逆襲大蛇丸のレビュー・感想・評価
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代わり映えはしませんね・・
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「忍術児雷也」の続編、といってもほぼ同時期の公開なので、おそらく前作と並行して2本分を撮っていたのでしょう。一応、妖術伝授のいきさつなどありますのでご覧になるのであれば前作を観てからの鑑賞が肝要かと思われます。
前作で、簡単に倒すのでは亡き父の無念を晴らすには足りぬと成敗を先延ばし、本作で決着かと思ったら再び劣勢に差し戻してからのやり直し。
妖怪対決も似たようなチープな展開ですし、歌舞伎仕立ての立ち回りも緊迫感に欠けて鼻につく、話も出尽くしたので素性の怪しい女盗賊一味を加えてこじらせる寸法なのでしょう。
インド映画の定番のような唐突な舞踊りシーンなども入れて退屈しのぎの配慮でしょうか、今観ると失笑ものですね。
好青年に思えた児雷也の卑屈ぶりはいただけません、大蛇丸や盗賊一味の下衆ぶりには拍車がかかり女郎買いや酒盛りばかり、悪がのさばるばかりでは気が滅入る。
やっとの思いで攻勢に転じても大蛇丸にとどめを刺せず、またもや逃げ去る顛末は焦らし過ぎ、安直なシリーズ化の目論みが見え過ぎですね。
昔懐かしさだけで観始めたのもあり、内容がこの程度では興味の持続が難しいです。ご覧になるなら一作目だけで十分でしょう。
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