「胸痛のラブストーリー」花腐し ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
胸痛のラブストーリー
2人の男性、売れない脚本家と映画監督が、恋人が同じ女性であるとは知らずに、自分の元恋人との恋愛について語り合うストーリーです。映画監督には女性を心中で失った心の傷が、あるいは死に追いやったのは自分の冷たさだったかもとの後悔が。
良かったと思います。
特に「エンドロールのさよならの向こう側」にの絶唱には胸が痛くなりました。
どうしてもっと素直に愛せなかったのか。もっと、恋人の痛みに向き合えなかったのか。気づいていたのに見て見ぬふりしたのか。淡々とした、元恋人についての語りとは対照的な映画監督の心の声が聞こえてくるようでした。
コメントする