「石原さとみの迫真且つ迫力ある演技に心が震えた!」ミッシング ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
石原さとみの迫真且つ迫力ある演技に心が震えた!
予告をよく見ていて観たい!と思ったのが鑑賞動機。
冒頭、ミステリーものかなと思いながら観ていたら
石原さとみ演じる沙織里の壊れっぷりが予想を遥かに
超えていて鳥肌が立ちました!
ややホラー映画を観ているような、
ずっと息苦しいストーリーと演出が続いていくのですが
その中でも石原さとみの迫真の演技に圧倒されます。
いや、本当にすごいしリアリティがあるんですよね。
だからこそ観ていてビビってしまうシーンが
複数ありました。
近年観た邦画の中でもここまでの演技は
覚えがありません。そのくらい凄かったです。
夫である豊を演じた青木崇高も素晴らしい包容力だし
思ったこと、あるいはそういうつもりじゃないことが
口に出てしまうリアリティがあるがゆえに、
グッときました。
特に中盤の涙を目に浮かべて堪えるシーンと
ラスト近くの嗚咽シーンが素晴らしく、
感動しました。
あと、中村倫也もいろんなしがらみに悩む報道マンを
リアルに演じていて好感が持てました。
社会問題をやや誇張気味且つ皮肉的に盛り込みながら、主人公を徹底的に追い込むので本当に苦しい映画で、ラストでカタルシスを得るような映画ではありません。だからこそ現実離れしておらず、リアルな作品
だと感じました。
とにかく石原さとみを観てほしい。
そんな映画です。
uzさん、ありがとうございます。
青木崇高さん演じる豊は、本当にそういう状況下に置かれている夫
だったら、言いそうなセリフを自然に発していて、その自然な感じが
すごいと思いました。
中村倫也さんの葛藤する砂田も実に奥深かったです。
こんばんは、ひでちゃぴんさん
みかずきです
石原さとみの鬼気迫る新境地演技は圧倒的な迫力でした。
新境地というよりは、別人格の石原さとみが演じているようでした。
過去の演者としての実績をかなぐり捨てて本作に挑んだ石原さとみの
覚悟がスクリーンから伝わってきました。
本作、娯楽作ではないですし、ラストもスッキリしませんでしたが、
どんな境遇になっても生きることの壮絶さが心に刺さりました。
いつまでも忘れられない作品になるでしょう。
ー以上ー