「【”頑張れ!香港若手映画監督①”今作はIT企業に勤める眼鏡君が、香港の僻地に住む5人の美女との関係性を描いたラヴコメディであり、香港の素敵な穴場の僻地を旅行しているような気分になる作品なのである。】」縁路はるばる NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”頑張れ!香港若手映画監督①”今作はIT企業に勤める眼鏡君が、香港の僻地に住む5人の美女との関係性を描いたラヴコメディであり、香港の素敵な穴場の僻地を旅行しているような気分になる作品なのである。】
ー 今作は<新世代香港映画特集2023>で公開された作品である。行きたかったのだが、都合が付かず・・。だが、フライヤーはしっかり持っていた。-
■温厚だが、内気なモジモジ眼鏡君、IT企業に勤めるハウは、それぞれタイプの異なる5人の魅力的な女性と知りあうチャンスを得る。
何故か、彼女たちは全員、都会から遠く離れた郊外や離島に住んでいるという共通点があり、ハウは5人と会うため、わざわざマニュアル車を買い(偉い!)香港の彼方此方に車を走らせて彼女達を送迎するのであった。
◆感想
・香港映画界が、中国のそれまでの一国二制度を徐々に形骸化させていく中で、起こった民主化運動は記憶に新しい。
中国は強権を発動し、香港政治トップや、警察トップを意のままにし、若き民主化活動家を次々に拘束して行った事も、ご存じの通りである。
それに伴い、香港の映画スターや映画製作者たちも”本土”を向いて仕事をするようになっていった。
・だが、<新世代香港映画特集2023>で公開された本作では、どこか懐かしい台湾映画の風合にも似た、自然で温かく、優しいトーンで、一人の内気な眼鏡青年と、5人の魅力的な女性達との会話が、生き生きと描かれている。
・そして、映画の中では香港の住宅問題(セントラルと呼ばれる中心の土地の高額さや、通勤問題)や政治状況がさり気無く描かれつつも、あくまでも物語はハウは、それぞれタイプの異なる5人の魅力的な女性との関係性に焦点を当てて、描いて行くのである。
<今作は、、IT企業に勤めるモジモジ眼鏡君が、何故か香港の僻地に住む5人の美女との関係性を描いたセンスあるラヴコメディであり、香港の自然が豊かで住みやすそうな僻地を旅行しているような気分にさせてくれる作品なのである。>