「【"自分の人生を取り戻す!”全編、尋常でない緊迫感溢れる爆弾搭載されし、自動車ムービー。今作は、家族より仕事を優先して生きてきた男が、息子と娘の命を守るために奮闘する姿が沁みる作品である。】」バッド・デイ・ドライブ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"自分の人生を取り戻す!”全編、尋常でない緊迫感溢れる爆弾搭載されし、自動車ムービー。今作は、家族より仕事を優先して生きてきた男が、息子と娘の命を守るために奮闘する姿が沁みる作品である。】
ー 今作は、リーアム・ニーソンのナント101作目の出演作だそうである。正に偉業である。そして、ここ近年(「アンノウン」から)タッグを組んできた、ジャウム・コレット=セラが今作でも製作陣に名を連ねている。このタッグの作品に外れはない事を、本日確認した。-
■ベルリンで金融ビジネスを共同経営しているマット(リーアム・ニーソン)は妻、ヘザー(エンビス・デイビッツ:リーアム・ニーソンとは、「シンドラーのリスト」以来の共演である。)から、”友人との約束”があると言われ、渋々息子ザックと娘エミリーを車で学校に送って行くことに。
だが、運転中に車内に置かれた携帯に非通知の着信が入る。その”見知らぬ男”に言われた事。”座席の下に爆弾を仕掛けた。命令に従え。座席から下りた瞬間爆発するぞ。”
そして、”見知らぬ男”はある地点にマットを導き、マットの同僚と女性が乗る車をパニックになった女が車を降りた事で目の前で爆発するシーンを見せつけるのである。
◆感想
・序盤から尋常でない緊迫感溢れる作品である。車を降りられない中、犯人の指示に従うマット。妻に自身の貸金庫を開けさせ、金を引き出すも、犯人はその金をマットに渡す指示を変え、見知らぬ男に渡させるのである。
ー そして、マットはユーロポールから、爆弾事件の容疑者としても追われるようになる。メンタルが弱かったらとても耐えられない状況の中での、マットの子供を気遣いながらの対応ぶりをリーアム・ニーソンが見事に演じている。-
・次に向かった地点には、共同経営者のアンダース(マシュー・モディーン)が線路の向かいに止まっている車の中で、悲痛な表情で座っている。
ー 犯人は、マットに”ドバイにある緊急用の貸金庫の番号をアンダーソンから引き出せ”。と迫る。そして番号を引き出した時に、”貨車が目の前を通過”し”、アンダーソンの車は大爆発する。そして、破片がエミリーの足に突き刺さってしまうのである。
実は、このシーンを見て【犯人は共同経営者であるアンダーソンではないか?】と思ったのだが、観賞続行。-
・マットはユーロポールに取り囲まれながらも、率いるアンジェラと交渉し付近の電波を遮断させ、犯人の形態を圏外にし、エミリーとザックは救出される。
ー だが、ここでは終わらないのがリーアム・ニーソンアクション映画である。マットは包囲するパトカーを蹴散らし、犯人を捜しに行くのである。彼の家族を殺されかけた怒りが爆発し彼は叫ぶのである。"自分の人生を取り戻す!”
このシーンは父親として、キチンと家族と接してこなかった悔いもあるかと思うし、自分が死ねば暗証番号が分からなくなり、犯人は起動ボタンを押さないだろうという思惑も有ったかと思う。-
・そして、愚かしき犯人はデモ隊の中、マットの車に乗り込んでマスクを外す。そこには共同経営者であるアンダーソンの顔があった。(ピンポーンである。)
そこまでして、ドバイの貸金庫の2億800万ユーロが欲しいかね、と思っていたら、マットは車を急発進させ、橋の柵に激突し車は川に落ちそうになるのである。
ー このシーンのアンダーソンが起動装置に手を伸ばす姿と、マットがシートベルトを外そうとする姿は、手に汗握ったなあ。そして、見事にマットはシートベルトを外し、背面から川へ落下し、車はマットが落下した事でプレッシャープレートの起動装置が作動し、大爆発するのである。-
<今作は、仕事優先で家族を愛しながらも顧みなかった男が、絶体絶命の危機に瀕した際に、命懸けで子供達を守り抜き、家族の絆を取り戻す物語なのである。
ジャウム・コレット=セラとリーアム・ニーソンのタッグ作に外れはない事を、確認した作品でもある。>
もう一丁!失礼しますm(__)m
リーアムさん「アンノウン」繋がりで。。「SISU」の時に教えて頂いた「アンノウン・ソルジャー」観ました。ソ連を憎い訳でも、ヒトラーと同盟したい訳でもない。ただ、家族の為、奪われた土地を取り戻す為に、フィンランドの名もなき兵士が戦場の最前線で戦う姿に、戦争のリアルを見た気がしました。(フィンランドがヒトラーと同盟して戦っていたなんて知りませんでした。)
ロッカ兵士の表情、セリフが、全てを物語っていました。凄い反戦映画でした。
おはようございます。あそこで犯人の目星が付いていたと?!凄いですね。私は全然分かりませんでした(°▽°) リーアムさんが渋くてとてもカッコ良かったです。本作が101作目との事前情報有りだったので、101匹ワンちゃんのロンTを忍ばせ鑑賞しました♪
こんばんは。マシュー・モディーンをあの役に起用したなら勘のいい人は大抵気づきますよねえ。私もセラとリーアムの組んだ作品はみな好きです。ちなみに韓国版のハードヒットもおすすめですよ。この内容に泣かせるネタもプラスされてます。