「予告詐欺」ミッシング ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
予告詐欺
2024年劇場鑑賞112本目。
チラシ配りなどで娘の行方を探しながらテレビの取材も受けている夫婦と最後に娘と一緒にいて世間から少し疑われている妻の弟、上が求める数字の取れる放送と、被害者に寄り添った取材の間で苦しむディレクターの話。
こういう行方不明ものの結末は無事見つかる、遺体で見つかる、行方不明のまま終わるの3パターンしか絶対ないのですが、予告である結末を思わせておいて実際は別の結末だったので予告詐欺だと思いました。後これも予告でもあるシーンで、ディレクターが「どこかから私は間違えました」と謝るシーンがありましたが、このディレクターは終始よくやってくれていて、大体はこういう立場の人が数字目当てに暴走して後ですごく反省するパターンが多い中観ていて安心して観ることができました。
また、行方不明になった娘の母親の石原さとみが時々パニックになって叫びだすのに対して父親の青木崇高がずっと冷静に対応して、感謝することは感謝し、おかしいと思うことはおかしいと言えていたのが本当に良かったです。これで父親までギャーギャー騒いでたらほんとこの映画きつかったと思います。
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uzさんのコメント
2024年5月20日
砂田は、あの板挟みの中でよくやっていましたよね。
裏スロのVTRを流す前に凄い目をしていたので、乱入してぶち壊すかと思いましたが…
そこも含めて非常にリアルでした。