映画 窓ぎわのトットちゃんのレビュー・感想・評価
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変わった子を見守る両親と小林校長が素晴らしかった
昭和15年、好奇心旺盛でおしゃべりな小学1年生のトットちゃんは、変わった行動から学校を退学させられてしまった。その後、小林校長のトモエ学園に通うことになったトットちゃんは、子どもの自主性を大切にするユニークな校風でのびのびと過ごし、友の死を乗り越えて・・・そんな話。
変わった子を受け入れられなかった戦前の学校も当時としては仕方なかったのだろうが、トモエ学園と小林校長に出会えたトットちゃんは運が良かったな、って思った。
ぼっとん便所に財布を落とし、肥溜めをかき混ぜ糞尿を撒き散らしてたのを叱りもせず「元に戻しとけよ」なんてなかなか言えるものじゃない。小林校長、凄い。
それと、両親が素晴らしいと思った。
トットちゃん役の大野りりあなはハキハキしてて上手かった。
あいみょんのエンディング曲も良かった
子どもの頃の大事な記憶
タイトルは知っているけど読んだことのなかった「窓ぎわのトットちゃん」。本作を通して、子どもの頃の出会いの大切さや儚さ、そして戦争について思うことができました。
風変わりな子ども、身体的ハンデのある子ども、どんな子でも温かく文字通り包み込む小林先生が本当に素敵で、黒柳さんにとって小林先生との出会いがどれだけ奇跡的で大切なものだったのかが伝わり、羨ましくもありました。
作画や物語のタッチは正直好みではなく、そこまで楽しめたかというとそうでもないのですが、作品が醸し出す優しい空気感が良かったです。
君たちはどう生きるか?
原作は未読
徹子の部屋でベストセラーになっても殆ど税金に持ってかれるとか寄附するとかタモリと話していたのは覚えている
とても裕福、不自由無さそうな家庭
きっとお金持ちの子女が通う学校だったのですよね 戦争で画一的な教育の時代にあのような個性を尊重する教育が行われていたとはとても驚きでした 注意欠如・多動症気味?だったのでしょうか 昔から好奇心旺盛、お話がとても好きなのは変わってない...満島ひかり主演の徹子さんお仕事ドラマを見た時にも思ったけど、とても周囲の理解があってラッキーな人だな
この間見た宮崎駿氏の映画と似通ったものを感じました
前半はトモエ学園の素晴らしい教育や個性の話、後半は戦時中の世相と反戦。
◆前半のトモエ学園でのことや個性を認めてくれる話、昭和15年でも都会のハイカラな家庭の人々の話がとても興味深く面白かった。
◆タモリさんは2022年末の徹子の部屋で、来年(2023)はどんな年になる?と聞かれて、「(日本は)新しい戦前になるんじゃないですかね」と答えたという。
黒柳徹子さんは、 「タモリさんの予想が、これからもずっと外れてほしいという願いを込めて、私の記憶の中にある戦争と戦後のことを書いたのでした」 ということらしい。
原作知らず、昭和の私学教育者の
気概に感動させられる。最終盤の炎上の時の言葉にも
その気概を感じる。
トットちゃんはヤスアキちゃんのお嫁さんになりたいと思っていたと思っていたがさにあらず。
戦中の締め付けるような雰囲気をソフトに描き、帰国した傷病兵や遺族の姿も挟み込む程度で戦禍の傷はあまり
顕に描いていない。この点が嫌な人もいるだろうが、
このアニメでは、これでいいのだろうと私は思います。
違う意見のあることも想像できるが。
トットちゃんには下の子がいたのね。
うちのカミさんは、一人っ子と言っていたから、少し
びっくり。
青森疎開で終わるのも原作通りだそうな。(聞いた話)
「君は本当はいい子なんだよ」という言葉がCMで、
流れているが、終盤の校長先生の言葉がトットちゃん
との関係性の深まりを感じさせる。
ファミリーで見ることが勧められるアニメです。
鬼太郎は勧められないな。私は。
どの趣旨で見るかによって好みは分かれるがおすすめ枠。
今年407本目(合計1,057本目/今月(2023年12月度)8本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
原作は見ていない(読んでいない)ほうです。
今週は第二次世界大戦の開戦がこのころであった事情もあり、本作品も含め2作品が放映されていることに、「現在の日本の表現の自由」があるし、また活かされているなと感じた一人です。
本映画は結局どこまでの評価とするか難しく、「原作重視派」と「そうでない派」にわかれると思います。後者の場合でも第二次世界大戦の戦前戦中に関しては一部を除けば中学社会以上のことは求められないので、その観点で見に行く(家族みんなで=核家族化した三世代で)のもおすすめです。
映画のストーリーとしては、原作の小説・絵本をそのまま映画化したフシがあり、そのため何がどうだの書き始めるとネタバレ以前に著作権の問題が生じますのでこれらは省略します。また、家族で見に行くことも想定されているため、第二次世界大戦戦前戦中に関しても表現に配慮がある点も良かったです(この点、どうしてもこの時期はこうした映画が多いところ、表現の自由は最大限配慮するとしても「想定する子が見に行くことができない表現」だとどうしても厳しいです)。
採点に関しては以下のようにしましたが、4.8以上あるのでフルスコア切り上げです。
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(減点0.1/「戦時国債」についての描写)
・ 発言としては「国債」という語はでませんが、戦後になると街のいたるところに「国債を買いましょう」のような表現が多く出てくるところ、この点はわかりにくいのでは…というところです(簿記2級で学習する「社債」や、各種法律系資格の商法会社法のそれを知っていればある程度の類推はできるが)。
(減点0.1/いわゆる「カラーひよこ」(屋台で当時売られていたひよこ)について)
・ 現在(令和5年、2023年)では動物愛護法の観点で見ることは極めてまれになりましたが、当時は程度の差はあってもこのように売られていたもので、実際に寿命が短かったのは、「カラー」にするために(当時の行政法規の基準では許されていたが)生物学的に問題のある薬剤が色付けに使われていたことによります。
この点については「当時の文化のひとつ」として描かれていたものではありますが、現在において見ることはほぼないので(動物愛護法に抵触する)、この点は明確に説明を入れてほしかったです(コロナ事情もかわってきて、屋台をやるお祭りもまた増えているため)。
※ なお、この文化自体はどこででも見ることができますが(日本発祥とは言えない)、たいていの国では現在の2023年においては動物愛護の観点から何らかの規制がかかっているのが普通です(日本では動物愛護法)。
※ この問題は(旧)民法96条(詐欺による意思表示の取消し)が絡んでくる問題でもありますが、そのことを論点にしている映画ではないので、ここは解釈上飛ばしています。
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(参考/減点なし/「戦時国債」について)
当時の日本はとにかくお金不足で「ぜいたくは敵だ」などのポスターが貼られていた(映画内にも見られる)のと同時にとにかく「お金を集める」ことにかなりの力がそそがれ、その結果「戦時国債」があらわれました。法律的には「割引債」になるものの利子がつかないものです(例えば額面10,000円のものを9500円で購入し、5年後に10,000円で払い戻してもらえれば500円の得になる。1年(あるいは半年等)での利子はつかない。わかりやすさを重視し、便宜上、現在の紙幣価値での記述)。
ですが、これも「まともに食事すらできない」庶民が購入できるものではなかったため、購入意欲をあげようと、当時の人気女優や男優の方の写真が入ったポスターや、「購入時に一回だけ有効な宝くじ(社債くじともいえる)がついたもの」まで現れ、最後には「豆国債」といって、「子供のお小遣いからも取ろう」というようなものまで現れました。
しかし日本が戦争に敗れるとGHQの指導の下で経済復帰を果たすことになりますが、そのなかでインフレが進んだこともありこれら「戦時国債」は何の意味もなくなり(現在、令和5年では払い戻し自体も時効。一部の収集マニアが集めていたり、当時の戦争をつたえるものとしてそれを趣旨とする博物館等に展示される程度)、少なくない人が「経済的に」ゴミをつかまされたものであったのです。
文句なし!原作のイメージが思い浮かぶ素晴らしいアニメ
文句なし!2023年ラストで素晴らしいアニメに出会う。公開日が太平洋戦争開戦日も偶然か。
ほとんど原作のとおりで、原作の風景がスクリーンでも浮かんだ。
小林校長先生とやすあきちゃんとトットちゃんとのエピソードが印象に残った。海の物と山の物、運動会の1等大根1本など原作そのもので当時の時代背景が目に浮かんだ。
小林校長の声の出演役所広司がクリーンヒット。
ぜひ、親子、家族で観てほしいアニメ。おすすめします。
2023年ベストアニメ映画でも全く違和感なし。
出来映えは素敵、脚本は、、、
最初に、私にはイマイチ。あまり没頭できなかった。
アニメの映像など完成度は良く素敵でしたが内容がつまらなかった。後半は飽きてしまった。
笑ったり泣いてる方がチラホラいらしたので、ハマる方には好きな映画かと思います。
天真爛漫な徹子さん、体の不自由な同級生、ひよこのくだりは優しい気持ちになりました。
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