「熱心なサッカーファンとしては刺激もされたが、かなり物足りないものがあった」劇場版ブルーロック EPISODE 凪 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
熱心なサッカーファンとしては刺激もされたが、かなり物足りないものがあった
石川俊介 監督による2024年製作(91分/G)の日本映画。
配給:バンダイナムコフィルムワークス、劇場公開日:2024年4月19日
原作漫画もTVアニメも知らなかったが、大のサッカーファンで、贔屓の三笘選手のCMが印象に残っていて、視聴してみた。
日本で人材に欠くとずっと言われているストライカーに焦点を当てていて、それなりの納得感はあった。ただ圧倒的な独善性こそが必須と、ストライカーを単純化しすぎの様にも思え、サッカーの作戦等にも強く興味がある人間としてはかなり物足りなさも感じた。
まあそうは言うものの凪誠士郎という天性の天才ストライカー設定には、現実に未だ日本人では見たことがないせいか、ワクワクするものを覚えた。何故、自分も含めてヒトは努力の末のスターではなく、天才的スターに大きく惹かれるのだろうか?
長く先行きが懸念されていた将棋界が、藤井聡太というただ1人の天才の出現で、大きく生まれ変わったことをまじかに見てきた。サッカー界でも、是非そういった天才ストライカーの誕生を是非見てみたい。そのために、若き人たちのサッカー熱とサーカー頭脳を刺激する様な、守備から攻撃に渡る全体への深い理解がベースに有るサッカーアニメを、是非見てみたい。天才が初めて面白さと悔しさを経験し、高みに向けて努力することに開眼するストーリー展開は悪くないが、そう言う観点ではかなり物足りなさを感じてしまった。
監督石川俊介、原作金城宗幸、漫画三宮宏太、キャラクターデザインノ村優介、
シリーズ構成岸本卓、脚本岸本卓、プロデューサー有澤亮哉 、佐藤尚哉 、川勝宥典 、柳井寛史、アニメーションプロデューサー小菅秀徳、ストーリー監修金城宗幸、演出川畑喬、。キャラクターデザイン新藤優 、清水空翔、総作画監督田辺謙司 、もりともこ 、清水空翔、
アクションディレクター東島久志、特殊効果あかね、色彩設計小松さくら、美術設定・美術監督廣澤晃、撮影監督浅黄康裕、撮影チップチューン、3DCGオーラスタジオ、編集長谷川舞、音響監督郷文裕貴、音楽村山☆潤、主題歌Nissy SKY-HI、アニメーション制作エイトビット。
凪誠士郎島崎信長、御影玲王内田雄馬、剣城斬鉄興津和幸、潔世一浦和希、蜂楽廻海渡翼、國神錬介小野友樹、千切豹馬斉藤壮馬、馬狼照英諏訪部順一、糸師凛内山昂輝、舐岡了木村昴、絵心甚八神谷浩史、サッカー部員せいや、ばぁや小山茉美。