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おじいさんと孫が鹿を見ている。 穏やかな休日の朝と言った所。
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おじいさんと孫が鹿を見ている。
穏やかな休日の朝と言った所。
何一つ脈絡の無い市井の人々の姿をフィルムに撮った。と彼女は言う。
『列車が引かれる音』と共にタイトルの
『NOUS』の黄色い文字。線路がはしる早朝の道。フランスのノマドランダーが起きてくる。マリ バマコ出身の黒人。朝の爽やかな冒頭の美しさは、彼の現実でかき消される。
その後、市井の人々の様子がつれづれなるままに描かれる。些か退屈かもしれない。
白人ばかりが集まる教会で『ルイ16世』の遺言書が読まれる。その文章に感極まり涙をこみ上げる白人女性。年配の方である。
『普通の人の存在を残さないと、彼らは消える存在だ。』
『パリの若い女性とドイツの哲学者は無知の田舎者と普通の人を見た。つまり、影の中から人々を引きだすことだ。』
つまり、市井の人々を描いた、そう言った映画だと思う。主旨は些か出し尽くされたイデオロギーに感じる。トルストイの時代からそう言っている。しかし、
最後に再び冒頭の爺さんと孫が登場する。さて、そこには、有色の人達は一人もいない。その行為を見て私は鳥肌が立った。
さて、この国に『PLAN75』を日本のように適応すると、この国は旧宗主国故に、黒人の国になりかねない。
日本も単一民族国家と言えなくなる時も来るかもしれない。
途中のレゲエと良いね。
エディット・ピアフの『群衆』たまたま知っていた。
傑作だと思うが、もう少し脈絡を付けて貰いたかった。かなぁ?
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