映画 窓ぎわのトットちゃんのレビュー・感想・評価
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やすあきちゃんの生きた証
自らのハンデから、家でも学園でも本を読む事が生活の中心であったやすあきちゃん
校長先生やトットちゃん友人たちとの交流の過程で、観ながら思わず声を上げて応援したくなる木登り、二人三脚などの場面
腕相撲でわざと?トットちゃんが負けた時のものすごく怒った顔、
そして水の中で手足の不自由を感じる事なく思いっきり身体を動かす姿の描写、
どんなにハンデがあっても周りとの関わりの中で成長していく、彼の秘めたエネルギーがとても伝わり感動し泣きました。
そして土で汚れた彼の洋服を微笑んで見つめるお母さんの嬉しそうな顔、受け止めきれないであろう葬儀での悲しみ
この映画を観て彼の成長から死がとても丁寧に描かれていたところに一番ひかれました。
そしてやすあきちゃんの短い生涯の中に、凝縮された生きた証を無意識のうちに与えた窓ぎわの席を選んだトットちゃん「ほんとにいい子・優しい子」でした。
もう一度すべての画面にゆっくり触れてみたいと思う、とても印象に残る映画を観る事ができて幸せでした。
原作者の黒柳徹子さん、この映画の制作に携わった関係者の方皆さん本当にありがとうございました。
私の身近に生まれた7ヶ月の子にも「すごいエネルギーで優しく」成長してほしいと思いました。
黒柳さんが40年以上許可しなかった原作をアニメ化する覚悟が見えた!
超超有名な「窓ぎわのトットちゃん」のアニメ映画化作品。
私はモロの世代なのに、読んでない!(苦笑)
第二次世界大戦が始まる数年前、
普通の小学校に入学したトットちゃんは
好奇心が旺盛で、
この世界の色んなことが気になって
ジッとしていられない性格。
戦争前夜の日本の学校において、
「帝國臣民」に相応しくないトットちゃんは
厄介者として小学校を退学になってしまう。
で、トットちゃんは子供の自由な発想や
行動を尊重する小学校、
「トモエ学園」に通うようになる。
そこにはトットちゃんと同じように
自由に自分の好奇心を満たす子供たちや
「帝國臣民」に相応しくないと言う
レッテルを貼られた体の弱い子供たちも
のびのび暮らしていた。
トットちゃんが繰り広げる
イマジネーションの豊かな世界が
存分に描かれ、ほっこりした後に、
やがて、戦争と言う愚かな行為によって
その世界はどんどん息苦しくなってゆく。
後半の山場、トットちゃんの疾走のシーン!
その背景の情景が観るものの胸を締め付ける!
やがて弟が生まれお姉ちゃんになったトットちゃん。
戦争の足音に翻弄されながら
それでも成長して行く姿は止まらない。
逞しい!!
けしてお見逃しなく!!
で、
月に8回ほど映画館で映画を観る
中途半端な映画好きとしては
出版当時から黒柳徹子さんが何かのインタビュー等の折に
この本の内容を色々説明されていたので
トモエ学園の素晴らしい日々については
少しは知っていましたが、
その後に戦争が激しくなって、
どんどん自由が無くなって行く様子が
これほど丁寧に描かれているとは思わなかった。
小学生のトットちゃんが理解できない深い事情は
言葉では説明されないのだけど
仲良しの男性駅員さんが突然女性駅員さんに変わっていたり
トモエ学園の講堂のそばにあった見事な藤棚が
いつの間にかへちまの蔓棚に変わり、
校庭には野菜畑が広がる。
洋風の屋根飾りが二宮金次郎に変わっていたり
近所の子供の遊びが戦争ごっこに変わっていたり
自宅で飼われていた立派な大型犬がいなくなっていたり
一瞬の場面場面で差し込まれるそのワンショットワンショットが
だんだんに観ているこちらの胸を抉るものになってゆく。
鑑賞した多くの方が指摘している通り
昭和のこの時代に子供の絵本によく使われたタッチの
キャラクターデザインが、
現代の感覚では好みが分かれるところで、
女性はともかく、男の子の顔つきや
大人の男性なのに妙にテラテラした唇とかは
若干慣れないけれどもそこを我慢しても、
不穏な世界情勢や、
日本の防衛費が増大されようとしている今
絶対に観ておくべき映画だと思います。
想像以上に良かった
クリスマスに家に直帰も寂しいな…ということで気になっていたこちらをふらっと観に行きました。
淡々と日常が綴られていく
なんとなく懐かしく感じられる風景。
美しく優しい映像、クスッと笑ってしまうトットちゃんの言動
戦争がどんどん深刻になっていく中でも子供たちの生活は続いてる訳で…
段々と切なく苦しく悲しいシーンも。涙が溢れました。
想像以上に心が動かされました。
感動という二文字だけでは陳腐過ぎて…でもどう表現したらいいのか難しい。
小学生くらいの子供達にたくさん見てほしいですね。あ、でも授業の教材としては長いか。今は道徳の時間とかも無いのでしょうしね…(^_^;)
食パンを焼くトースター!あんなの初めて見ました!(笑)
トットちゃんのお家は裕福だったみたいなのでインテリアやファッションなども本当に可愛くて素敵でした。
原作は未読ですが、読んで見たくなりましたね
誰と出会うかの大切さよ
40年越しに見たなあ
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天真爛漫過ぎて小学校に合わなかったトットちゃん。
転校した先は愛に満ちた校長のいる、自由な校風の学校だった。
そこで仲間達と打ち解け、楽しい小学校生活を送る。
同級生に小児麻痺のヤスアキくんがいた。
うまく体が動かないが、共に木登りに挑戦したりした。
そんなヤスアキくんが唐突に死亡。悲しみに暮れる。
トットは将来この学校の先生になると、校長に約束した。
やがて戦局が悪化してトットは疎開した。
そして空爆を受け、学校はなくなってしまった。
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小学校低学年の頃、この本が話題になってたのをよく覚えてる。
しばらくは黒柳徹子のことをトットちゃんと呼んでたわ。
その後「窓際族」という言葉が生まれ、子供ながらに複雑な気分だったw
一度も読むことのないままにおっさんになり、この機会に見てみた。
おそらく作られた話ではなく、黒柳徹子の経験した本当の話なんだろう。
だから特別面白いというわけでは全くなかったな。
記憶に残ってる小さなエピソードを幾つも並べた作品って感じ。
でも黒柳徹子という偉大な人の幼い体験を知るのは感動するし、
戦争で貧しい時代を垣間見ることもできて良かったと思う。
本当に大変な時代だったと思うが、みんな一生懸命やったんやな。
「木登り思い出す」
理想の学校は今も実現しない
超有名ベストセラーがやっとアニメーション映画化、何故今頃? ちょうど「続 窓ぎわのトットちゃん」が先月刊行されたばかり、無論相乗効果を期待して、いないとは言わせない。しかしそもそも続編はウクライナの厳しい現況に触発されて、とご本人が言う。しかも現在はウクライナのみならずパレスチナにおいても子供達の命がまさに標的となっているから、必然とも思われる。そしてこの続編及びアニメ映画化も、おそらく自らの先を見据えての時間的限界を思っての決断と私は推測する。と同時に、現在の日本の政治的貧困と脆弱な民主主義への危機感がベースに横たわっていると信じたい。
ここで言う政治的貧困とて、見方によって人々の評価はガラリと変わる。こんなひ弱な日本じゃダメだ強く変える時だ、いや、だからこそ歴史の真実に学び平和主義を貫くべし、と正反対。本作でも描かれる国防婦人の大行列の威圧感と、トットちゃんと泰明君が朗々と通りで唄い戯れる様、この対比。実はどちらも日本が大事、私達を護りたい一心に基づいているのです。云わば、ベクトルは同じでも次元の深さが異なる。もしくは、根底は同じでも方法論がまるで真逆って見方もある。ただし両者ともに民主的ルールに則っているのであれば、こうして俯瞰で眺めることも可能でしょう。しかし、惰性・腐敗・拝金・独裁に一方がすり寄ったりしたら、両論なんて呑気を言ってられない危機となります。
戦前の日本は言うまでもなく強権と独善そして洗脳に支配されていた、反対意見は弾圧で封じ込める。こんな異常が当時の当たり前であり、その当たり前にトットちゃん達が飲み込まれて行った悲劇を本作で描く。当然に「フツー」は真実に基づく良識派を主人公に描き、強権と戦うのに、本作ではほとんど「天然」なキャラによって易々と表現する。ここがトットちゃんの人気の根幹ですね。分かり易く言えばお父様が苦悩の末出した結論「僕は軍歌なんか弾きたくない」が「ツフー」、対するにトットちゃんも小林校長先生も「天然」サイドですね。みんなと同じ行動をする必要なんてないし、歌いたい時に唄いたい唄を謡う、ただそれだけ。建物疎開と称して見事な洋館をぶっ壊される事を理不尽と思いたい。
昔見た記憶にある「よいこ」なる雑誌の表紙に描かれたような、お目めばっちりのイラストが動き出すようなアニメ。その名の通り自由が丘での自由闊達な洋館暮らし、泰明君は田園調布の豪邸住まい、銀座でお買い物し資生堂パーラーでお食事、雑誌に載った夢の生活が本当にあったのね。トモエ学園は当然に私学であり、学費を支払える能力が必要。対する国民学校はみんなと同一行動の出来る「よいこ」ばかりで、洗脳も簡単。だからトットちゃんの異端を許容出来ない。今現在の教育現場ではなんにも変わっていないのに驚きます。公立では小林先生は絶対に存在出来ないのです。小林先生の教えを乞うには「金」がいる、嗚呼。
「となりのトトロ」でのメイを思い起こさせるトットちゃん。サツキとメイのお父さんも本作のパパのイメージと重なる。先取の気性を持ち、理解もありそして金もそこそこある知識人。嗚呼、貧乏人はどうすりゃいいの? 逆に言えばだから国は国民をほどほどの貧乏にしたがるわけで、税金で搾り取り自由を諦めさせ反論を封じるために。
話の本筋が見えない…
命と音楽
泰明ちゃんの葬式から飛び出して、出征の列を逆走するトットちゃん
戦争ごっこする子供達、四肢欠損した兵士、戦死した子供のお骨を抱えて泣いている母親、それらを振り払うように必死で走る
特にセリフはないが痛いほどトットちゃんの気持ちが観客に伝わってくる
反戦映画として本当に誠実な描写
また音楽が持つリズムの楽しさを学校で教わってからの、リズムによる全体主義社会への反撃
お父さんの音楽家としての矜持等、音楽演出もとても素晴らしかった
個人的な話になるが、祖母の兄が学校で教師をしており学校に爆弾が落とされて亡くなったという話を思い出さずにはいられなかった
昭和初期の時代
実話の持つ圧倒的な説得力 小林先生の教育への情熱 演じる役所広司、大野りりあが素晴らしい
大ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」40年ぶりのアニメ化作品。
メジャーすぎるので観るのやめようか迷っていましたが、やはり観て大正解!
著者が在学していたトモエ学園での生活と、その小林校長先生の教育への情熱が、実に生き生きと描かれています。
導入から、今では失われた素朴な昭和初期の生活や子供たちの行動に泣いて、中盤は小児麻痺だった泰明ちゃんとの交流で泣いて(特に泰明ちゃんが服を汚して帰ってきたことが嬉しくてなくお母さんのシーン!)、終盤はひたひたと迫りくる戦争の影に恐れ、小林先生の教育に対する無限の情熱に感動しました!
黒柳徹子の実話の持つ圧倒的な説得力、今¥ばやし先生の人間力に感動しました。
小林先生を演じる役所広司のどこまでも広く暖かい心と秘めた厳しさ、トットちゃんを演じた大野りりあが素晴らしかった。
素晴らしかった
今だからこそ映画にしたんだね。 重いわ。。 上映が終わって言葉少な...
今だからこそ映画にしたんだね。
重いわ。。
上映が終わって言葉少なな時間に歩き出しながらなんともまとまらず話したことばはそれくらいでした。
観る前は絵が苦手に感じられて行くか悩んでいた映画。本は子どもの頃に読んでいたはずなのだけどトモエ学園の景色は頭の中では電車が一両だけで、最後まで読まずにいたのか戦争前〜戦中の肌感や経済的なことなど想像もつかないまま印象的なシーンだけを記憶していたのを実感した。
校長先生の教育は、全体主義への単なるアンチテーゼに過ぎないのだろうか
原作未読です。
なので、原作を読めば作者の真の意図が理解できる可能性があるので、僕の勘違いであった場合は申し訳ありませんが、幾つか気になった点がありましたのでレビューします。
まず、①果たしてともえ学園の教育(校長先生の教育といっても良いかもしれません)は、その当時の時代背景を考慮しても手放しで賞賛するべきものでしょうか。
一人一人の子供の「個性を活かす教育」「誰一人置いてゆかない」は、実はなかなか実現できない難しいものなのです。不可能ではないにしてもそのような教育は、とにかく手間とお金(環境ともいえますが)がかかります。
子供が大勢いた戦後から団塊の世代などの時代は、ともかく子供が社会に適応して生きていくように社会に送り出すことを最優先にしなければならない時代でした。いわば溢れかえるひな鳥のような子供たちを養鶏の「ブロイラー」のようにギチギチに「檻」に閉じ込めて、とりあえず社会に最低限適応できるように、次々と送り出さなければならない。
先生たちも人間ですから、そのような状況にもちろん疑問を持ち悩みながら、でもそうせざるを得ない時代背景があったのです。よくないと誰もがわかっていながらも、「効率」を第一にするしかなかった不幸な時代が長かった。もしかしたら、今もその名残が残っているかもしれません。
そういう時代であったので「檻の狭さに収まりきれなかった」とっとちゃんは、公立の尋常小学校という「ギチギチの養鶏場」から弾き出されてしまったので、私立の学校に行くしか選択肢がなかったのです。
ともえ学園の校長先生は、とっとちゃんの取り留めの無いを4時間興味深く聞きました。確かに素晴らしいことですが、公立の先生にそれができる余裕があるでしょうか。
最先端の外国の教育理論も取り入れて、素晴らしい教育環境も実現できて(電車の教室とか)、人格的にも素晴らしい校長先生は、理想を実現した素晴らしい方であることは確かです。国民的スターなどを生み出したことは確かに賞賛に値することですし、素晴らしいことであることに間違いありません。
しかし「貧弱な」公立教育であったとしても、無数の名もない教師たちが大勢の市井の人々をなんとか生活できるように社会に送り出す仕事を担ったおかげで、このともえ学園と言う「恵まれた囲いの羊たちの奇跡的な教育」が存在できたということは、見落としてはならないポイントだと思います。
そういう視点がないと、「ともえ学園・校長先生は素晴らしい。それに比べてウチの子の学校は・先生は」という勘違いの批判・不満を持ってしまうのではないかと危惧しました。
それから、ともえ学園の校長先生の言葉に引っかかった部分がありました。
「とっとちゃんは、本当はいい子なんだよ。」という、言葉です。
自分を卑下することなく、自分に自信を持って良い、という意味で言われているのだと思いますが、それまでの経緯を考えると、またともえ学園の役割から考えると、果たして適切な言葉なのだろうかと思いました。
「いい子」とは何でしょうか?それは、「大人にとって都合のいい子供」です。
尋常小学校で求められるのは、そういう子供です。限られた時間・限られたリソースで、効率よく子供を社会に最低限適応できるように「仕上げる」のに「都合のいい子」です。そこに、きらめくような個性・感性は必要ない…むしろ押し殺すもの・捨て去るべきもの、であるはずです。
僕ならとっとちゃんにこのように言ってあげたい。
「君はとっとちゃん。他の誰でもない。ここでは、君はそのままでいて良いんだよ。大人にとって都合のいい子になる必要はないんだ。君は君のやりたいことを君のできる範囲でやって大丈夫だよ。」と。
そして、②「戦争」に対する自虐史観的な全体主義への通り一遍の批判めいたものに違和感を感じました。
映画の中では「ともえ学園の「個人(尊重)主義」」と対立する図式で「戦争・全体主義」が対比されていたように感じました。
これも、あの当時の時代背景を考えなくてはならないと思うのです。
この映画を見ると、校長先生の言うように「見ても・聞いても、理解しない。自分の頭で考えない。」ことが戦争を引き起こし、ひいては戦争協力へと人々を駆り立てていった。と言うふうに描かれているように思えます。自虐史観的な。
しかし異論は認めますが、あの当時の日本は外国の圧力のもとで、いやでも戦争をせざるを得なかった状況にあったし、もし日本国民の全てが「私は人を殺したくないので戦争に参加しません」と兵役を拒否したら、すぐさま日本は植民地になっていたでしょう。
今の日本を礎いたのは誰でしょうか。国民のうちごく少数は無批判に妙な愛国心に燃えた「自分の頭で考えない人」であったのかもしれませんが、大多数はただただ日本の国の将来を思い、家族を思い、自分を捨てて命をかけて戦った大多数の名もない人たちだったと言うことを忘れてはならないと思います。
私達はいつも目立ったスターを賞賛します。
TVの向こうには、そういう人たちがいつも輝かしく映し出されています。
とっとちゃんも、もちろんご自分の弛まぬ努力の故にだと思いますが、日本でもナンバーワンのTVのスターになりました。ご両親や、ともえ学園の素晴らしい環境、ともえ学園の校長先生、その他、いろいろなことに恵まれて、「困った子」がスターになりました。
しかし、僕たちのような平凡な市井の人々は、TVに写ることのないのこちら側の人、です。
TVに輝かしく映し出され・賞賛される「スター」と比べて、恵まれない自分を惨めになったりします。
しかし、社会は「スター」だけで成り立っているわけではありません。
社会の大部分は、恵まれた環境で生まれることがなく、教育にお金をかけることもできず、チャンスにも恵まれず、いい仕事にも就けなかった、その他大勢の人によって成り立っているのです。TVに惑わされず、そのことに心から気づいた時、人はありのままの自分を受け入れることができる。そう思います。
子供も楽しめる楽しくて明るい作品かと思ってみましたが、後半は暗い雰囲気かつダークな内容で(ホラー的要素はありませんが)、子供はあまり楽しめない作品ではないでしょうか。しかし、大人は教育論について考える良い機会になると思いました。むしろ大人に観ていただきたい作品です。美麗な映像と、人物の独特のアニメ表現(唇が明るい)は、良いと思いました。
滝沢カレン=全力!脱力タイムズ
アニメーションは美しく、音楽だって素晴らしい。役所広司演じる校長先生には癒され、学ばされ、グッときた。「小林先生と子どもたち」にタイトル変更した方がいいと思う。総じていい作品ではあったんだけど、木登り辺りから間延びしているし、ラスト際はなんか締まらない感じでスッキリしない。しかも、肝心なトットちゃんの描きが薄い。
裕福な家庭なだけに、戦争が激化していくと生活が一変し、ものすごく悲しい気持ちになる。ここら辺の描写はピカイチ。それなのに、長いと感じてしまうもんだから泣けないんだよね。杏、小栗旬に至ってはエンドロールまで分からないレベルで上手かったし、役所広司も言わずもがな。だけど、滝沢カレンは滝沢カレン過ぎるぞ。脱力タイムズ始まったかと思ったわ。
※Filmarksより引用
アニメらしさを活かした独特な世界観
芸術作品的な映画!!!
トットちゃんから日本社会・地球規模のメッセージ
幼少期の徹子さんの人一倍ピュアな女のこの目で描かれた物語
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