「気持ちに余裕のある時に観る事をお勧めします」ミッシング bonさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちに余裕のある時に観る事をお勧めします
仕事終わりに晩酌しながら鑑賞。
兎に角石原さとみの演技がすごい。
圧巻の一言。
話は行方不明になった娘の為に奔走する家族の話。
それを主軸に
報道とは
TVとは
ネットとは
と、いろいろと問題定義してくる。
大袈裟かもしれないけど観ている間
心臓?心?をぎゅっとされてるような
何とも言えない感覚になる。
終盤に差し掛かるころには
お願いだから救われるエンディングであってくれと
思っていた。
確かにバッドエンドではないのかもしれない。
が、しかしそうじゃないんだよ・・・と思いながらも
それでも少し、ほんの少しだけ「ほっ」っと出来るエンディング。
石原さとみがとにかく良かったのだが
青木崇高さんの演技も良かった。
そして中村倫也。
取材を進めていくうちに記者としての何かが徐々に
本当に少しずつ
崩れていくさまが何とも言えなかった。
印象的だったのは駅前での青木さんの涙。
レビューを書いてる今でも思い出すと泣けてくる。
この作品は観る人を選ぶのかもしれない。
映画を観る時は基本「ぼけぇ~」としながら観ている。
晩酌しながら観るってこと自体が稀で・・・
観終わった後に酒が減ってないことに気付き
残りの酒をあおって寝たのだが
今朝は軽い二日酔いだった・・・
そして寝る前に娘に言われた言葉
「父がつらそうな顔して観てたから
私は明るい時間に気持ちに余裕ある時に観る事にした」。
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