「感謝の気持ちが溢れてくる映画でした。」はたらく細胞 k kさんの映画レビュー(感想・評価)
感謝の気持ちが溢れてくる映画でした。
最初にごめんなさい!
アニメが先だったので、実写はどうなのか?と舐めていました。
面白くて為になる感動のエンタテインメントでした!
アニメでの花澤香菜さんの叫び声が秀逸であれを超えられるのかななんて思いながら見たら、
永野芽郁ちゃん、佐藤健さん、山本耕史さん、はまってました!
仲里依紗さんのNK細胞、かっこよかったです!
黄色ブドウ球菌!
「こ、これサザエだ!小沢真珠だ。」真珠さんいつも振り切った演技大好きです!
愛之助さんも濃い演技!
全力投球じゃないか!
肛門ではまさかの裸祭り、漢たちの肉弾戦に隣の知らない女性、多分同年代が私と同じところで大笑い。
アニメで1話分の赤芽球時代の2人の出会い、各細胞たちの役割などが今作では冒頭数分にまとめられてスムーズに説明されていました。
白血球と赤血球の2人だから、恋が生まれるとか、ハッピーエンド的なことはないんだけど、初恋数歩手前のようなほんわかムードも良い感じ。
アニメではがん細胞が「普通に生まれたかった!コピーミスってなんだよ。バグ野郎ってなんだよ!」と苦しむ姿に人生で初めてがん細胞に同情したのですが、今作でも、うん、人間社会では個性として認められるのにね。うんうんと同情してしまった。
後半、赤血球ちゃんが戦場と化した世界で自分の使命を全うすることを宣言するシーン、隣の女性が突然前のめりになり、目を拭い始めた気配。そのままずっとその姿勢をキープ。
私もずっと目からの水と鼻水拭くのに大変でした!
ニコちゃん、がんばれと同時に自分の体の中の全ての細胞、組織が私の毎日を支えてくれてる事に感謝でいっぱいになり、また涙が溢れる。
「AE3803」の赤い帽子が切なくてまた泣く!
「どうせ私はこの社会の一つの駒でしかないのさ!けっ!」なんてひねくれてはいけないと自分にできる何かを頑張ろう!と忘れかけていた素直な気持ちを取り戻しました!
こんなに泣けるなんて!
想像もしてなかった!
ありがとう!