ステフィン・カリー アンダーレイテッド
配信開始日:2023年7月21日
解説
Apple TV+で2023年7月21日から配信。
2023年製作/109分/アメリカ
原題または英題:Stephen Curry: Underrated
配信:Apple TV+
配信開始日:2023年7月21日
配信開始日:2023年7月21日
Apple TV+で2023年7月21日から配信。
2023年製作/109分/アメリカ
原題または英題:Stephen Curry: Underrated
配信:Apple TV+
配信開始日:2023年7月21日
ステーブン・カレーの『過小評価』されているステッフというタイトルの映画だが、バスケットの世界において低身長(6フィート2インチ)は致命的かもしれない。しかし、遠距離からのシュート力を持っている。痩せていて、160ポンドしかないかもしれないが、彼の素早い動きは天下一品だ。それに、バージニア・テックに入れなかったことは残念だったかもしれない。父親、デルはバージニアテックの出身であるから。しかし、ステッフはデビドソン大学で、彼を成長させることのできたバスケットチームの仲間とコーチ、マケラBob McKillopの存在がある。コーチ、マケラが彼をスカウトしたことはコーチの目に狂いがなかったということだ。コーチはステッフを成長させるのに一躍かっていて、このドキュメンタリーにおいて、コーチの力が引き立っている。特に、ステッフがジュニアーでNBAのゴールデン・ステイト・ウォリアーにリクルートされた時、コーチの涙には複雑な心境が込められてたと思う。そして、最後に、プロで活躍しながらも大学四年を2022年に卒業(専攻は社会学)した時、ステッフはコーチに感謝の言葉を述べた。最後の締めくくりのいいシーンだった。現在もステッフは活躍しているが、彼はホール・イン・ワンができるんだからゴルフのスキルも上なんだね。映画にはないが彼が、ハワード大学(ハリス副大統領の出身校)に資金を出して、ゴルフ部を作ったんだね。
なぜ、この映画を見たかというと、彼が制作している新しい映画 「SENTENCED』2024 年という DOCUMENTARY の記事を読んだからである。
2024年のアップル+の有料配信の映画なので、私は見られないが、彼が識字率の低い子供や大人の世界をドキュメンタリーにした。 functionally illiterateと言って読み書きが十分にできないという意味で、大人でも読み書きの力が小学4年生ぐらいしかないと人たちを刺す言葉である。タイトルはSentenced と言って、ネガティブな言い方で、ここだけの言い方だが、クラスの中で勉強の出来ない子供を指す。Reading level is Dune と言って読み書きが不十分な人を指すらしい。この映画をチャンスを掴んで観るつもり。
ひょんなことからApple TVの契約してたことを思い出して、リストをザッピングしていた。
このタイトルがそういえばあったなと思い、どのくらい前に制作されたのかも分からないまま、観始めた。
深夜23時くらいから観たので、つまらなかったら途中で辞めようかと思ったが、NCAAの時期まで遡るとは思わず、思わず観入った。
僕は覚醒後のカリーをたまたまYouTubeで観てから、NBAにのめり込んだのだが、覚醒前というか大学時代のカリーを知らなかった。
ウェストブルックと同じ時代に戦っていたのか、レブロンが大学リーグを観に来ていたのか、こんなこと知らなかった。
そして直近記録を達成した時もKDがわざわざ直接祝いに来てくれたり、こんなにも気持ちが熱くなるとは思わなかった。
いつまでも大学とのチームメイトは心に残っているから、共に戦っているんだなと。
ちょうど今のシーズンは、日本では学祭の時期。
私も久しぶりに母校に行こうと思い、今道中だ。
NBA史上最高のシューターと名高いバスケットボール選手ステフィン・カリーがどのようにして今日に至ったのか、その足跡を辿るスポーツ・ドキュメンタリー。
ステフィン・カリー。ゴールデンステート・ウォーリアーズ所属。
NBA史上で最も多く3Pシュートを成功させた男。その通算成功数は3390回で、現在もこの記録は更新中である。
NBAチャンピオンに四度輝き、昨年2022年にはNBAファイナルのMVPを受賞。
年俸は4,800万ドル以上。時代が異なるとはいえこれはマイケル・ジョーダンの年俸を遥かに上回っており、おそらくはNBA史上最大の高給取りであると思われる。
そう、ステフィン・カリーは名実ともに、現バスケ界を代表するレジェンドプレイヤーなのである。
”史上最高のシューター”と評される彼だが、そのキャリアは決して順風満帆ではなかった。
188cmとNBAプレイヤーとしては小柄な彼は、学生時代から常にアンダーレイテッド(過小評価された)な選手だった。
カリーのNBAドラフト順位は7位。これは彼が如何に過小評価されていた選手だったのかがよくわかる事例だろう。
そんな彼の現在を描きながら、これまでの軌跡をフラッシュバック形式で紹介していくというのがこのドキュメンタリーである。
バスケに興味のない人には無関係な映画だと思われるかも知れないが、むしろそういう人にこそ観て欲しい。
彼の経歴を知らなければ知らないほど、まるで『SLAM DUNK』のような激アツストーリーに釘付けになるはずだ。
そんな自分も、実はNBAはおろかバスケのことすら碌に知らない完全なる部外者。
バスケの知識は100%『SLAM DUNK』からのものだし、NBA選手はマイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズしか知らん。この二人も『スペース・ジャム』(1996)とその続編『スペース・プレイヤーズ』(2021)という、ルーニー・テューンズ×実在のバスケ選手がコラボするという狂った映画があるのですが、そのおかげで知ったようなもの。
あ、あとコービー・ブライアントも知ってる。昔コロコロコミックに「コービー・ブライアント物語」っていう漫画が掲載されてたから。神戸牛が名前の由来なんですよね。
そんなわけで、ステフィン・カリーのことを全く知らん状態での鑑賞。
ふんふんなるほど、『SLAM DUNK』で言うところの三井、いや神さんみたいな人ってことね。性格も何となく神さんに似てるし。
過小評価に悩まされてきた、と言うことだったが、確かに10代〜NBA入りしたばかりのころのステフは、背は低いし線もヒョロっとしているしで、お世辞にもスター選手には見えない。
見た目もイケメンなんだけど優男っぽいというか。インテリっぽい雰囲気がちょっとマイケル・B・ジョーダンに似ている。例えばレブロンみたいな人が前からズンズン歩いてきたら「うぉ!ヤベー奴が来た。道開けよっと…」とか思うかも知れないけど、ステフだったらそうはならないだろう。
作中、元チームメイトに「昔お前に”白人の小僧”って呼ばれたよな笑」と言っていたけど、確かにステフの肌は黒人にしては白い。お母さんが色々な人種のミックスっぽい感じだったのでその影響かな?
黒人選手の割合が圧倒的に多いNBAにおいて、この肌の白さが舐められる原因の一つだったのかも、なんて思ったりもしました。
怪我と年齢から、もうステフィン・カリーの時代は終わったと周囲に囁かれている現在。そんな彼が幼少期から大学時代までを回想し、バスケプレイヤーとしてのルーツに立ち返る事で自信を回復し、逆境を跳ね返し続けることでついには年間MVPにまで上り詰める。
本作はドキュメンタリーではあるがこのように劇映画的な構成をしており、素人でも退屈せずに物語を楽しむ事が出来る。
15年以上プロ選手としてNBAでプレーしている彼だが、本作で描かれるのは主にデイビッドソン大学時代。
2008年、NCAA(全米大学体育協会)バスケットボールトーナメントでジャイアントキリング旋風を巻き起こしたデイビッドソン大学だが、この件がとにかく面白いっ!!
無名の大学が全米大会に進出し、一つ一つ勝ち上がっていく事でついにはベスト8に。そしてついに第一シードである強豪・カンザス大学への挑戦権を手に入れる…。
この展開、もう完全に少年漫画の世界。しかも一番面白い奴ですやん!
残り1秒、点差は2点。ここで3ポイントシュートを入れれば逆転。ステフにボールが回るがマークが厳しくシュートは打てない。そこでステフがパスをした相手はジェイソン。最終学年であるジェイソンは今大会が最後。そのジェイソンが打ったシュートは…。
もうこの時ほど「頼む!入ってくれ!🙏」と願ったことはなかった。15年前の大会なんだけどね😅
このNCAAトーナメントがとにかく面白くて、もう夢中になって観ちゃった。あと数年もすれば映画化されるんじゃないかな?
監督もキャラが立っていたし、大会の空き時間にみんなでレポートを書いていたというエピソードも可愛らしい。いやー、とにかくドラマチックでした♪
物静かで知的で直向きで謙虚。このドキュメンタリーを観れば誰もがステフィン・カリーのことを好きになるはず。ステフの広報としては100点だと思います。
その後動画を調べまくって、ついには白鵬関(宮城野親方)との相撲動画まで観ちゃった。これも可愛らしくて良かったです😊
オチが「10年以上かかったけど、ついに大学卒業出来ました!」という展開だったのも、実にステファン・カリーらしい。こういう実直なところが彼を推せるポイントなんだよなぁ…。
NBAに興味無かったけど、ちょっと追いかけてみようかなっていう気持ちになりました!ステフの益々の活躍に期待します♪