「蛙の子は蛙…血は争えない」バカ塗りの娘 talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
蛙の子は蛙…血は争えない
馬鹿に手間隙がかかる塗りものなので「ばか塗り」というそうですけれども。
それだけ精魂を傾けなければ身につけられない技ということなのでしょう。
評論子も見習いたいところですが、一つのことに打ち込めることは、この地方の気質(かたぎ)の美しさなのかも知れません。
そんなことにも思いが至りました。
一芸にに取り組む父娘ということですから、「父親の背中を見て」というのか、「蛙の子は蛙」というのか、「血」は争えず、両者の絆も自(おの)ずから深まりそうです。
そんな深くて温かな父娘関係の再生を、しかし静かに描いた会心の一本だったと思います。評論子は。
佳作としての評価が妥当と思います。
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talkieさんのコメント
2023年11月23日
トミーさん、コメントありがとうございます。
父親として、娘に自分の背中を見てもらえたことは、むしろ嬉しかったんだろうと思います。
その父(娘の祖父)が偉大だっただけに、少しやる気をなくしていたところ(?)、娘が背中を見てくれたことで父も息を吹き返することができたのかも知れません。
その意味でも、評論子には「温かい」一本でした。
トミーさんのコメント
2023年11月21日
共感ありがとうございます。
このお父さん、自分が比べられてたせいか、たとえ息子が継ぐと言い出してもへそ曲がりな対応をした気がします。ぶっ倒れた娘を見て認める気になって、正直ほっとしました。