劇場公開日 2024年5月17日

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「果たして犯人は誰か。様々な推理ができますね。 私の推理では犯人は、...」ミッシング stさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0果たして犯人は誰か。様々な推理ができますね。 私の推理では犯人は、...

2024年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

果たして犯人は誰か。様々な推理ができますね。
私の推理では犯人は、母(石原さとみ)であろうと。
あまりに悲劇のヒロインになりたがっている場面が多くみられる。これは、ひとつの病的人格と思える。なぜ執拗に誹謗中傷のSNSを見たがるのか。なぜ弟は目撃した車を否定してしまうのか。メディアが再度弟の事情聴取を申し込もうとしたとき母は頑固に拒否。娘のエピソードで、ピアノが上手になれず辞めたことが何故一番に浮かぶのか。壁に描かれた絵に虹が当たり母の手の影が意味深に虹を消していく。
ラストシーンで、警察発表の誹謗中傷で「母がライブに行っていたのはアリバイ作りでは!」という文言が虚しく冴える。余韻を残すように。
その目で追っていくと母が犯人と考える余地が残ってくるのです。そして母の涙や悲しみは決して「演技」ではなく、失くした娘へのmissingという「自己陶酔の悲しみ」そのものです。石原さとみの演技力に騙されてはいけないと思うのです。
私の考えすぎかな???
賛成の方おられます?

st