プー あくまのくまさんのレビュー・感想・評価
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ディズニーと習近平の苦り切った顔が浮かぶ
パブリックドメインになった『クマのプーさん』を残忍ホラーにしてしまうイギリス人の洒落感覚にまずは拍手。
いきなり、クリストファー・ロビンとピグレットの血のご対面。早くもクライマックスかと思いきや、プロローグでございます。
思っていたよりも残忍なプーとピグレット。奴らが半獣だって話は聞いたことないけど、イギリス紳士の想像にお任せましょう。
最初のターゲットは、自称インスタグラマーのイケイケお姉さま。あらら、思ったよりエグい殺し方。どうしてPG12で通ったって感じ。
Rotten Tomatoesの批評家スコアは4%らしいが、評論家たちはプーさんへの冒涜を許すことができないんでしょうね。
ディズニーと習近平の苦り切った顔を想像すると、より楽しめる作品でございます。
期待せずに行ったのに期待値すら上回らなかった…
タイトルからしてもう、話題性だけ狙ったB級ホラーなんだろうなぁと思ってましたが…。
ホラー得意じゃないと言ってるのに、連れがどうしても気になるとのことでダメ元鑑賞。
期待せずに行ったら案外楽しめるかと思ったら…いやはやなんとも。
お約束とも言っていい、もはや自己責任と思えるレベルで自ら危険な方へと助けも求めず進みやられるだけのモブ。とりあえずセクシーな女性。
マスクはあまりにチープすぎて「これにもチープな理由があるはず、きっと何かの伏線!」と思ったら何もなかった。(これは連れに「そんなもの求める方が悪い」とものすごく怒られました)
プーさんとの関係性もよくわからないまま。
進行も細切れでわかりにくい。
何を見せられたのかさっぱりわからない…。
ところが、B級ホラー大好きな連れは、大興奮大絶賛していました。
B級ホラーはこうでなきゃ!と嬉しそうです。
クオリティよりも予定調和に全振りするのが大事なのだろうか…新たな価値観を知りました。
もう、荒れるか荒れないか両極端に過ぎると思うけど、個人の意見で。
今年204本目(合計855本目/今月(2023年6月度)29本目)。
今週(6月4週)、レビューが大荒れが確定しそうな本作品です。
結論からいえば「個々配慮のない点や気になる点は明確にあるが、極端に多くは引けない」というものです。
結局、この映画の低評価の理由の大半は「B級ホラーにも届いていない」(C級ないしD級?)か、「いくら著作権関係で問題がないとはいえ、プーさんをこう描くのは許せない」という意見の大半になるのだろうと思います。
前者は「ある程度」理解できるので、点数上考慮していますが、後者に関しては実際、著作件の関係上クリアになっている以上、いわゆる「ジャンルだまし」になっていない(予告編と作品が極端に異なる等)以上、大きく引けないというのが個人の見方です。「ジャンルだまし」でない以上、たとえば日本でいえば、「竹取物語をアクションもので描いた作品はどうなるのか」等がおよそ相当しそうですが、「ストーリーとして成立しているなら極端に多く減点できない」ということになります(それが映画というものであり、ひいては多くの国が保証する憲法上の表現の自由というものです)。
ただ、そこまで擁護しても、どうしてもB級ホラー感というかそれを超えて、C級かD級か…という点は否めません。結局、プーさんが言葉を話さないため(一部例外あり)、事実上プーさんが武器をもって暴れまくる「だけ」のストーリーであり、ストーリーが存在するのか(1つしかないけど…)ないのか、それすら謎という結構珍しい(換言すれば、ストーリーで混乱する要素は皆無)映画ではあります。
一方で海外(アメリカ)では先行上映されたようで(他の方の投稿参照)、そこでは概ね講評だったということまで考えると、ここまでの評価の差は結局「文化の差」に帰着できそうな気がして、究極極論「個々国民の文化にあう、あわない」という問題になると、荒れるもあれないも、「国民の文化まで合わせろ」は無理な議論で、仕方がないなというところです。
そこまで書いたうえで、以下のような評価(4.1を4.0まで引いたもの)にしています。
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(減点0.4/プーさんのとった行動が(各国の定める)憲法を考慮すると妥当ではない
・ この評価サイトでもストーリー概要で示されている通り、主人公の男性が大人になって大学進学で遠くにいってプーさんの面倒を見られなくなったことにいら立って…というものですが、この主人公のとった行動は、学問の自由(20条)や居住・移動の自由(22条。いずれも日本の基準。海外でも同様な趣旨の憲法典はあります)を真っ向から否定するものです。
この点はさすがにどうか…というところです(プーさんの面倒を見なきゃいけないんだから大学に進学するなとか居住移転の制約を甘受せよというのは人権感覚としてもおかしい)。
(減点0.3/一部の英文法が変で、それが何を意味するのかが微妙)
・ 「100エーカーの森」というものが出ますが(「エーカー」自体もかなり不親切…。現在の日本で使われることはあるんでしょうか?)、この森の案内標識は 100 acre forest になっています。しかし、「森でトラブル発生」等のニュース・新聞記事等の描写では 100 acres forest になっていて(acreの単数複数の話)、結論からいうと後者が正しいです。
つまり前者は初歩的な文法ミスなのですが、これを書いたのが誰なのかがはっきりとせずプーさんをはじめとする動物の仲間たちとも解することは可能なところ、そうだとすると「熊の知的知能はこの程度なんですよ」ということを婉曲的に述べたいのか、はっきりしない部分はあります(ここも、上記とあわせて「人間と動物の共存」という「広義の」人権感覚の観点から微妙です)。
(減点0.2/どう解するとしてもB級以下という指摘は甘受しなければいけない)
・ 結局、プーさんが何も話さない(話せない)からなのですが、結果としてプーさんが殴る蹴るを繰り返している「だけ」ということになってしまうのは事実で、「プーさんの主義主張は何なのか」も読み取りづらく(単純に上記の「放置された」だけで、ここまでやるとすると、いくら「人間ではない」という描写としても、変な印象はあります)、ひいては「映画の主義主張は何なのか」という点はどうしても気になります(何もない、という回答もありそうな気がしますが…)。
悪いのは、期待しすぎた私?映画の出来?
B級ホラーなのはハナっから分かっていたけど、まさかホラーとして最低限の体裁すら整っていないクソ作品とは思わなかった。
まず、プーをはじめとした怪物たちの造形が本当に酷い。途中まで「あの安っぽいマスクをいつ脱ぐんだろうか」とずーっと疑いながら見ていた。この時代にアレほど杜撰な特殊メイク(笑)は、ある意味で凄いかも(ぜんぜん褒めてない)。
そして、こんな単純なホラー映画なのに、ストーリーがよく分からない上に、それぞれのキャラクターの行動が意味不明すぎる。
見捨てられて放置された復讐?
かつての友人(笑)への怨み節?
仲間を喰ってしまった罪悪感?
なんだか100エーカーの森に立ち込める霧よりもモヤモヤしたまま、ストーリーはどんどんサクサク進み、途中のスプラッタ描写はそれなりにグロいけど、それもどこかで見たような既視感しかない。
そしてさぁクライマックス!
さて、最後はどうなるんだ?
そこでまさかのエンドロールが流れる…😱
「そうか、エンドロールの後にまだ色々と…」
現れたのは「プーは帰ってくる」というたわけた字幕ですよww
ナメとんのか‼️
ちなみに星1個は、屋外のジャグジーでナイスな整形乳を見せてくれたオッパイさんに捧げます❤️
意外と振り切った?正統派スプラッターホラー
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