「待ち続ける家族の痛み」ミッシング may 929さんの映画レビュー(感想・評価)
待ち続ける家族の痛み
行方不明になった娘を探し続ける母親を石原さとみが熱演。自ら監督に掛け合っただけあり鬼気迫る演技は今までのイメージを払拭し、今後も年齢に応じて幅を広げていくような可能性を感じた。
ストーリーはとにかく重たい。視聴率重視で取材対象を道具としてしか見ないマスコミ、報道を真に受けて誹謗中傷する世間の声、誤った情報に翻弄される家族、ずっと苦しい。
自らの体験を元に、同じような事件に巻き込まれた家族に親身に手を貸したり、小学校のボランティアをしたり、悲しみに暮れながらも世間と関わりを持とうとする親の姿は痛々しくも清く映った。
自分は偏向報道に流されてないか、事実を受け取れてるのだろうか、考えたい。
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