「D社の正統派なファミリー映画」ホーンテッドマンション カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
D社の正統派なファミリー映画
前作の主演エディ・マーフィーに引き続き、本作主演もアフリカ系俳優のラキース・スタンフィールド。
監督もアフリカンアメリカンのジャスティン・シミエン。
舞台も黒人差別の根源となった奴隷制度の中心地だったルイジアナのニューオリンズとディズニーの何らかの意図が透けてみえる。
ジャスティン・シミエンはカリフォルニアのディズニーランドでキャストをやってたくらいホーンテッドマンションが大好きだそうで、こだわりの高い再現性はファンにはたまらないのだろう。
大人から子供まで楽しく観る事ができる終始毒のないソフトタッチで、愛と自己犠牲でみんなで力を合わせてお化けを退治しましょうという道徳の時間に観ても良いくらいの優等生的な作品。
霊媒師役のティファニー・ハディッシュは「マッシブタレント」、「カードカウンター」などつい最近観た映画に出演しており売り出し中のようだが良い味を出している。
トラヴィス役の男の子は子供の身体に大人の顔が乗っかってるようで少し怖かった。
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