法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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イメージと違った(良い意味で)
ポスターや予告編のイメージで観に行くと「思ってたのと違う」と感じると思う。
重い話だし、とても静かにストーリーが進行していく。
出演者もみんなしっかりしているので、イメージよりだいぶ大人向けの映画だと思った。
2回観てみるとさらに面白かった。
原作の良さが半減
原作ファンにはおすすめできない。
400ページ超の長編ミステリーで映画化も楽しみにしていたのに、90分強で描ききれるのかと心配していたのが的中…。
登場人物が削られるのは仕方ないとはいえ、キーパーソンの描き方も雑、美鈴の過去の行動にまつわる描き方も中途半端。
あと自習室と無辜ゲームでのストンプも、必要だったのか…本当に残念な作品だった。
杉咲花さんの演技は狂気的な部分も含め良かった。
大切な人大切なことを考えさせられる映画です。
法を学ぶ3人の同級生の過去が複雑に絡み合っているミステリーです。
しあわせって何だろうと考えてしまいます。
賢者の櫛の物語を思い出しました。
誰かを強く思い、誰も幸せになれていない反面、願いは叶っているようなそんな映画でした。
エンドロールで流れる主題歌も映画に寄り添い世界観を盛り上げていました。
オススメできます!!
予告を見ると法学部の学生の軽めなミステリーと感じるかもしれませんがまったく違います!
重めでズッシリ、見終わったあとに感情移入してちょっと苦しくなるほど。3人の演技がそれぞれとてもよかった。永瀬さんはアイドルでありながら、暗めで影のある庇護欲をかきたてられる役がとても似合いますね。3人の過去や思いが絡んで、何が正義であるのか色々考えさせられる作品、ぜひ見てほしいです!!エンドロールに流れる主題歌にもグッときました。
みんな演技はよかった
ちょっとストーリーが予告編を見た期待以上の意外性を感じなかったのと、ちょっと分かりにくい急展開に感じた。
原作読んだら理解深まるのかな?
永瀬くん、北村くん、杉崎さん、みんな演技がよかったので引き込まれてみてました。
(11/15追記事項あり、末尾参照)ほぼほぼ無条件で推せる、今週おすすめ枠。
今年380本目(合計1,030本目/今月(2023年11月度)12本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
さて、今週本命枠に来るんじゃないか(対抗はマーベル?)と思われる一作です(競馬新聞ではないけれど)。
結論から書けば、「ほぼ無条件で推せる、一部わかりにくい点、問題提起に踏み込みが足りないのでは?と思える点もあるが、大衆映画という観点では極端に引けない」というものです。なお、私は行政書士試験の合格者のレベルです(この映画、すごいことに弁護士の資格を持たれている方が監修されているそうで、きわめて正確に描かれています)。
映画の趣旨としては「無罪」と「冤罪」のはざまを描くもので、このことは一般常識の範疇でもあり知っている方も多いかなと思いますが、それを問題提起の形で踏み込んで描いた作品は案外多くなく、この点評価は良いかなといったところです。少なくとも法律系映画という観点では2023年、あと1.5か月ありますが、ほぼベストといったところです。
こうした高度な知識を扱いつつも法律ワードは少な目で見る方を選ばないこと、見た後の感想もある程度は分かれ得てもはっきりとはすること(極端に変な結論にはならない、ということ)等あり、良かったかなというところです。
以下、採点は以下の通りですが、どうしても資格持ちは気にするので…。
ただ、以下「映画で扱っていない補足的な部分」もあるので参考にしていただければ…。
4.8以上あるので七捨八入でフルスコア切り上げにしています。
(減点0.1/司法試験の科目について)
「司法試験は、憲法、行政法、民法、民事訴訟法…を問うもので、年間に~万人が受験し…」という最初の紹介の部分です。
この中で「行政法」はこの説明だと「行政法」という一つの科目があるように見えますが、ほぼ行政書士試験の「行政法」の科目と重なります。いずれにせよ「行政法」という一つの法律があるのでは「ない」ので注意です(ここは勘違いする方が多い)
(通常「行政法」と扱われ試験に出るもの) 行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法、ほか個別のメジャーな行政法規(著作権法ほか)
(減点0.1/「無罪」と「冤罪」のはざまにあるもの)
どうしてもリアル日本、あるいはこの映画の描き方だとその2つに目が行きがちですが、日本には「免訴」というものがあります。「証拠などに乏しくそれ以上裁判をしても仕方がないので打ち切る」というもので、一般に被告に有利に働きます(ただし例外あり)。
(例/高田事件/1972年(昭和47年)12月20日(最高裁判例より一部引用))
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審理の著しい遅延の結果、迅速な裁判の保障条項によつて憲法がまもろうとしている被告人の諸利益が著しく害せられると認められる異常な事態が生ずるに至つた場合には、さらに審理をすすめても真実の発見ははなはだしく困難で、もはや公正な裁判を期待することはできず、いたずらに被告人らの個人的および社会的不利益を増大させる結果となるばかりであつて、これ以上実体的審理を進めることは適当でないから、その手続をこの段階において打ち切るという非常の救済手段を用いることが憲法上要請されるものと解すべきである。
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また、次のような判例もあります。このことは何も戦後の混乱期でもなく、日本において治安維持法が制定されていた当時、違法に処罰された人々について何ができるか?を示したものです。
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本件に適用される旧刑訴法等の諸規定が,再審の審判手続において,免訴事由が存する場合に,免訴に関する規定の適用を排除して実体判決をすることを予定しているとは解されない。これを,本件に即していえば,原確定判決後に刑の廃止又は大赦が行われた場合に,旧刑訴法363条2号及び3号の適用がないということはできない。
再審の審判手続につき,これと別異に解すべき理由はないから,再審の審判手続においても、免訴判決に対し被告人が無罪を主張して上訴することはできないと解するのが相当である。
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↑つまり、国家的な救済により免訴が確定すると、それを不服として無罪を主張して上訴(控訴、上告をまとめて言う語)はできない、というものです( 平成20年3月14日/いわゆる「横浜事件」)。
※ 国家賠償法に基づいて違法な取り調べ他について別途裁判を起こせるか?という「狭間」「補償の谷間の問題」と呼ばれるもの。
実はこのように「国によって強制的に裁判を打ち切られると何もできなくなる」というケースが存在し(ただ、レアケースではありますが)、その点にも多少は触れていただければ…といったところです。
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(追記/減点なし/参考/映画内の途中で出てくる人物に証言拒否権はあるか?)
・ 結論から言うとありません。民事と刑事として事情が異なります。刑事事件は「罪なきものを罰せず、罪あるものを逃さず」という立場にたつため、一定の制限列挙にあがるもの以外に証言拒否権はありません。
(記者証言拒否事件/昭和27年8月6日)
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…刑訴149条に列挙する医師等と比較して新聞記者に右規定を類推適用することのできないことはいうまでもないところである。それゆえ、わが現行刑訴法は勿論旧刑訴法においても、新聞記者に証言拒絶権を与えなかつたものであることは解釈上疑を容れないところである。
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要は「有罪無罪を決めるにあたって最低限保障されるもの以外は協力せよ」ということです。
(参考/刑事訴訟法第149条)
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医師、歯科医師、助産師、看護師、弁護士(外国法事務弁護士を含む。)、弁理士、公証人、宗教の職に在る者又はこれらの職に在った者は、業務上委託を受けたため知り得た事実で他人の秘密に関するものについては、証言を拒むことができる。
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↑ 上記のことは類推解釈されないから、行政書士や司法書士には拡大解釈も類推解釈もされない。
花ちゃん頑張らせすぎたか
最初のむこゲームで異常なテンションのスタートがなんじゃコリャ感を引き起こしながらだったのが残念。
むこゲームがもっと面白いゲームなのかと思いきや。法科大学院まで行く人間があんなしょーもないゲームするわけ無いやんとかおもいつつ。
ストーリーも俳優陣も頑張ってただけに所々何故そんな非現実的すぎるしょーもない演出にこだわってしまったのかが残念だったか。
全体的には原作でも感じられるおお!なるほど!なストーリー展開はあり面白かったんですが。
花ちゃんもちょっと怪演過ぎてアクが強すぎたかもね。
ジャニーズもいい演技やった。
でももっと良く出来たんじゃないかなー。と思いました。
犯罪と免罪は表裏一体みたいな事を表現していた感じの作品。 本年度ベスト級。
人生って偶然に偶然が重なっているって思わせる感じの作品だった。
杉咲花&北村匠海さん目当て。
これに加え永瀬廉さんが加わった3人の壮絶なストーリーって感じ。
杉咲花さんと永瀬廉さんと出会いが偶然。
北村匠海さん役のお父さんの事故も偶然。
そこにいた北村匠海さんも偶然。
そんな偶然の重なりから登場人物達の人生がマイナスに動いてしまった感じ。
登場人物の幼少期からの壮絶なストーリーで何の血の繋がりもない3人。
その3人が偶然なのか必然なのか、同じ法科大学院で法律を学び、北村匠海さんが死んだ理由を裁判で明らかにする展開に引き込まれた。
そんな中、杉咲花さんの演技の迫力に圧倒される。
唇のアップ映像に引き込まれる(笑)
ハッピーエンドでは無い結末で、色々と考えさせられる作品だった印象。
法科大学院ってホントにあんな感じなのか気になる。
無辜(ムコ)ゲームって本当にやってるのか?
でも一番気になったのは大学院生は終始真面目で笑顔は不要なのか?
気になります( ´∀`)
ただのアイドル映画ではない!
アイドルが主演という事で、申し訳ないがあまり期待はしていなかったが、想像以上に重厚な映画で驚きだった。
そして、想像以上に引きずっている。
3人のそれぞれの正義からくる行動は大切な者を守るため、しかし、それは全てが許されるものではない。
自分にとっての正義とは何か、今も非常に考えさせられる。
永瀬さん、杉咲さん、北村さん、それぞれの配役がハマっていると感じた。
永瀬さん、杉咲さんの接見室のシーンは凄かった。
近年稀に見る素晴らしい作品
画面が今昔と交互に変わっていくんですが絶対見逃したら損ですよ、息を止めて一部始終を感じながら見ないといけない初めて感じる作品でした
その中セイギ役の永瀬廉の目の演技は特に見落とさない様に本当に次を背負う役者です
最後までドキドキして、体感1時間
主要キャストの3名が素晴らしく、引き込まれます。最後までドキドキが止まらず、最後に流れる主題歌「愛し生きること」で救われるとともに涙が溢れてきました。3人それぞれの立場でもう一度観たいと思います。
映画の世界に引き込まれる
先行上映、公開日と観てきました。モノクロの過去から始まる物語。暗めの映像が多いのはこの物語の登場人物達が闇や影の部分を抱えているからでしょうか。
主演の永瀬廉くん、杉咲花ちゃん、北村匠海くん、3人とも笑顔の裏の重いものを、ふとした表情にチラつかせるのがとても上手い。自分の中の正義や守るべき人、を深く考えさせられる映画でした。
展開が面白く、出演者がそれに応えてる映画
原作を読んでいないのですが、おそらく面白いのだと思います。そして、その原作の展開の面白さ、イメージを壊さずに永瀬廉君、杉咲花ちゃんが巧みに演じているのだと思いました。すべてが分かった時、もう一度見直したくなる映画です。
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