「何処へ行く、石原さとみさん」ミッシング Yokoさんの映画レビュー(感想・評価)
何処へ行く、石原さとみさん
このところ、新境地に踏み込んでおられるのかな~と感じる
石原さとみ主演映画ということで、観てきました。
うううう~~~~ん、どうなんだろう。
子どもが失踪して、必死に捜索する母親ということは判るんだけど
その心の襞の内に何が去来しているのか、
どうにも掴めない。
問題が脚本なのか、演出なのか、はたまた演技力なのか。
モヤモヤしたまま映画が終わってしまいました。
このクラスの女優さんが
ナチュラルメイク+プチプラ普段着で
ダーティーワードは吐くわ、蹴りは入れるわ、
ここまでやるかという程の演出を受け入れてるのに、
このお母さんの境遇に共感したり、
理不尽な状況をともに怒ったりできないのは何故なんだろう。
リアリティが無い、と言ってしまっては身も蓋も無いんですけど
奥さんに振り回される夫役の青木崇高が
ふとした瞬間に見せるやるせなさにはグッと来ちゃったりするので、
役者としての凄みが足りないと言うしかないんでしょうか。
地方TV局勤務の中村倫也も、なんかビミョ~。
うん、これは役者を使い切れてない制作側の問題やな。
ということで、前言撤回。
石原さとみは、相変わらず美しいので、
その資質を十全に開花できる作品に出てほしい。
日本の映画界、がんばってください!
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