「卯の花くたし」花腐し まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
卯の花くたし
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花は咲き、そしていつかは朽ちる。
腐って静かに眠る。
その花の想いや気持ちは、其々違う。
人間も同様。
その時花を咲かす時もあれば、咲かない時もある。腐っても生きていかなければならない。
また咲くかもしれないから。
なんか、お芝居が好きな役者達。
綾野剛さん、柄本佑さん、さとうほなみさん。
ピンク映画なのか芸術なのかは、その人の視点で。不器用な男二人と一人の女の映画への想い。
最後の『さよなら向う側』を唄う栩谷。
やる気無さそうにしてたのに、途中で本気で熱唱。また歌の歌詞が恐るべしセレクト感。
~一輪の花にして無限の命を知らせてくれたのは
あなたでした。約束なしのお別れです。
今度いつと言わない。きっと私は忘れない。
後姿をみないで下さい~
上手にはめたなぁ。そして祥子を本気で
愛しているだと思った。
男と女には深くて長い河がある。
交じ合う事もあれば、交じ合わない時もある。
咲いてる時でも、咲いて無いときでも目の前の
人を観て欲しいもの。
朽ちて這い上がる人と、そのまま朽ちてしまう
人もいるので。
雨音も美しい映画でした。
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