「津軽塗を知れた」バカ塗りの娘 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
津軽塗を知れた
青森県弘前市で、青木美也子は高校卒業後もやりたいことが見つからず、スーパーで働いていた。不器用で何をやってもうまくいかず自分に自信を持てない彼女だったが、津軽塗職人である父の手伝いは好きだった。しかし父は津軽塗を続ける気力を失い、父の身勝手さに愛想を尽かして家を出ていって新しいパートナーのいる母、津軽塗の家業を継がず美容師になりゲイの兄、施設に入ってる祖父、と家族はバラバラだった。そんな中で、津軽塗をやりたいと言い出せない美也子は兄のパートナーに連れて行かれた廃校に有ったグランドピアノに津軽塗を施す事を思いつき・・・てな話。
津軽塗はバカに手間をかけ丈夫な塗りと言われる、と紹介が有るが、漆塗りは輪島塗くらいしか知らず、調べてみると日本には主な漆器の産地だけでも23位有るらしい。その中でも丈夫なのが津軽塗だと知り興味を持った。今度青森に行ったら津軽塗を買ってみようかな。
美也子役の堀田真由は自信の無さそうな役どころなんだけど、やりたい事を見つけだんだんと自信を持って明るくなっていくところが良かった。父役の小林薫はいつも通り渋かった。
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