「二度と見ない!」ミッシング やまゆすさんの映画レビュー(感想・評価)
二度と見ない!
本作を見ていて物語の軸となる、子の失踪は実際にあった失踪事件が元となっているらしいのですが、映画を観終わって感じたこと。
監督が撮りたかったのは子供が失踪した家族の心情etcというより、いまの世の中にある偏向報道とか、フェイクニュースとか、SNSでの誹謗中傷が当たり前に行われていることに対する世の中の異常さ?風刺?そこを一番に伝えたいんだろうと思いました。それを伝えるストーリーとして失踪事件が使われただけで、軸となる物語はなんでもよかったように感じます。
映画自体は最後までどうなるんだろうという感じでしたが、結末に変化を求める人は面白くないんだろうなと思います。子供も配偶者もいない私にとって、あまり感情移入できる映画ではありませんでした。まだまだ未熟ということですね。
ただこの映画は元気な時に見ることをおすしめします。石原さとみのヒステリック演技がほんとうにうますぎて、鑑賞しながらストレスを感じましたし、イライラであったり怒りであったりいろんな感情を感じることができました。この演技が私の評価の全てです。
名作であることに変わりませんが、もう一度見たいとは思いません。
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