「ただのラブコメではなく大切な深いテーマの作品」きっと、それは愛じゃない 小町さんの映画レビュー(感想・評価)
ただのラブコメではなく大切な深いテーマの作品
好きな女優さんのリリー・ジェームズ主演という事で観ました
ラブコメではあるけど、それがこの作品の本当のテーマではなく、家族がベースにあるように思いました
相手の事だけじゃなく、お互いの家まで絡む上に宗教まで絡んでくるからややこしくなる結婚
日本はここまでややこしくはないだろうけど、ホント結婚ってするのも続けるのも難しい
「そりゃそうなるよね」のラストはこの作品のキモではなく、カズとその家族、ゾーイの幸せを願う母、ここに涙ポロポロでした
我が子を想う母の愛に敵うものはないのです
家族愛の洋画を観る度思うのですが、日本の方が家族に対する想いが希薄なような
そんな感動もありながら、カズの「テロが起こる度に謝らなければいけない」、「47番地と49番地は同じ大陸ではない」、「イギリスで生まれてもどこ出身と聞かれる」、心にズシリとくる悲しい言葉でした
人種、宗教、そんな事に関係なく結婚ってできる世界になると良いよねと改めて思いました
そういう良い作品の中、ゾーイが読み聞かせをするプリンセスのおとぎ話が楽しかったです
新年1作目、良い作品からのスタートです
コメントする