お終活 再春!人生ラプソディのレビュー・感想・評価
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志低くても人生にちょっぴりスパイスを与えてくれればいいじゃない
まあ、べたの極みのような作品です。日常用語の「べた」とは、モノがすきまなくぎっしりと並んでいる状態を指しますが、転じて、ありきたりで特別感がなく、ひねりもなく面白味に欠けるさまを意味します。当然に本作のダメさ加減を端的に伝える形容詞ですね。おまけに本作は露骨にスポンサーを画面に大きく映し出し、恥も外聞もありません。劇中で一柳葬儀社が、お客様候補との接点のために劇中のコンサートのスポンサーになる設定は、本作品そのもののプロセスに他なりません。
しかし、何のてらいもなく全編に小技を敷き詰めたのは確かで、ちょっぴり笑って泣いて、十分に観られるのですね、誉め言葉として。脚本も微に入り細に入り伏線も張り巡らしなかなかのもの。ウェルメイドと言っても差し支えないでしょう。だから前述の「ぎっしりと並んでいる状態」として大いに褒めるべき状態でもありました。「べた」は誉め言葉かもしれません。何も常に新機軸、思想的リーダーシップ、映像革新、とかとか大仰に追及する必要もないでしょ。
そもそも本作を「マッドマックス:フュリオサ」と同日にハシゴするなんてクレイジー、両極端もいいところです。逆に正反対だから混同しようがないのも確かですが。まっテレビドラマのレベルなんて言い方もあるでしょうが、ドラマでも中には素晴らしい作品はあり、映画でもどうしようもない存在価値のない代物だってあるわけで。
数年前の「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」も殆ど同じ代物で、ヒットしたのか否か、まるで存じませんが、宣伝として価値があったのか、懲りずに本作が登場ですね。ほとんど同じ設定・キャストも揃って、「再春!」を謳いあげる。本来は松竹のタイプの作品ですが、山田洋次監督に続く人材がいないのでしょうかね。イオンさんがこうして頑張ってくれているのは頼もしい。
高畑淳子と橋爪功の熟年カップルは流石の一気呵成の役者っぷりで、宣伝臭も吹き飛ばしてくれます。長塚京三のエピソードがなかなか深く、娘との再会シーンも意外やお涙頂戴を配して喧嘩腰ってのもなかなかのもの。いよいよのライブ・コンサートが狭いライブハウスのようなところが残念。せめて100~200人レベルの小ホールで、ちゃんとしたステージでなければ意味をなさないでしょ。大村崑やら勝俣州和は余分感が強く、如何なものでしょう。
熟春⇒再春⇒帰春、なんてなりそうですね。
面白かったです
期待度△鑑賞後の満足度○ 映画としてはグダグダだし、これから終活を迎える身としては複雑な思いにさせられるが、名優達のお陰で何とか観れるモノになっているので余り悪口は言えないかな。
青春は人生の最後まで続くと思うよ。
タイトルから高畑淳子演じる千賀子が人生の最後に頑張って悲しいラストを迎えるんじゃないかと想像しながら着席。
剛力彩芽演じる亜矢が結婚する事を決め、結納を。そこの場所が分からなくなって遅刻をしてしまう橋爪功演じる父親の真一。認知症になりかけてるんだ。ふ〜ん、こうなってくると家族は大変だよね。タクシー運転手をやってる勝俣、とてもハマってたね。
あれ?最初に洋服の青山で出会った本人役の三浦友和、何の為に出てたんだろう?ストーリーに関係ないよね。俳優の名前が思い出せなかったというシーンだったのかな。
終活の会合に影響された千賀子が再春の為に若い頃やってたシャンソンを再開しようと、先生の家へ行ったら、先生は2年前に亡くなっていて、娘が後を継いでいた。えっ!ちらっと見えた電柱にあった住所が小山だった。もしかしてご近所の話かなって思ってたら、すぐ自由が丘が出てきた。マジかよ。ま、ストーリーには関係無く、街並みも殆ど出なかったけどね。
それからコンサートを目指すんだけど、その話がメインではなく、登場人物達のいろんなエピソードが続く。出てくる俳優達は、自分が若い頃、叔父さん叔母さんだった人が多く、爺さん婆さんだらけ。みんな凄いよ。中盤なんて真一が主人公かと思うくらいだった。
意外!高畑さん、歌上手いじゃん。
ずっと笑えて、最後はハッピーエンドでウルウル。めっちゃ楽しかったです。
驚いたのは入場者プレゼント、俺に終活やれってか?
高畑淳子が歌も頑張ってた
終活シリーズ第2弾。
結婚50年を迎えた大原真一と千賀子夫婦の娘・亜矢が恋人との結婚が決まり結納を迎えた。タクシーで会場へ向かった真一は場所が思い出せず遅刻してしまい、後日認知症検査で軽い認定を受け、施設に通うことになった。また、千賀子は50年前、結婚するまでシャンソンを習ってた恩師の娘・丸山英恵と出会い、再びレッスンに通い始め、英恵からライブコンサート出演を勧められて張り切っていた。さてどうなる、という話。
終活・・・はあまり出てこなかったかな。真一が介護施設に通った事くらい。
再春ってなんだ?って思ったら、再び青春って事みたい。
前作をあまり覚えてないが、結婚50年で剛力彩芽が1人娘・・・彼女は30くらいの設定だとしたら、20年くらい子供ができなかったのかな?そんな事を思って観てた。真一は79歳の設定みたいだし。
今回は、千賀子役の高畑淳子が歌も頑張ってた。
真一役の橋爪功は相変わらず漫才のボケ役みたいで面白かった。
長塚京三と凰稀かなめの父娘の再会と和解のシーンにはウルウルした。
アブサンといえは「LIAR」ですね。
愛の讃歌
芸達者な役者さんが揃っていれば、これはもう面白いに決まってますね。そして面白いだけじゃありません、涙もありました。
青春時代をもう一度。正に再春です。
橋爪さん高畑さんの夫婦の掛け合いに、剛力彩芽ちゃんの娘が絡んでの大原家良かったです。
亡くなったお母様が桜並木を通ってお別れをする藤吉久美子さんのシーンも、長塚京三さんと凰稀かなめさんの父娘のシーン、西村さんと水野くんの父子のキャッチボールシーンも良かったな、
そして高畑淳子さんの愛の讃歌は絶賛されていいと思います。
初めて聞く新しい愛の讃歌に胸が熱くなりました。
薔薇の花束を贈る橋爪さんのとぼけた表情がおかしかったです。
それぞれの人生に喜びも悲しみもあるけれど、まだ続く人生を豊かに楽しくする事をあきらめないぞ。そんな愛すべき人たちの愛いっぱいの映画です。
いい映画を見ました
笑い、泣き、学びました。
なごみます
あんな夫婦になりたい
素晴らしい
悩みが尽きないお年頃
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