「映画好き界隈で高評価な理由に納得。果てしなく澄んだ世界観。」夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)
映画好き界隈で高評価な理由に納得。果てしなく澄んだ世界観。
映画オタクの友人達が口を揃えて絶対に観たほうがいいと賞賛していたことと、SNSで「こういう作品こそもっと広まるべき!」と夜きみ現象なるものが起きており映画好き界隈で話題になっているのをたくさん拝見したので鑑賞に至りました。
結果、めちゃくちゃ良かったです。
所謂ラブコメでは少々やりすぎぐらいの胸キュンと呼ばれるものが展開されますが、この作品の場合、二人の間で起こる総てがさりげなくて、ナチュラルで。そんなわざとらしさのないピュアな描写が、この作品が賞賛されている理由のひとつではないかと感じました。
もうひとつは無理にキスシーンなどの要素を入れなかったことが賞賛されているようです。
こちらは凄く納得できました。
個人的にも映画オタクとして長年ラブストーリーに必ずなくてはならないもの的な風潮はなくすべきだと感じてきた人間なので、その点無理にそのようなシーンを入れなかったのは良いと感じました。
そしてSNSでは青磁というキャラクターに対して「これがほんとのリアコ」というニュアンスの意見をたくさん拝見しました。
こっそり覗かせていただくとJO1さんのファンの方ではなく映画オタクの方々にもその感想が見られたので、本当に皆さんの胸に刺さったんだなーと思いました。
青磁役の白岩瑠姫さんはJO1さんを応援している友人がいるため、グループの中でも一番人気のある方だとよく耳にはしていたのですが、しっかりお顔やお芝居を拝見したのは今作が初でした。
お芝居はこれが初だったのかな?下調べをせずに申し訳ないんですが、先程のJO1さんを応援している友人が「正直瑠姫のお芝居はまだまだこれからって感じだけど役柄は合ってると思うし作品自体はめちゃくちゃいいよ」と言っていた意味がよく理解できました。
確かに現時点でお上手かと聞かれると難しいところはありますが、お芝居に関しては経験を重ねて徐々に上手くなられる方は多いですし、透明感に溢れ、逞しい部分を見せつつもどこか儚く、そしてアンニュイな雰囲気のある「青磁」というキャラクターは白岩さんキャスティングで正解だったのではないかと思います。お似合いでした。
人気の方ならこれから益々ご活躍されると思いますし今後の俳優活動も楽しみです。
久間田さんは芸能界に入るきっかけになったモデル雑誌の頃から拝見しており存じ上げておりました。自分が鑑賞する恋愛作品では脇役を演じていらっしゃることが多かったんですが、ヒロイン役凄く素敵です。
というかこの作品自体が素晴らしいので男女問わず皆さん素敵に感じましたし、目に映る世界観がとにかく美しかったです。
描写が綺麗なうえに音楽も素敵で、配役も本当に素晴らしいと思いました。
話題になっていた理由が分かり、この作品に出会えて本当に良かったです。