「評価高いけど、、良さがわからなかった」ミッシング はぎのさんの映画レビュー(感想・評価)
評価高いけど、、良さがわからなかった
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家族との幸せなシーンは最初の流れる映像だけ。
あとはひたすら、娘が行方不明になったことに憔悴して、マスコミに叩かれながらも必死に1%の手がかりに縋り付こうとする沙織里と、それを少し冷静に見守る豊の夫婦を描いている。
豊は最初冷たいなーとは思った。同じ娘を失ったのに熱が違いすぎて、沙織里がイライラするのもわかる。
でも確かに2人して取り乱していてはダメなんだろうな。
沙織里の弟がまたひどい、なんでこんなに無責任なんだろうとか、非協力的なんだろうとか思う。でもこれもあとから理由はわかる。姪の命より自分の身の方が大切だという、残酷さも感じる。
行方不明になっている子の捜索ニュースはたまにあるが、どこかそれを見ているような気分になって、どちらかというと映画というよりドキュメンタリーを見ている感じがした。これをあえて映画にする意味がわからなかった。
なりふり構わず演じている石原さとみはすごいが、どこか作りものっぽくて冷めて見てしまった。
最後の最後で、豊がほろっと堪えきれずに泣くシーンは良かった。
最後、解決することもなく、そのまま終わってしまったので、え?終わりなの?このまま続くの?と特に感動もなく不完全燃焼だった。
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