「境界線は無い」関心領域 ピンボールさんの映画レビュー(感想・評価)
境界線は無い
アウシュビッツ収容所と壁を隔てた家に住む所長家族の生活をハネケを彷彿させる映像で描写し、その背後の収容所で何が行われているかの想像を喚起させる「音」がかすかに不穏に鳴り続ける。そして、終盤のヘス所長の姿がこの作品のテーマを伝える”私たちがいつあちら側に行ってもおかしくない”傑作。
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アウシュビッツ収容所と壁を隔てた家に住む所長家族の生活をハネケを彷彿させる映像で描写し、その背後の収容所で何が行われているかの想像を喚起させる「音」がかすかに不穏に鳴り続ける。そして、終盤のヘス所長の姿がこの作品のテーマを伝える”私たちがいつあちら側に行ってもおかしくない”傑作。