法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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エンディングにぶち壊された!
序盤からグイグイ引き込まれ、一つの事件に絡み合う人たちの思惑。清義くんを取られたくない美鈴ちゃんの狂気じみた笑いには涙が出たし、馨くんの計算ずくの復讐は圧巻だったし。それらに向き合おうとする清義くんもやたら爽やかだったし。本当、エンディングまでは良かったの。エンディングが聴こえた瞬間に予告編で見た嫌~な予感が蘇ってきた!もう、余韻が駄々下がり。極上なミステリー作品が陳腐なアイドル映画に成り下がった瞬間を見たような気がした。ますますガッカリ。佳作なのに、エンディングがぶち壊してしまった残念な例。無歌詞じゃダメなんかい?ピアノやバイオリン曲が静かに流れるだけじゃダメなんかい?
謎が多い
薫が父の衣類を届けに行った駅の階段で、
セイギが父のリュックを引っ張り美鈴と共に
階段を転げ落ちさせたことを目撃したのに、
なぜ警察に言いに行かなかったのか、
未成年なら母親と共に警察に行かなかったのか
と疑問に思う。
家族の証言であっても調べてもらえば違った
結果にならなかったのか、と思う。
ここまでしても聞き入れられず最悪の結果と
なってしまったのなら苦肉の策として考えることもできるが。
しかし、また疑問が生じる。
美鈴が父を陥れたとわかっていたからこその計画であるなら、 なぜ、
ひとつ間違えば、ナイフが急所に刺さるかも知れないという恐れがあるこの計画にしたのか⁉️
もっと薫自身の身が100%安全に遂行される方法を考える必要があったのにである。
セイギもだ。弁護士になって2年目で、美鈴が頼むのはわかるが、裁判でベテランの検事たちと渡り合えるのが不思議だ。
また個人事務所を開いたらしいが、生計を立てられるのか⁉️
冤罪と無罪の違いは?
原作未読です。あくまでも映画単体での評価になります。
「衝撃の展開」を売りにしてる邦画って驚くほどハズレが多いので正直あんまり期待しないで鑑賞したけど、これが意外としっかりミステリしてて、普通に楽しめました。調べてみたら現役弁護士が書いたメフィスト賞受賞小説が原作なんですね。そりゃ、しっかりした内容なワケです。
ストーリー展開は結構駆け足な印象があったけど、ちゃんと観ていれば内容は理解できるくらい。結構ベタな展開だったので、ミステリー好きが見ると先の展開が読めてしまうかもしれません。でも、展開が分かっても楽しめる要素もあるので、読めてる展開でも退屈せずに鑑賞することが出来ました。
細かな不満点が無いわけではないけど、非常に楽しめる本格ミステリ映画だったと思います。
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弁護士を目指してロースクールに通う「セイギ」こと久我清義(永瀬廉)と、同じ学校に通う幼馴染の織元美鈴(杉咲花)。最難関資格である司法試験に合格するため、日々勉強漬けの毎日を送っていた。そんな勉強漬けのストレス解消のためか、彼らのクラスでは「無辜ゲーム」という疑似裁判ゲームが流行っていた。そのゲームの主催者は、清義の友人で、ロースクール在学中の学生でありながら司法試験に合格した天才・結城馨(北村匠海)であった。ロースクール卒業後、無事に司法試験に合格して弁護士として活躍していた清義だったが、ある日馨から「最後の無辜ゲームをしよう」と連絡を受ける。ゲーム会場に足を運んだ清義は、胸にナイフを刺して事切れた馨の遺体と、血まみれのナイフを持った美鈴の姿を目撃する。
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序盤の無辜ゲームの導入は非常にスピーディでテンポが良かったと思います。
ただ、なんであのゲームをあんな暗い洞窟の中でやらないといけないのか、説明が欲しかった。最初に皆が勉強していた図書館みたいなところでやっちゃいけないんでしょうか。原作がどうなっているか知りませんが、少なくとも映画だけ見てしまうと「なんで?」って疑問が浮かぶシーンでした。
あと、馨殺害の裁判のシーンで、全員の共通認識のように「無辜ゲーム」という単語が飛び交ってるのが凄い違和感ありましたよね。「無辜ゲーム」って一般的な名詞じゃないですよね。「学内で行われた疑似裁判」とかの方が、裁判中の裁判官の台詞としては違和感なかったと思います。
ストーリーはミステリを良く観る方からすると、先の展開が予想できてしまう内容だったとは思いますが、冤罪などのテーマ性がしっかりしているので、飽きることなく最後まで鑑賞することができました。また、「何故清義に弁護を依頼したのか?」「何故美鈴は清義に何も話さないのか?」などの細かい疑問が常に映画内に存在する構成になっているため、その疑問がクリフハンガー的に観客の興味を持続させる働きをしていたように思います。
今注目の若手俳優さんやベテラン俳優さんが多数登場するのも良かったですね。
個人的には杉咲花さんの演技がすごく好きなので、彼女の演技(特に終盤)は素晴らしかった。
大絶賛……とまでは残念ながら行きませんが、素晴らしいエンタメミステリ映画だったと思います。オススメです。
演技力が光る
観始めは不気味な雰囲気の映画だなと感じました。
馨の立場からすると父親を死に追いやった2人が普通の学生生活を送っていることに憤りを感じるのは理解できました。
計画通りにいかなかったときのために罠を仕掛けておいたのも見事だなと。
1番の魅力はその罠に掛かってしまった杉咲花さんの演技でした。
もう少し清義と美鈴が大人を信じられなくなった背景を描いてくれていたら物語に共感できたかもしれません。
児童養護施設のエピソードばかり強調されていたのが気になりました。
杉咲花さん!
主演の3人が事件の真相を握るのは早くから気付いてしまったけど、最後まで目が離せなかった。
映画1時間半で終わるのが好ましいです〜。
ただ吐き気をもよおす、裁判官の説明はされなかったですね。想像は何となく付くけれど、、
鬼気迫る慟哭を見せてくれた杉咲花さんの演技が見ものでした。
なんか
胸が苦しくなりました。
話の順序立てはすごくわかりやすかったですが、やはり映画なのでそれぞれの登場人物の心理までは分かりずらいですね。
カオルの気持ちが1番知りたいかも…
最後のミレイの笑いは、カオルに負けてしまったと言う事で笑ってたのか…
小説を読みたいと思います!
若干、白夜行を感じた。
誰にも共感できないがそれが魅力
母校がプロモーションに使われたため縁を感じて鑑賞しました。
見終わった後、「楽しい」という感情になる映画ではなく、考えさせられる映画です。
特筆すべきはキャストの皆さんの演技です。
素晴らしく、特に杉咲さんは他作品も観てみたいと思うくらいでした。
狂気の役が本当にあっていました。最後の永瀬さんの目と杉咲さんの目が記憶に残っています。
いつもは誰かに感情移入を図らずもしてしまうタイプなのですが、今回はタイトルにもある通り、私は主要三人のどの方にも感情移入せず、共感できませんでした。
「誰が正義か」、明快ではありません。
個人的には結城にも共感しきれませんでした。
やっていることは脅迫ですし、「自分にも父親の事情があるように、2人にも何か事情があったかもしれない」、そう思い至らず恨みに走ったのも、同情はしますが共感まではいかなかったです。
「冤罪」は難しいテーマです。本当に神様しかわからない。
ニュースでさまざまな事件が報道され、それを元にSNSなどで意見が広がります。
当事者でない限り、全てを知ることはできません。
この映画は、他所で起きる出来事に対し、一歩俯瞰的に見る必要があることを思い出させてくれました。
追記
主題歌が「愛し生きること」だそうですね。
音楽もタイトルも映画にピッタリでした。
皆、自分ではない誰かへの「愛」が向けられていた作品でした。
法廷遊戯
法廷物のミステリーと思っていたら、深い人間ドラマだった。
同害報復をテーマとしているなら、馨は愛してる人を失う悲しみを美鈴と清義にも与える事で報復をして許そうとしたのか。同害報復それはお互いを救うことにもなると言っていたので、友人として清義を救いたい思いもあったのかな。罪を抱え込んで隠して生きるのは辛い。最後の清義の空を見ながらの晴れやかな笑顔は自分の罪を認める事が出来、少し救われた気持ちだったのかなと感じた。
美鈴の世界には清義ただ一人。でも、清義の世界には確かに馨が居たんだなと感じるラストカットに涙が出て、主題歌が流れてより涙が止まらなくなった。
色々考えさせられる映画でした。
真っ黒の中に主題歌と名前がただ流れてくるエンディングで、より物語の余韻に浸れて、より考えさせられて、より泣けました
思ったのと違った
単純な法廷ミステリーかと思ったら、そんなことなかった。
思ったより背景が濃い。メインどころのキャラクターの思い、やってきたことが、事件にしっかりと繋がっており、話としてよく出来ていました。
ただ、この映画の一番の見どころは杉咲花さんの演技でしょう。
最初からなんか異質な感じがしていて、最後の面会のシーンで一気に持っていかれました。
可愛い印象の女優さんだったんだけどな。無限の住人の記憶ですがw
望まない最後
気になっていた映画だったので鑑賞!
過去の場面である男性が女性を追いかけてしばらくして2人が階段から落ちたところから始まります。
そして現在。弁護士を目指して法科大学院に通うセイギこと久我清義と同じ学校で法律を学ぶ幼なじみの織本美鈴。
2人の同級生で法科大学院の学生たちが行う無宰ゲームと呼ばれる模擬裁判が行われていました。
その模擬裁判を司る結城馨と共に勉強漬けの毎日を送っていました。
ある時、清義の過去を暴く記事が配られます。
それは清義が児童養護施設の施設長をナイフで刺した殺人未遂の事件のことでした。
犯人を突き止めるも過去のことを知るものが他にもいることを知ります。
美鈴も何者かに脅されていました。
その犯人も突き止めますが誰かに頼まれたと。
しかし犯人は逃げられてしまいその後の脅しは無くなりました。
戸塚さんの演技が強烈でしたね笑
無事に司法試験に合格し、弁護士となった清義のもとに、馨から無辜ゲームをやろうという誘いがきます。
しかし、呼び出された場所へ行くとそこには血の付いた服を着ている美鈴と、すでに息絶えた馨の姿がありました。
無罪を主張し弁護を清義に頼みますが一切口を開かなくなります。
ある面会の時に「ゲームのプレイヤーはあなたなの」という言葉からいろいろ調べさまざまなことがわかり3人の秘密暴かれていきます。
清義と美鈴は親から虐待を受け同じ施設で育ち、支え合ってきた幼馴染。
その施設長は美鈴に性的虐待をしており美鈴を救うために清義はナイフを刺していたのでした。
高校生の頃、痴漢を受けた美鈴を清義が見つけます。
その痴漢相手からお金をつかまされたことをきっかけに2人は痴漢冤罪を起こす罪に手を染めていきます。
そして馨の父親が警察官で痴漢の罪で精神を病み自殺していたことを知ります。
さらに清義と美鈴が痴漢の罪を被せた男性だということにも気づきます。
無辜ゲームの真相は清義と美鈴への復讐でした。
過去のチラシや美鈴の盗聴や脅しの依頼も馨の仕業。
美鈴へ殺人の罪を被せることで
法廷へ引っ張り出し父親の冤罪事件を裁判に持ち込もうとしていました。
事件の様子を撮影した映像が法廷で流され馨が美鈴に対して自分を殺すように仕向けていたことがわかり美鈴の有罪がほぼ無くなりました。
しかしほんとの真相は殺人罪ではなく殺人未遂罪を被せるはずでした。
ですが急所を避けることなく胸にナイフを突き立てられてしまいました。
馨は清義が父親を引っ張り落としたところ見ており清義にも罪を償わせようとしていたことに清義は気づいていました。
そして清義が罪に問われると考えた美鈴は馨を殺して救うことを選びました。
ですが馨は清義に向けて自分の日記が入ったUSBを残しておりそれを見て自首することを選び、清義を守ろうとした美鈴に別れを告げます。
最後は法科大学院で仲良さげな清義と馨の姿、それを眺める美鈴のシーンで終了!
思ったよりすごくいい映画でした!
最後は馨が言ってた通りに美鈴の望まない最後になりましたね…
そしていろいろ考えさせられる映画でした🤔
それぞれの正義、清義と美鈴が互いに守ろうとして起きた事件…
いろんな事実がわかっていくなか観ててなんとも言えない気持ちになりました…
いろいろ繋がっていくところがとても面白かったです!
それに杉咲さんの演技も凄かったです!
もう一度観たい映画だと思いました!
面白い映画をありがとうございました😊
淡々とした語り口
故に眠気を誘う。
冒頭で盛大につまづいたせいもあるのだけど。
脚本は面白いと思うのだけど…。
登場人物が軒並みローテンションで…物語に起伏があるものの、芝居に全く起伏を感じない。
結城の目的はなんとなく分かる。
自身の事件を持ってして、当事者と検察への復讐だろうか。「正しくはない」父の冤罪を勝ち取りたかったのであろう。
ふと思うのだけれども、本件に9年前の事件の遺恨があったとして…つまりは結城の計画であるならば、計画的傷害事件を起こしたキッカケが「父の冤罪」に起因するとしたかったのだろうか?彼はどんな結末を思い描いていたのだろう。
父の冤罪を勝ち得たとして、結城は被告(偽証罪?愉快犯?)となり、美玲は共犯ってとこなのかな?で、9年前の事件に関しては美玲も久我も罪には問われなかったとしても社会的な制裁は免れないような気がする。
美玲にしてみたら、計画に乗っかったフリをして、結城を殺す思惑だったのだろう。
その後、裁判は結城の思惑通りに進み、美玲は事故として無罪となり、結城がいないから9年前の事件への追及も弱まるみたいな事かしら。
久我は…関係性を知らなかったから、体のいい傀儡なような事なのだけども、自身の罪と向き合う決意をしたらしい。で、まぁ、美玲は無罪なままで、後は彼女の良心に任すみたいな結末。
美玲が描いたシナリオにはなったみたいだけども、結局誰も幸せにはならなかったのだろうなぁ。
とまぁ、ストーリーテラーである主人公が傀儡なわけで、彼と一緒に物語の真相をって事なのだけど、彼が無機質みたいな状態で…自身の罪の輪郭がどんどん濃くなってく後半でさえそのままんまで始末が悪い。
んで、物語のキーも後出し状態が多くて…萎える。
無罪が確定した時の美玲も異常だよ。
結構、抑えた感じでやってたのに、高笑いって…なんかぶち壊しなような気がせんでもない。
1番異常だったのは、冒頭の無辜ゲームの原告だったけどね。こいつも法曹科の生徒なんだよねぇ、違うのかな?頭の悪さ120%のキャラだった。彼のオーバーアクションで、この作品への興味が8割失せたと言っても過言じゃない。
で、その後のビラ配りの無辜ゲーム。
そのトリックに気がついたとして、犯人が彼の根拠が分からない。そもそもクラス単位で仕掛けてるならあんな仕込みが必要なのだろうか?剥がせと号令をかけた人物か彼のプリントを剥がした人物はいるはずである。
そして何の根拠も示されぬまま冒頭のオーバーアクションの偏差値低そうな人が犯人になった。ここで更に1割興味を削がれた。
その後、残念ながら持ち直す事もなく…ひたすら眠気と戦ってたなぁ…。
また、機会が巡ってきたら見てみようと思う。
美玲じゃなくて美鈴だった…コレだから老眼は😓
▪️追記
9年前の事件だけれど…刑事って身分であっても、あんな風に被害者面する女性の言い分が通ってしまうのだろうか?
例えば、マスゴミが過剰な報道をして世論がヒートアップしたとして、あの父親には父親なりの信頼があったはずだ。会社つまりは警察内部での。
監視カメラとかもなくて、やってない事の証明が不可能だから、女性の証言が優先されるってシステムなのかな。+SNSでの拡散…。
だとしたら、女性は法に守られた示談という名の合法的な恐喝が可能って事になるよなぁ…。
私服の刑事で勤務中というか任務中みたいな事でも覆せないんだもの、一般人には到底無理だよね。
やってない事をやってないと言い続けたらどうなるんだろう。法廷とかにまで行くのかな。自白さえしなけりゃ「やった事の証明」も出来ないんじゃなかろうか。
たぶん関係者は言うよね。
争うよりも示談でお金払った方が、金銭的にも時間的にもダメージは少ないって。ホントにそうなのかな?
なんかお金よりも時間よりも大切な何かを失いそうな気がする。
…フィクションだよね。
こんなシステムはリアルには存在しないよね。
実にモヤッとする…。
面白かった!
•杉咲花の最後の叫びめっちゃ怖くて良かった!普通じゃない感じがして、、きっとやり直せるという言葉があんな悲しい捉え方になるとは、
•ミステリーの要素もすごい面白かった!
現代の三方一両損は等しく絶望的
いつもはネタバレにならないことしか書かないし、以下がネタバレかは微妙と言うか個人的にはセーフと思ってますが、一応、結末に関わることを書いてるのでネタバレありにしておきます。
無辜ゲームと呼ばれる「うさ晴らし」から始まる本作。投げかけられる冤罪と無罪の違いとは何かという問い。司法とは何か、正義とは、償われるべき罪と罰とは。「考えさせられる」というレビューが多いようですが、落とし所がない問題でもあるので難しい。
同害報復。野蛮と言われるハムラビ法典ですが、あれは過度な報復を抑えるものなんですよね。ただ、それが成り立たないのは歴史が証明するところ。某顔芸ドラマのセリフではないですが、人は受けた痛みをそれ以上にして返したいもの。世界中が憎悪の連鎖でがんじがらめ。そもそも複雑化した現代社会で何をもって同害とするのか。「無敵の人」問題を見ても解決できるわけがない問題なわけで、いつ冤罪に巻き込まれるかも分からない。たとえ冤罪でも疑われること自体が問題と叩かれる。
結局、彼は結末がわかっていて選択を委ねた。その結果が産んだのは絶望。関わった3人ともが絶望を抱えてしまったように感じる。ある意味、対価を得るには代償が必要なのか。
ただ、裁判員二号さんの下りはよく分かりませんでした。原作読めば分かるんですかね?
キャストが新鮮
で良かった、柄本センセイもちょっと捻ってたし。杉咲花良かった、特に面会時のすっぴん? と手のひら。元気のない主人公も合ってた。
ただラストがなぁ、主人公のあの独白で締めくくられても・・弁護士辞めて自首するのか?
法廷遊戯
主要3人の在り方が良い
杉咲さんの圧倒的な狂気を孕んだ演技、北村さんの安定した中に少し不気味さを含んだ演技、永瀬さんの静かな憂いのある目と表情の演技 どの方も役にはまっていると思う
それぞれが心に思う正義に基づいてした行動が誰かを助けて誰かを傷つけてしまうことに胸が痛い
それでも前を向いて生きてゆくことを選んだ清義の最後の表情とエンディングの主題歌に希望が感じられて良かったと思う
静と動の対比が素晴らしい
花ちゃんの動の激しい演技と廉君の静かな
中に激しさがある演技の対比が素晴らしいく
一見、1番まともに見える匠海君のうちに秘めた激しさがかき混ぜていくのが何ともいえなく
考えさせられるし、考えても正解が出なくて
苦しいけれど、エンディングのKing&Princeの
愛し生きることで救われた気持ちになる。
何回観たら答えが出るのかな?
法律は人を救うことが出来るのか
原作ファンです。
五十嵐先生のこちらの本、映像化されると聞き、そんなの無理やん?とちょっと疑問に思ってましたが。
予想以上に若い3人が好演されていました。
杉咲花はやっぱり上手い。最後、素晴らしかったです。
幼少期はモノクロだった世界が、あるタイミングで色付き始めます。おそらく、子供を持つ女性なら、ミレイの狂気に共感できるものがあるのではないでしょうか。
少なくとも、自分にはミレイの狂気が理解できないとは言いがたいです。
だからこそ、恐怖を感じます。
おちょやんが素晴らしかったので、花ちゃんの影のある役をどうしても見たかったのですが、満足。声を荒げる杉咲花が苦手だ、という方は回避したほうがいいかもしれませんね。
永瀬廉、北村匠海はこの二人はとにかく、とにかく声がいい。
永瀬くんは、朝ドラでもそうでしたら、どこか儚い空気を纏っていますね。今回は受けに徹していました。彼の背中のアップが多く、怒り、悲しみ、絶望などを表していて非常に良かったです。
北村匠海くん、大好きな俳優さんですが、出ている時間は多くはありませんが、あの孤高の雰囲気をこの年代で演じられる稀有な俳優さんですね。出てこないシーンも、常に馨の存在は頭から離れません。
-0.5は大森南朋の使い方。もったいない…。ただ、五十嵐先生と監督のインタビューを読んで腑に落ちましたが、それを読んでないと裁判員裁判にスポットも当てられているということが、分かりにくいかもしれません。
おそらくターゲットは若い方も含まれると思います。
若年層に法律は付き合いにくいジャンルかもしれません。「知識をつけなくてはいけない」という、劇中の言葉には最大限に共感出来ます。今は成人が18歳に引き下げられました。是非とも法律という、少し馴染みがないかもしれませんが、幼少期から民法など簡単な法律は学べるような環境にあるといいのではないかと思いました。
法律は、人を救うことが出来たのか、見終わったあとも考えさせられます。
自分は法学部ではありませんでしたが、大学時代に裁判の傍聴など行ったりしてましたので、過度な裁判長!と大声で叫んだりするシーンが無いのが逆にリアルで良かったです。実際の裁判って、割と淡々と進みますからね。
予告に反して内容は重いです。原作も是非とも読んでいただきたいです。
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