「抉られる」ミッシング クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
抉られる
TV「A studio +」で石原さとみ本人が
「吉田恵輔監督と仕事がしたくて手紙を送り
脚本が出来たと返答が来たのが本作」
「新しい石原さとみが観せられた」
と仰るので、
コレは是非観なきゃと劇場へ。
と言っても
石原さとみの作品、ほぼ観た事ない😅
変わったんでしょうね、演技。
まあ現代を代表する女優の1人であるし、
その彼女が美貌はともかく、
リアルな悲しい母親を演じて、
その慟哭は観客の胸を抉るモノはあった。
娘の親としては、
これ以上無い程のキツイ題材だった。
前作で、ネット社会の承認欲求の前に、
リアルな人間関係の脆さを描いた吉田監督。
今回はその真逆の、所謂炎上、
誹謗中傷をピックアップし、
未解決事件の風化のアンチテーゼを描いている。
結局未解決のままではあるが、
ホントの社会との繋がりって、
ラスト駅前で会った母子の言葉なんだろう。
そこでの青木の嗚咽が一番抉られた😭
未解決だけど、笑顔にはなれないけど、
嬉しかったんだよね多分。
それにしても
相変わらず吉田恵輔作品キツイわー😩
お勧めしにくいのが本音😫
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uzさんのコメント
2024年5月23日
コメントありがとうございます。
本作、端役まで含めて立体的で実在感のあるキャラばかりでした。
高級車の指摘の他にも、言葉やニュアンス、一挙手一投足に様々な意図が持たせてありそうです。
ただあまりに抉られて食欲すら減じたので、再鑑賞して確認は難しい。笑
ちゆうさんのコメント
2024年5月22日
石原さとみさんは丸顔でどちらかといえば福々しいからこれまで悲壮感が漂ってこない感じだったんですが本作ではかなり振切った感じで良かったと思いましたね。彼女はコメディしか似合わないと思ってましたから・・・