劇場公開日 2023年12月8日

「実話の持つ圧倒的な説得力 小林先生の教育への情熱 演じる役所広司、大野りりあが素晴らしい」映画 窓ぎわのトットちゃん ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5実話の持つ圧倒的な説得力 小林先生の教育への情熱 演じる役所広司、大野りりあが素晴らしい

2023年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

大ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」40年ぶりのアニメ化作品。
メジャーすぎるので観るのやめようか迷っていましたが、やはり観て大正解!

著者が在学していたトモエ学園での生活と、その小林校長先生の教育への情熱が、実に生き生きと描かれています。

導入から、今では失われた素朴な昭和初期の生活や子供たちの行動に泣いて、中盤は小児麻痺だった泰明ちゃんとの交流で泣いて(特に泰明ちゃんが服を汚して帰ってきたことが嬉しくてなくお母さんのシーン!)、終盤はひたひたと迫りくる戦争の影に恐れ、小林先生の教育に対する無限の情熱に感動しました!

黒柳徹子の実話の持つ圧倒的な説得力、今¥ばやし先生の人間力に感動しました。
小林先生を演じる役所広司のどこまでも広く暖かい心と秘めた厳しさ、トットちゃんを演じた大野りりあが素晴らしかった。

ITOYA