「今回も期待を裏切らない」バッド・デイ・ドライブ 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
今回も期待を裏切らない
リーアム・ニーソン作品という理由だけで観賞。
【物語】
証券会社の有能なビジネスマンのマット(リーアム・ニーソン)は裕福な暮らしをしている。ある日、妻に頼まれて息子と娘を学校に送り届けるため車を走らせていた。運転中着信音が鳴る。 自分、息子、娘、3人が誰も知らない謎の携帯を見つけて出ると、
「シートの下に爆弾を仕掛けた。指示に従わなければ爆破する」
と告げられる。
最初は信じないマットだったが、シートの下に何か機械が仕掛けられていることを確認したため、逆らえなくなる。指示された場所に車を走らせると、そこには同僚の車が有った。彼にも同様の脅迫があり、犯人の指示に反した彼の車は爆発炎上する。
犯人の脅しがウソでないことが明らかになり、マットは恐怖におびえる子供たちを乗せたまま車を走らせるが、警察とメディアからは容疑者として追われる羽目になる。 さらに犯人から妻・ヘザー(エンベス・デイヴィッツ)に協力させることを犯人に要求されたため、彼女の居場所を探り当てた結果、離婚弁護士のもとにいることが分かり、マットは益々絶望する。
【感想】
冒頭に書いたとおり最近10年のリーアム・ニーソン作品はほとんど観ているはずだ。10本は超えたと思うが、その中に大傑作と思える作品は無いが、最低でも70点、平均85点くらいの高アベレージヒッターだから、毎回とりあえず観る。そして、今回もしっかり期待に応えてくれた。
彼は人間味溢れる表情を見せる一方で、どんな窮地でもどこか肝の据わった頼もしい感じが良いのかな。
ストーリー的には、脅迫のシツエーションはあまり新鮮味の無いものではあるが、「おっ!」と思わせるひねりのある結末に満足できた。
役者的にはマットの娘役リリー・アスペルが圧巻だった。
ハリウッド映画と邦画を比較したとき、色々なところに落差があるが、その中でも子役の演技力は落差が激しいものの1つ。日本の子役は例外的に上手い子もいるが、酷いなと思うことがほとんど。ハリウッドの子役にはそれを感じることが無い。息子役はそこそこでしかなかったが、リリー・アスペルは本当に上手かった。
手堅く楽しめる作品を観たい方におススメです。