宅の隣で起きている事に家族が皆気付かないふりをし、平静を装い生活を続ける。
ヘスと同じ立場に置かれた時、自身はどう行動するのだろう。逃げ出す事は出来るかも知れないが、果たして反逆者となる事が出来るだろうか。
ヘスが絞首刑となる1947年4月16日の2ヶ月程前に、ヘス自身が拘置所で執筆した手記が、「 アウシュビッツ収容所 」という本になっている事を知り、早速図書館に予約しました。
彼が、私達に何を遺し何を伝えたかったのか、少しでも知りたい、そう思っています。
映画館での鑑賞
モキュメンタリーっぽさ
制作ロゴ、タイトルの後、画面は暗転、重苦しい音楽と共に約2分間真っ暗な画面を見せられ、一転して長閑な明るい風景。
ミニシアター系でやりそうな映画をTCXで鑑賞した。音がポイントの映画だから、それは良かった。
淡々とした日常の暮らしを見せられる。平和な、幸せな一家の日常。でも良く見ると、良く聴くと異常なことに気が付く。まるでモキュメンタリー。
家族は、家政婦の存在に気付いてないのかと思った。でもそんなことなかった。
終盤になると異常さに拍車が掛かる。レジスタンス?の少女の行動、ユダヤ人の記録、展示館となった収容所の現在。ユダヤ人が受けてきた迫害を知れというメッセージか?だからといっていまのイスラエルの行動を許せるか?
いまだから「アウシュビッツ」は忌避するけど、当時はまだただの地名。そこに暮らしを築いたら離れがたい日常になるだろう。そう、「フクシマ」も同じ。
「オッペンハイマー」に続いて怖い映画だった。
エンドロールで え!って声が出てしまった
玄人に言わせると凄いなのだろが
奥さんに何も言えない夫が単身赴任するってだけの映画じゃないか!
エンドロール始まった時に え!って声が出てしまった
もちろん映像美や横の収容所 隣に住む裕福な幹部の家族 アンバランスな一時なのだけど何も無さすぎる
A24映画はほとんど見ているがここまで何も起きなかった映画はない
不穏さをたたえる映像以上に、「音」の恐ろしさが際立つ一作
ホロコーストを描いた映画としては、『SHOAH ショア』(1985)や『シンドラーのリスト』(1993)、『サウルの息子』(2015)など膨大な作品が存在しますが、本作はアウシュビッツ(=ビルケナウ)強制収容所に隣接した邸宅を舞台にしていながら、収容所で何が起きているのか、直接描写していない点が大きな特徴です(周囲の状況をはっきり見せない、という点で『サウルの息子』と共通する作劇法とは言えます)。
収容所内で起きていることからあえて目を逸らして、平穏な日常を享受しようとする収容所所長家族ですが、もちろん視界に入れなければ事態に触れなくて済む、というものではなく、遠くからは絶えず不穏な物音や悲鳴のような声が聞こえてきます。そしてさらに、映像では伝わってきませんが「臭い」も。
作中でたびたび清掃をする場面が登場するのですが、それはこの、臭いの存在を観客に伝えるための表現ではないかと思いました。
『落下の解剖学』でも謎めいた人物を演じたザンドラ・ヒューラーが本作でも収容所所長の妻、ヘートヴィヒ・ヘスを演じていますが、本作の何が恐ろしいかって、自分たちが何をしているのか知りながら、そこから得られる利益を当然の権利のように受け取っている姿です。その本性が現れる後半のあるセリフは背筋が凍り付くほど。
ホロコーストだけでなく、今現在も生じている重大な問題から目をそらして平穏な日常を維持しようとする我々すべてに、もう一度自分自身を見直せ、と迫ってくる本作。鑑賞には予想以上の覚悟が必要でした……。
ずっと不協和音を聴いているような、なんとも言えない不安感、常に漂う...
ずっと不協和音を聴いているような、なんとも言えない不安感、常に漂う不穏な空気。キューブリックやウェス・アンダーソンも思い出させるような、完璧な構図の定点カメラが映し出す美しく家庭的な日常と、鳴り止むことのない凄惨な雑音との違和感。贅沢な暮らしに溶け込む収容者たちの遺品。本当に恐ろしい。アカデミー賞国際長編映画賞と音響賞、カンヌ映画祭グランプリを受賞。
死角
人間の五感は優れていると言いますが、私たちが関心をもって見ているものはかなり限られているんだろうな、と改めて考えさせられました。
ましてカメラを通して記録された歴史的記録映像、ドキュメンタリーから見て取れるものはごく一部なんでしょうね。
登場する家族も、家の隣で起きていることばかりか、家のなかのことも無関係であるかのように見えました。そこも、モデルになった実在の家族も実際は、隣で起きていたことをもう少し気にしていた可能性もあるよな、と期待してみたくもなりました(目や耳は塞げても匂いは避けられなかった気がしますし)。
関心すら寄せられていないもの、関心を持っていながら目を向けられていないものも多いですが、見えているのに無関心というのが危ういものをもたらすんだと実感させられました。
とはいえ、リンゴを配ってみるような想像力や行動力を持つことは難しいですね。
音だけでなく臭いも感じる
映像の背後に絶え間なく聞こえる音。画面に写っていることより、音で察せられる画面に写っていないことの方に気持ちが向いてしまう。これは確かに、拡張された映画体験と言えるものだろう。
ドキュメンタリー調とも違う、自然でありながら無機質で表層的な映像は、無数の隠しカメラで撮った断片を繋ぎ合わせたものとのこと。登場人物たちの感情を読み取ることが難しい。
壁の向こうから立ち上る煙や、闇の中の炎を見ていると、音と相まって臭いも迫ってくるように感じられて、気分は悪くなってくる。
直訳のタイトルが深い。制作時には意識していなかっただろうが、今は期せずして、パレスチナの現況を思い起こさずにはいられない。
最も映画的と言えるのが、ヘンゼルとグレーテルの読み聞かせでの反転映像の少女のシーンだが、観ているときは意味がわからなかった。後で公式サイトで確認して理解はできたが、効果を上げていたとは言いづらい。
エンドロールの不協和音のような音楽もあり、後味は悪い。映画館を出たあと、目に入る街の灯りが不穏なものに見えた。
アクトオブキリングを思い出した
命令されてやると罪悪感が薄くなるって、自分もやってしまいそうで本当に本当に怖い。
観たあとも怖くてエンドロールの音楽が夢に出そう。
最後のえづきはアクトオブキリングを思い出した(同じくらい怖かった)
抽象化しすぎてないだろうか?
『関心領域』(原題:The Zone of Interest)。
マーティン・エイミス原作、ジョナサン・グレイザー脚本・監督の米・英・ポーランド共同製作。
2023(日本は2024)年公開。
アカデミー賞国際長編映画賞、音響賞。
冒頭、タイトルバックに不穏な音(音楽?)が鳴り始めスクリーンが体感3分ほどブラックアウトする。
テレビなら放送事故だ(笑)。
その後、川のほとりに楽しむ家族のシーンに切り替わる。
アウシュビッツ強制収容所に隣接した豪邸に住むルドルフ・ヘス一家の日常を描く。
※Wikipediaでは、副総統のヘスと区別するため
「ルドルフ・フェルディナント・ヘス」で表記されている。
ほとんどすべての挿話が、
◆婉曲表現
◆暗示や暗喩
で構成されていて、スッキリとは入ってこない。
人類の歴史に残る愚行は、
具体的に描写できるようなスケールでないことは理解しているつもりだが、ここまで抽象化されると、
もう「前衛芸術」のように感じてしまう。
確かに、本作はアートだろう。
だが、狂気の表現としては
『ヒトラーのための虐殺会議』
には及ばないと感じてしまった。
ヘスの妻ヘートヴィヒ役のザンドラ・ヒュラーの演技には脱帽しつつ、☆2.5
前知識が必要
学生時代のどこかで習ったんだろうけど、勉強しなかったので、新たに前知識として、予習しました。
アウシュビッツ強制収容所で罪なく亡くなったのが、110万人と言われてるが、110万人って??
わたしは広島人なので、原爆で亡くなった人は15万人ぐらいらしい。
110万人とは、現在の広島市の人口に等しい。
と、思うと…
そのアウシュビッツ強制収容所の司令官が、塀の外のすぐ隣で悠々自適に暮らしてる様を描く。
収容所の残虐なシーンは一切出てこないが、セリフが心ない言葉で残虐だったり、何より音楽がとても恐い❗
今から規模が大きくなり、効率良く大量虐殺が行われるんだろう所で終わる。
現代の観光になってる、アウシュビッツ強制収容所のシーンもあるので、是非 YouTubeとかで、予習して見て欲しい。
個人的には、パーフェクトデイズ推しだったけど、世界的にはそうだな。。
納得の、アカデミー外国作品賞である。
装う無関心の闇深さ
アウシュヴィッツ収容所長の妻を中心に描かれる何気ない幸せそうな一家の日常でした。淡々とした映像でしたが一方訴えるような音響効果(音)が印象的です。収容所からは間断なくほとんど上映中を通しておぞましい音が聴こえてきます。とあることで怒った所長の妻が家政婦に発した「あなたも焼かれて灰になるのよ」の言葉が私欲の為に敢えて本質をとらえず無知無関心を装ってるようでした。ただ一緒に住むために来た妻の母親が収容所からの音に耐えきれず夜逃げ同然に出ていった姿に僅かばかりの良心を感じました。不都合なこと不利益なことにも本質を知ることが必要かと。結末には触れず一人一人に考えてもらうことがテーマかなと思いました。
嫌な映画だけど気になってしょうがない
映画全体の最初の印象としては、現代美術館で流しっぱなしにしているインスタレーションの映像をボーッと見ているような気分になって不謹慎にも気持ちよくなってちょっとウトウト。ほぼ全編を通して鳴っている「ゴーッ」という感じの音もいわゆるホワイトノイズ(空調の音とか、ジェット機のエンジン音)のようで心地よい(すみません)。
ただその音の中に不快な悲鳴や銃声らしき音が混じっていてそのたびに画面の状況に引き戻される。
よくよく見ると画面の中の様子も一見普通で平和に見えるが、まちがい探しの絵のように異質な部分が気になってくる。あれ、そう言えばなんであのメイド長靴洗ってんだ?とか、なんであのお母さん急に窓閉めたんだろう?とかいろいろ気になってくる。
そもそも関心領域というタイトルが絶妙で、個人的には視聴動機の半分はこれのせいだと言っていいくらい。
もちろん言葉自体はナチスドイツがつけた古いものだがたぶん「要監視区域」みたいなニュアンスであって、関心・無関心の関心とわざと曲解してみせたマーティン・エイミスはすごいなと思いました。
まさにヘス家の「関心領域」はヘス夫人ヘートヴィヒを中心に同心円状に広がっているが、基本的に無理やり自己暗示にかけてなんとかしようとしているので、子どもたちにはストレスが身体の不調として出てきているし、ヘス本人もアウシュビッツに帰れることになって喜んでいるにも関わらず、体が拒絶反応を起こしている。それから、ユダヤ人の灰や体に触れるとゴシゴシ洗うくせに、衣類や貴金属には平気で触れるのはなんか不浄観がバグってる感じで気持ち悪かった。
一見クールに見えるこの映画もジョナサン•グレイザー監督の熱い思いに裏打ちされていると思うと映画の見え方も自ずと変わってくる。
ラストシーンで未来を幻視したヘス。こっちを見て何も言わないけど「オレにとってはこれがベストの選択なんだ、なんか文句あるのか?おまえはどうなんだ?」と目で言っている。あっえーっと焦ってる間に、「おまえの答えなんか興味ねえ」と言わんばかりにさっさと階段を降りるヘス。
正直もう一度見るのは気が重い。でも見ていろいろ確認しないわけにもいかないそんな気分にさせる映画。
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