バカ塗りの娘のレビュー・感想・評価
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やり続けること
まるでドキュメンタリーのように、津軽塗の製作工程を丁寧に映し出す姿勢に心をつかまれる。
加えて、一部に愛好家はいるけれど、担い手不足や需要の減少等の問題が存在すること、家業を継ぐということは、作家としての才能や評価も比較されるのだということなど、厳しい側面も赤裸々に描いている点が誠実。
出ている役者たちが、その誠実さを体現した演技を見せていることも好印象だし、木野花をはじめとして、津軽弁ネイティブの方々が多く出演されているのもよかった。
それにしても、「器が変わるだけで、料理のおいしさが変わる」という説得力が半端なかった。自分はいいものを大切に使うという暮らし方を、いつのまにか疎かにしていたなと思わされた。
美也子が、あの取組を思いつくシーンが出色。他にも、津軽塗りの製作場面や思わぬ時間経過などの演出も含めて、照明が素晴らしかった。
そしておじいちゃん役の坂本長利氏の「やり続けること」という言葉の重み。沁みた。
津軽塗りを買いたくなる映画。
伝統の継承と新しい考え
兄のユウにバカだバカだと言われている美也子。
津軽塗りという一工程一工程丁寧に丁寧に、
バカ丁寧に塗って仕上げていく器、作品。
美也子もその意味のバカ丁寧にする娘。
漆塗り、人によってはかぶれる人もおり継ぎたくても継げない人もいるのではと思う。
普通日本人なら使う使わないは別にして、伝統工芸を守ってくれる人を応援したい。
しかし、ずっと座ってひたすら塗る作業、
地味地味地味ひたすら地味。
やはり誰にでもできる仕事では無さそうだ。
堀田真由ちゃん、初めから終わりまでダッさーい服ばかり。オランダに行くのもあの服装。
青森のおとなしくて今まで自己主張しない女の子を演じてくれました。いい子だね。好感持てる。スーパーでの欠伸はちょっと❓だけど。
どの辺りで、漆やろうと思ったんだろう❓
ただ、やっぱりネ、
本当の職人さんには申し訳ないから書くけど、漆塗りの職人になろうとすれば十年以上かかるだろうと素人ながらわかるので、美也子があんな素敵なピアノ🎹出来っこないと思う。
お話だからだけど、ストーリー、ちょっとムリムリ。廃校で女の子一人で徹夜っていくら青森でもダメでしょ。
娘美也子が頑張っているのを応援する父。
ユウ兄ちゃんとパートナーの尚人。
最近の作品よく取り上げていて気づいた。
現状生きにくい日本だから無理もないとは思うけど、本作では父、妹、母、すんなり許して波風たたない。国もこうであればいいのに、簡単な話じゃないかと。
古き良き物や技を大切に伝承しつつ対照的に新しい考えを取り入れていく大切さを味わえる作品。
「いがったいがった」
ほっこり
ご当地映画好きに。
バカ塗り=バカがつくほど丁寧に塗り上げていく、津軽塗り。
その親子の話。
話自体は、淡々として盛り上がりはないのだけど。
いわゆる「ご当地映画」。
実は大好き。そこには共通点があります。
①その土地の、景色や食を堪能できる。
・岩木山をバックに、蝉の音・雪・桜。季節の移り変わりが目でわかる。
②伝統を受け継ぐ、親子の葛藤。
・バカ塗りの大家を親にもつ、親、そしてその娘、息子。
「漆じゃ食うて行かれん」のセリフが、刺さる。
③方言が盛り込まれている。
・近所のおばちゃん役で、青森出身の木野花さん出演。
ストーリーに色が施される。
④家でお葬式。
・地方では家でお葬式をする習慣があり。
それぞれ独特の風習・しきたりを知れる。
青森に行ったことない方(私含む)、脳内体験できるかも。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「好きなこと、やんなよ」
【”津軽塗は、私がやり続ける。”不器用で引っ込み事案な娘が津軽塗職人を目指す姿を描いた作品。モノ作りに一心不乱に取り組む人の姿は美しいモノであると思った作品でもある。】
■青木家は津軽塗職人の父・清史郎(小林薫)と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子(堀田真由)の2人暮らし。
家族より仕事優先の清史郎に母(片岡礼子)は愛想を尽かせて出ていき、兄ユウ(坂東龍汰)は自由に生きる道を選び、同性の尚人(宮田俊哉)と暮らし始める。
美也子は津軽塗に興味を持ちながらも父に継ぎたいと堂々と言えず、スーパーのバイトにも気が入らない。
◆感想
・モノ作りに一心不乱に取り組む人の姿は美しい。
今作で言えば、自分の津軽塗への想いをぶつけた学校の廃屋に置かれていたピアノを、津軽塗で装飾する美也子の姿だろう。
ー 雪の降る中、深夜までピアノを、津軽塗で装飾する姿。-
・清史郎の父で、大臣賞も取った祖父の葬式のシーンも良い。
ー 久しぶりに揃った家族と、弔い酒を酌み交わす清史郎。勿論、そこにはユウ、尚人もいる。そして、美也子も・・。
<今作は、日本が誇る伝統工芸・津軽塗がつなぐ父娘の絆、そして家族の物語を描いたヒューマンドラマである。
派手さはないが、良き作品であると思う。>
「家業を継ぐ」ということ
津軽塗職人の父と、その娘の奮闘を描いた物語。 ばかみたいに手のかか...
津軽塗を知れた
青森県弘前市で、青木美也子は高校卒業後もやりたいことが見つからず、スーパーで働いていた。不器用で何をやってもうまくいかず自分に自信を持てない彼女だったが、津軽塗職人である父の手伝いは好きだった。しかし父は津軽塗を続ける気力を失い、父の身勝手さに愛想を尽かして家を出ていって新しいパートナーのいる母、津軽塗の家業を継がず美容師になりゲイの兄、施設に入ってる祖父、と家族はバラバラだった。そんな中で、津軽塗をやりたいと言い出せない美也子は兄のパートナーに連れて行かれた廃校に有ったグランドピアノに津軽塗を施す事を思いつき・・・てな話。
津軽塗はバカに手間をかけ丈夫な塗りと言われる、と紹介が有るが、漆塗りは輪島塗くらいしか知らず、調べてみると日本には主な漆器の産地だけでも23位有るらしい。その中でも丈夫なのが津軽塗だと知り興味を持った。今度青森に行ったら津軽塗を買ってみようかな。
美也子役の堀田真由は自信の無さそうな役どころなんだけど、やりたい事を見つけだんだんと自信を持って明るくなっていくところが良かった。父役の小林薫はいつも通り渋かった。
それでいいのか?って思ってしまったな。
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真由は両親が離婚し、漆塗りの父と住んで、少し手伝ってた。
本当は漆塗りを継ぎたいが、スーパーで働いてた。
やりたい仕事ではなかったからか、ヘマばかり。
ある日、兄が恋人とロンドンに行って同性婚すると言い出す。
よって漆塗りは継がないと、喧嘩同然で出て行った。
そんな折に真由は廃校になった母校に忍び込み、ピアノを発見。
それに漆で装飾することを思いつき、役場で許可を得て実施。
するとそれが好評になり、ヨーロッパに招かれることに。
ということで空港で父との別れのシーンでジ・エンド。
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バカ塗りというのは、バカ丁寧に何十回も塗り直す津軽塗りのこと。
うーん・・・評価がいいので見てみたが、今イチに感じたなあ。
真由がそもそも引っ込み思案で口下手で、あまり自分の意志がない。
その人が急にピアノを装飾しようと思った経緯が、よく分からず。
わざわざ役場まで行って、許可を求めるなんて相当な意志やで?
ましてや、不法侵入を咎められる可能性だってあるのに。
その作品を作るに当たって、過労で倒れるシーンは確かにあった。
でも大変さが伝わるのはそこくらいで、意欲も苦労も今一つ分からん。
でその最初の作品がいきなり世界に認められました~・・・って!
大ベテランの父でさえ漆だけで食ってくのが難しいから、
家計を支えるためにパートで働いてた真由が簡単に成功・・・・。
うーん、それでいいのか?って思ってしまったな。
蛙の子は蛙…血は争えない
伝統工芸の後継者問題の中に現代の価値観とのぶつかり合いもあって、見応えがあった
映像が綺麗。堀田真由ちゃんが可愛い。
弘前の津軽塗の職人である父とその娘との家族のお話。堀田真由ちゃん目的で鑑賞しましたが、不器用だけどひたむきに生きる、美也子の繊細な心情に心動かされました。絵がとても綺麗で、弘前にも行ってみたいなと思いました。
どこかで見た既視感はあるけれど
「あさイチ」に堀田真由が出演した時に紹介していた映画。アミューズは堀田真由のような所属俳優を主演にした映画を製作するわけだが、在籍時代に神木隆之介が初めて浜辺美波と共演した作品も製作された事情は同じようなものか。ヒロインに揺れがあるので少しもたつくところはあるが、それほどイライラはしない。
堀田真由は「わろてんか」で知ったけれど演技を実感したのは「エール」で登場した時期は短いが主人公をたぶらかした上で奈落に突き落とすダンスホールの踊り子役だ。堀田真由は滋賀の人なので滋賀を舞台にした映画かドラマか何かに出演しないだろうか。
舞台が青森でありヒロインが廃校になった学校の備品のピアノに漆を塗るので何か東北のどこかにある母校の高校にピアノを寄贈した設定がある昭和55年にNHKで放送した「四季・ユートピアノ」と似通っていてヒロインのピアノ調律師の栄子役で出演した中尾幸世が製作された時点の年齢は今作を撮影当時の堀田真由と大体同じくらいなので連想してしまった。
東北だなぁ・・・
そうはならないと思うんだけど・・・
父の救い
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