劇場公開日 2023年12月8日

映画 窓ぎわのトットちゃんのレビュー・感想・評価

全239件中、141~160件目を表示

4.0トットちゃんは小林先生との出会いがあって羽ばたくことができました。自分も誰かの生きる力や支えに少しでもなれるなら良いのですが。

2023年12月22日
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鑑賞方法:映画館
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もりのいぶき

4.5黒柳徹子はまさにレジェンド

2023年12月22日
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鑑賞方法:映画館

言わずと知れた黒柳徹子のベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」の映画アニメ化作品でした。原作の方はまだ自分が子供の頃に出たものでしたが、これまで未読。黒柳徹子の子供の頃の話を小説にした作品で、自由が丘にあった自由な気風の小学校を舞台にした物語であることくらいの知識で観に行きました。予告編を観た感じでは、絵柄も優しい感じで、セリフから受ける印象も極々子供向けの作品であり、普通の小学校では受け入れきれない奔放なトットちゃんこと徹子少女を受け止めてくれた、極めて現代的な学校を巡る話だと思っていました。

しかし実際に観てみると、当初の予想よりもかなり奥深い話でした。昭和8年生まれの黒柳徹子の小学校時代の話であるため、トットちゃんが小学校に入学したのが対米戦争開戦直前の昭和15年。既に対中戦争は10年近くに及んでおり、欧州では第2次世界大戦の火蓋が切って落とされている時期でしたが、東京はまだまだ平和な様子で描かれていました(実際にそうだったのでしょう)。翌16年12月に対米開戦、トットちゃんの父親が「これからは(英語が使えなくなるので)パパ、ママではなく、お父様、お母様と呼ぶように」とトットちゃんに言った場面が出て来ますが、以降戦況が深刻になる毎に東京の街の風景もどんどん変わっていく様子が描かれていました。そして昭和20年の敗戦直前まで描かれて本作は終わりましたが、トットちゃんが通ったトモエ学園小学校も空襲で焼けてしまうという、なんとも悲しい物語でした。

そうした時代状況の描写とともに涙腺を緩ませたのが、トットちゃんと同級生の泰明ちゃんとの交流。小児麻痺で半身の自由が利かない泰明ちゃんを、トットちゃんが木登りさせたり、運動会で二人三脚をしたりと、それまで家に籠って本ばかり読んでいた泰明ちゃんにいろんな体験をさせるトットちゃん。しかし生来の虚弱体質には勝てず、縁日で買ってきたヒヨコのように夭逝してしまう。

子供向け作品だと思って油断していた自分としては、戦争と言う社会状況と併せて、あまりに冷酷な現実をまざまざと見せつける本作に、不意を突かれて動揺するとともに、涙してしまいました。

話は変わりますが、最近観た「ゴジラ-1.0」や「ほかげ」は、終戦直後のどん底の時期を描いた作品でした。焼け野原になった東京の街で、飢餓とか貧困にあえぐ人々の苦悩が見て取れる作品であり、それはそれで辛いものがありました。ただ本作のように平和な日常から、戦争に突入して社会が悪い意味で統制されて行き、さらには空襲を受けて学校や街が焼けてしまうという喪失感は、想像するだに恐ろしくも虚しいものであるということを実感しました。昨年来、ウクライナやパレスチナで戦乱があり、我々も報道を通じて現地の状況を垣間見ていますが、当地の方々の苦労や心痛と言うのは、想像を遥かに上回るものなのだろうと思われました。
そういう意味では、非常に時宜を得た作品だったのではないかと感じたところです。

それにしてこうした体験をした黒柳徹子が現役でテレビに出演し続けているというのは、本当にすごいことだなと思わざるを得ません。そんな訳で、内容の意外性に乾杯ということで、評価は★4.5とします。

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鶏

5.0想像以上

2023年12月22日
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アニメはあんまり…とスルーするつもりでしたがこちらでのレビューを読んで行く気に。
結果とても良かった。
想像を遥かに超え引き込まれました。
色々な大事なことを思い出させてくれる。

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はな

2.5普通に佳い映画

2023年12月22日
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楽しい

単純

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mayura

4.0やすあきちゃんとの交流が心に残った。

2023年12月22日
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泣ける

悲しい

幸せ

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ぽよん

5.0意欲的なアニメ表現と演出の数々

2023年12月22日
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悲しい

楽しい

萌える

文句なしに面白かった!!

ジブリや新海誠、或いは鬼滅の刃といったようなハイコストな作画にあまり頼ることなく、果敢にアニメ表現や演出の数々で勝負している作品。

お行儀の良いストーリーとはいい意味で対照的な、結構攻めた表現を意欲的に採用しており、そこに注目して観るだけでも十二分というくらい価値がある。

比較的裕福な家庭で育った、トットちゃんの綺麗なお洋服と活発な振る舞いが、時代とのギャップを際立たせる強烈なコントラストとして描かれている。この時代のこんな見せ方ってあるのか…。

キャラクターも皆魅力的に描かれており、なにより、子役も含めてちゃんと絵に合わせた声の芝居ができる役者さんを集めているのが素晴らしい。

ストーリーも宮﨑駿の後期作品や新海誠よりはよっぽど面白かったし、似非ジブリっぽいアニメより、こういう作品こそもっと持て囃した方が日本のアニメ業界の将来の為になると思う。

ハイコストな作画や世界観、質感で殴ってくるタイプの作品も嫌いではないのだけど、やはりこういう挑戦的かつバランスのいいアニメーションをちゃんと評価したい。

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All Undo

5.0ほっこり涙活

2023年12月21日
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原作未読。

この世界の片隅に みたいな、⁡ほっこりした絵柄と日常生活の丁寧な描写…
⁡⁡それとは裏腹な⁡戦争の虚しさ、悔しさ。
素敵な作品でした。⁡⁡⁡⁡⁡
⁡⁡
⁡どうしても比べてしまうのが…
⁡直近見たアニメーション映画:⁡ウイッシュ⁡
⁡トットちゃんも多様性が題材の1つでもありますが、⁡ウイッシュみたいな⁡押し付けがましい感なく⁡⁡スっと心に入ってきました。
⁡⁡
⁡最近見た戦争映画:あの花が咲く丘で君とまた出会えたら⁡
あの花は戦時中なのに危機感ゼロのヒロインが浮きまくり、感動できず消化不良。
トットちゃんで涙活させてもらいました。

ウイッシュやあの花を見ようか迷ってる友人が居たら、それよりトットちゃん見れば十分だよ!!って勧めます(笑)

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khs69

4.0黒柳徹子さんの大切な思い出

2023年12月21日
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泣ける

笑える

・人の成長は係る人によって全然変わってくるんだと感じさせられます。(黒柳徹子さんが黒柳徹子さんになることが出来た素晴らしい方々。)
・校長先生が素晴らしい人柄。
・イメージはこの世界の片隅にですが、そこまで重たくないので、見やすいです。

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ノリスケ

4.5まじで観てよかった

2023年12月21日
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ゲゲゲを観ようと思ったが、時間が合わずこちらを鑑賞。
中間色の優しい世界とモノトーンの残酷な世界。
セリフで語らず、職人仕事のアニメーションで語りまくる。
原作の素晴らしさだけでなく、映画としても素晴らしい今この時代にこそ観るべき作品。
まじ観てよかった。

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チリちこり

5.0観た人も含め、作品に携わった全ての人たちにとって愛おしいもの

2023年12月21日
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ぎんのすけ

4.0トットちゃんの束の間の日常と変わってゆく世界

2023年12月21日
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黒柳徹子さんの幼少期を描いたアニメーション作品。
戦争が始まる少し前のトモエ学園のトットちゃんと子供たちの日常がユーモアを交えて描かれていて、ほっこりしました。
戦争が少しずつ日常生活に影響を与えていき、人々や社会が段々と変化していくのもリアルでした。

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Sugi

3.0地味さが逆に眩しい

2023年12月20日
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たまたま近い時代設定の映画や、感動巨編を立て続けて見たせいか、スタンダードなアニメーション映画としての今作が、やたら新鮮に感じました。

思えば昔からこういうラインの映画(実写、アニメ)は大ヒットとか目立つことなく、さりとて中々の良作が地味に続いているという認識なんですが、昨今の突拍子のない世界設定やら非現実的なキャラクター達で感動を演出される派手な量産型映画より、実際のこの世界で実際の人たちが紡いだ、素朴だけど実際の出来事を過剰に演出しない物語が今やむしろ輝いて来ていると感じました。

こういう映画、絶やすことなく続けていってほしいと思います。

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サリ夫

3.5いのち

2023年12月20日
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ミカ

3.5残る名作になるポテンシャルはあった

2023年12月20日
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泣ける

笑える

知的

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フレンチクローラー

4.5面白かった。

2023年12月18日
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楽しい

知的

よつばとのよつばのような主人公がトモエ学園という自由な学校に行く話。
この作品の見所は以下の3つです。
1.主人公の天真爛漫なお転婆ぶり。特に序盤の脈絡のないトットちゃんの言動は面白かった。
2.トモエ学園の小林先生の教育カリキュラムはとても興味深く、現代でも参考になるのではないかと思った。
3.物語後半の平民から見た戦争映画としては、この世界の片隅にを思い出しました。今のロシアも似たような状況なのだろうと思いました。

どれもとても興味深く考えさせられる良い映画だと思いました。

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たこつぼ

5.0ヒヨコと腕相撲の心理描写に涙

2023年12月18日
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泣ける

悲しい

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ゆきとう

5.0窓ぎわのトットちゃん

2023年12月18日
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泣ける

知的

幸せ

面白かった。

時代背景や人間模様も素晴らしかったです。

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Y&M

4.0窓ぎわのトットちゃん

2023年12月18日
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楽しい

怖い

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romi

2.0やはりキャラデザが…

2023年12月18日
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もしかしたら、戦前の暗く重苦しい雰囲気を少しでも華やかに、という配慮でのキャラデザかもしれませんが、キツいですね…。
あと、子供たちの動きがなんだかひと昔前のアニメのようで、今の時代に観ると「子供ってこんな動きしないよね」と感じてしまいます。

背景キレイだなーと思っていたら、ジブリ映画で有名な男鹿さんでした。あと良かったのは、楽団員の方々のシャツの汗ジミでしょうか。

原作が好きなので観ない選択肢はなかったのですが、もう一度観ることはないと思います。

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ふじみ

4.0シンエイ動画の子供描写の積み重ねが反映された

2023年12月18日
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幸せ

シンエイ動画は「ドラえもん」の制作会社で、特に劇場版では子供たちの躍動や芝居に定評がある。本作では、その技術が惜しみなく使われている。
芝居も動きも圧倒的な物量で、物語も昭和回顧的な予告に反して、ADHDやLDの普通の学校になじめない子供たちの教育(実在した「トモエ学園」)の話で、今日の興味に即するものだった。

また、色彩設計も柔らかく、作中当時のの「童画」(たとえば、松本かつぢなど)の線や、血色の良い肌などが採用され、美術はキャラクターに合わせて水彩の手書き(+取り込みごデジタル加筆)が使われている。

戦争の描写が後半でやや主張しすぎるようにも思うが、
洋服などの色彩、子供たちの動き、音楽合わせのイメージシーンなど、2023年に傑出したアニメーション映画であり、子供たちにもオススメだ。

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A・ガワゴラーク