「寝ても覚めても」ミッシング カルヴェロさんの映画レビュー(感想・評価)
寝ても覚めても
優しい映画
事件はとても悲しくて、両親の悲しみはとてつもなく深い
目に見える人達は皆優しく目に見えぬ者どもが攻撃的で辛くなる
まだまだ人を信じたいと思う、思いたい
メディアでは色々なことが報道される
ドラマや映画の宣伝もある
有名人のスキャンダルも数字が取れるだろう
地震や台風情報は生死に関わる
報道の自由とはよく言ったものだ
誰の為、何の為に報道するのか今一度考えてほしい
番宣でテレビに石原さとみさんが出ていてこの作品を見ることにしましま
『ヒメアノ〜ル』はとても衝撃的な作品でしたね
吉田監督は人の心の静けさや激しさを撮るのがとても上手い方
『空白』の静と動も絶妙でした
この作品の心も多彩です
『空白』の後半で古田新太さんの台詞がどの作品にも当てはまる
私の疑問と同じなのです
「どうやって折り合いをつけているのかな〜」って
悲しみや怒り、みんなどうやって折り合いをつけているのでしょうかね
共感&コメントありがとうございます。、
諺で例えるなら、
前半は、人の不幸は密の味
後半の同様の失踪事件が起きてからは、情けは人のためならず
という作品だと感じました。
救いのないまま終わるのかなという危惧はありましたが、
後半に光明を感じられて救われた気がしました。
同様の失踪事件が起きた時、沙織里、豊は自主的に二つの失踪事件のビラを作り配ります。悲劇、悲しみの殻に閉じ籠っていた二人は、殻を自ら破って立ち上がります。再生の始まりです。事件は解決し、失踪者の母親から感謝と協力の申し出があったことで、二人は気付いたと思います。自分達の苦悩を他者に体験させない行動が自分達を活性化し再生させたことを。
人は人によって傷付けられ、人によって救われる。と作品全体を通して感じました。
長文で失礼しました。
では、また共感作で。
ー以上ー