お終活 再春!人生ラプソディのレビュー・感想・評価
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高畑敦子さん良き。
結末に触れますので必ず観てから見てください。
老後の資金がありませんでも思ったけど、この手の作品はお母さん役で映画の出来が決まるというもの。老後の資金がありませんは天海祐希さんだったと思うけど、天海祐希さんですごく映画の出来が上がってた。あんなに適任な嫁役はいないくらい。
この作品も高畑敦子さんがどこにでもいるような主婦を演じていてそれがすごい良かったと感じた。
夫の「普通だよ」は本当ムカつく。じゃあお前作れるんかい。作ってみんしゃい!作ってみんかい。
家事も出来ないような男が偉そうにするのは本当ムカつく。
わざと画質を下げているのか、肌があんまり綺麗に見えない化粧、撮影法はさすがでした。
高畑敦子さんグッジョブ。
最後の歌が本当よかったー。
感動して、胸が熱くなりました。
愛の讃歌、実家のトイレの扉を開けたら流れる音楽だったの。私名前愛って書くからなんだかそれもあってすごく感動した。
あなたに抱かれたいとか私も歌がうまかったら歌ってみたかったわ。
もちろん夫に。
そして、最後の演出で100本のバラの演出もすごくよかった。
青春の約束ですって。認知症じゃないやん。
認知症のフリだったの?
最後は粋なことするなぁ、と良かった。
私も年齢の数だけバラ欲しいものですわ。
来年はおねだりしてみようかしら。(なんと今日33になりました)
100本のバラ、80,000くらいかと思いきや55000円なのね。意外と安いね!
特典のエンディングノートはほかしました…
33歳には要らないかな。
最後の最後に
ストーリーはもともとの予告編である程度は予想はついていたけど、
最初から、橋爪さんが演じる夫が、昭和の典型的な
頑固で時代錯誤で、いまなら老害ともいわれかねないような演出だったけど、
最後の最後に伏線回収して全部もっていったような印象。
言葉少なで、照れ屋で悪態をついてるような昭和のおっさん。
でもその裏にある人の根っこをちゃんとみることの
大切さを教えられたような気がした。
何もかもが優しい映画
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功と淳子夫妻の娘・彩芽が結婚することになる。
その縁で淳子は「再春」を知る。再・青春という意味。
老後は若い頃の夢にリトライするいい機会である。
淳子は昔諦めた、シャンソン歌手になる夢を思い出す。
当時通った音楽教室を久々に訪れてみたところ、
恩師は死んでたが、その娘・かなめが教室を継いでた。
かなめの助力により、舞台に立つ方向で話が進む。
かなめの行き別れた父がパリから日本に帰って来てた。
おせっかいな淳子が仲を取り持って、2人は会うことに。
かなめは母を捨てた怒りを本音でぶつけ、和解できた。
功はかつて野球少年だった。娘婿の父が草野球監督で、
その厚意で一試合だけ指揮を取らせてもらう。
試合が進むごとに没頭し、少年の心に戻れて幸せだった。
そして紆余曲折ありつつ、淳子のシャンソンの舞台の日。
自作の歌詞での「愛の讃歌」を披露する。
夢がかなって大満足の淳子のもとに100本のバラが届く。
若き日、淳子が舞台に立てばそれを贈ると功は約束した。
淳子の懸命さに打たれ、その口約束を遂行したのだった。
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見に来てた8割以上は老人だった。そらそうよなw
両親も高齢やし、普段から老人との関わりも多いので、
こういった作品は大体見に行くようにしてる。
行って良かった。いやー、ホントいい映画やったな。
夢や目標に一歩踏み出す勇気は人生に最も必要なこと。
踏み出せる人が好きやし、心から応援したくなる。
功と淳子はさすがベテラン俳優。いい夫婦やったわ。
功がいつも一言多いから淳子はモヤモヤしまくってるが、
掛け合いがどうにもコミカルで、何か憎めない。
歌い終わった時の淳子、野球の熱戦に勝利した時の功、
どちらもホンマに嬉しそうで、最高の笑顔やったな。
老後は余命を細々と過ごす時間ではない。
全力で楽しむための時間にしなくちゃな。
自分にもいずれ来るその時間が楽しみになって来た。
あと懐かしい面々を久々に見られたのも良かったな。
大村崑さんが、物忘れに必死で抗おうとする役柄で登場。
これがまたコミカルで最高。崑さん、92歳現役!
長塚京三さんも久しぶりに見たなあ。
当然かなり老けてたが、何かすっごいダンディな感じ。
単身パリに渡って成功した画家って役柄が似合ってた。
そういえば彩芽も久々に見たなあ。
飾らず自然体な感じは相変わらずで、この人らしいな。
人生に前向きで、何もかもが優しい映画やった。
エンディングで俳優陣やスタッフが躍る感じもいい。
人生っていいなあ、って改めて思わせてくれる作品。
いや~、映画って本当にいいもんですね~w
老後って一体何をしたら?誰でも通る道、道先案内映画。人生楽しく明るく行こう!
再春・春よ再びだよ。
健康で元気が一番だなと感じたわ。
若い時の夢を実現させる~って流れが 希望を感じてとても良いかな。
多分 自分は命絶えるまで劇場シ-トに座り公開作品を観てそうだわ。
2021年・「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」
それの第二弾!
今日は「お終活 再春!人生ラプソディ」観ましたよ。
全く何の前情報も無く ふらっと入って観た次第。
ごく普通の一般家族が迎える、子供の結婚と増える新しい家族と、隠居生活する老夫婦。
年老いてから二人っきり生活にまた成って、
何を目標に生きて行けば良いのか・・・そう言う所の アドバイスを少し感じ獲たと思う。40歳代では未だ無縁かもだが、50歳超えて60代70代を迎える方には丁度オススメ的映画かもですな。
長塚京三さん、凰稀かなめさんの 絵を通して、実は瞼の親子で有った下り展開が中々素敵な話で涙いっぱいしたかな。
そこは王道でしたけど良かったですよ。
デイサ-ビスの実態や、認知症の不安と克服、
お金もかかるだろうけども、遣り甲斐ある趣味に生きるって事も
とっても大事なんだなと悟った。
でも、それにはお金要るよね。或る程度はね。
それが現実なんだろう。
入場時にくれた ”終活計画表”が まだまだ使わんと思うが、
何を書こうかと、悩む自分を見たわ。
気になる方~
気軽に劇場へ!
楽しめるがあるって輝ける!
金婚式を迎え…、シャンソン歌手の夢を思い出した妻千賀子と認知症疑いありの夫真一と結婚目前の娘亜矢、大原家の話。
亜矢の結婚相手の涼太は葬儀屋で働き、涼太の父の敬一は介護施設で働く、若い頃に習ってたシャンソンを思い出し当時の先生宅を訪ねた千賀子と、若干の認知症疑いがある真一は涼太の父がいる介護施設(デイサービス)を利用する事に…、「終活」と「再春」を題材に描く家族ドラマ。
コメディタッチながらも「終活」と「再春」をテーマの家族ドラマ、笑って、泣けて、感動と楽しめた本作、妻の千賀子の様に若き頃の夢を思い出し前向きに動き出し、また始めたシャンソン、作品に限らずリアルでも夢を持って動ける、好きな事をやるって、若くいれたり輝ける秘訣だと思うし、そういう方って目がイキイキしてし私は好きです。
対照的に敬一の否定的な言葉の数々には…、リアルでも嫌がられるでしょうね(笑)
若干の認知症疑いがあった真一だけど、ちゃんと果たした約束バラの花束100本とフランス帰りの画家さんと娘のエピソードには涙。
この手の作品を観ると、どうしても出てくるのは両親、母は活発な人間で色々と楽しんでるけど、父が仕事を定年退職してから2年ずっと自宅引きこもり…(笑)
両親には楽しめる事を見つけて残りの人生悔いなく生きてほしいと日々思ってしまう。
【”世界に一つの、愛の讃歌”今作は、生きて居るなら誰もが迎える死をテーマにしながらも、前半はコミカルに、後半は幾つになっても夢みる事の大切さを描く、心に沁みるシーン溢れる作品なのである。】
ー 今作は、2021年公開の「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」のマサカの(スイマセン。)第二弾である。ー
◆感想
・序盤は、大原家の娘、亜矢(剛力彩芽)とボーイフレンドの涼太(水野勝)のお見合いの準備シーンから始まるのだが、洋服の青山のイメージキャラクターである三浦友和さんが颯爽と登場する中、若き二人と、亜矢の両親であり前作に続きW主演の高畑淳子さん演じる大原千賀子さんと、橋爪功さん演じる真一が、ばったり試着室で遭遇するシーンから始まる。
・そして、今作は製作スポンサーである一柳装具總本店がバッチリアピールしている。今作内でも千賀子がシャンソンを習っている英恵(鳳稀かなめ:鑑賞中、”この綺麗で品がある方は誰だ?瀧内公美さんに似ているが・・、ボケたか・・。”と気になって仕方がなかったが、宝塚のトップスターでした。)が苦労して、スポンサー獲得に回るシーンがあるが、作品テーマと合っているのだから、ドンドン、アピールすれば良いと思う。
・今作でも、橋爪功さん演じる真一と悪友(石橋蓮司)が、大原家及び行きつけのバー”カオリ”のママ(藤原紀香)の前で、バンバンNGワードを連発する。
1.”酒と女は二合(二号)まで。ガハハ。”
2.”おい、飯どうすんだ!”千賀子がシャンソンを習うと言った時に真一の口から出た台詞。
3.妻の美味しい食事への来客の褒め言葉に、真一の”そうか~?” で、娘に”お父さん、それいい加減に止めたら?”と注意されるが、意に介さない。
4.真一が妻の名は呼ばずに、”オイ、新聞‼”などと、矢鱈にオイオイと指示する姿。
ホント、昭和の高度経済成長期を担って来たお父さんは、口が悪いのである。
だが、真一のこの憎たらしい台詞の数々が、再後半、逆に効いてくるのである。
■今作で、涙腺が緩んだシーン。
1.千賀子にシャンソンを教えている英恵が、亡き母と若い時に離婚した、亜矢が働く介護施設に入居したパリから戻って来た画家の父(長塚京三)と、千賀子の計らいで出会い、二人でバー”カオリ”で、ナント度数70%の通称”緑の悪魔”と呼ばれるアブサンで亡くなった妻であり母を偲んで献杯するシーン。(アブサンはホント、飲み過ぎ危険なのです・・。酒に強いと思っている私が、過去にやらかした数々の出来事。シミジミ涙・・。)
案の定、英恵は酔っ払い”オイ、親父!パリで画家として成功した時に何で帰って来なかったんだよ!お母さんは、ずっと待っていたんだぞ!”と涙を流して言うのである。
その前のシーンで英恵が、母の部屋に飾ってあった夫人の肖像画の裏から出て来た英恵が幼い時の両親に囲まれた幸せそうな家族写真と、父がパリで画家として認められた古い新聞記事が入った封筒を見つける姿を見ているので、父が”私は、妻に食わせて貰っていたし・・。”と交わす40年振りの父娘の会話が、沁みたのである。
2.このシーンは、多くの方が涙したと思われるが、千賀子が念願叶って聴衆の前で”愛の讃歌”を独唱するシーンである。高畑淳子さんが、見事に歌い上げる姿と歌い終わって万雷の拍手を贈られるシーンは矢張り涙腺が緩んだのである。
更に、真一が二人で”青春の約束”をした100本の真紅の薔薇の花束を用意し、渡されるシーンも、前半、真一の千賀子に対する憎たらしい言葉を散々観て来たので、女性の方は憤慨されるかもしれないが、私は沁みたのである。
男って勝手な生き物なのであるが、あれが真一の精一杯の妻への感謝なのであろう。
<今作は、生きて居るなら誰もが迎える死という重いテーマを描きながらも、前半はコミカルに、後半は心に沁みるシーン溢れる、且つ年老いた両親を持つ男には沁みた作品なのである。>
タイトルなし
公開日にたまたまこの作品のことを知って、翌日早速観てきました。
高畑淳子さん主演なら楽しく観られるホームドラマなのかな?と思っていましたが、期待を上回る作品でした。
私はまだ終活する年ではないですが、考えさせられることもたくさんありました。
人それぞれの人生が描かれていて、40年ぶりに会う父と娘の再会は少し泣いてしまいました。
最後の高畑淳子さんの思いのこもった歌にはとても感動して、ここでも涙が…。
作品中ずっと、橋爪功さん演じるお父さんの言動にはにイラっとさせられっぱなしでしたが(笑)最後のバラの花束にはやられちゃいましたね♬
良い気分で終われる映画でした。
映画館で初日に見てきました。テレビでの宣伝が少ないのか観客が私含め...
映画館で初日に見てきました。テレビでの宣伝が少ないのか観客が私含め4人は残念でした、
リアルで親族に要介護で施設入所者が二人います。(要介護5と要介護2)
劇中ではあっさり要介護1をもらっていますが、現実はもっと厳しいですよ。
要介護2の方の親族は独身、ベッドから落下の骨折(上腕骨粉砕骨折)が原因で要介護3認定、施設入所を選んだものの
1年後はもともと持病の歩行困難や上肢の機能障害があるのに要介護1判定。さすがに異議申し立てした結果再審査、要介護2 これでも満足なサービスを受けられていません。
劇中の状況であれば、要支援ももらえないと思います。
一部の行政で実施している介護予防のサービス程度ではないかと思います。
作品としては楽しめましたが、そう簡単にディサービスは受けられないことを知っていただきたいです。
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